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令和7年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:中野 隆良

高校名 愛知県立一宮工科高等学校  建築デザイン・都市工学科 1学年 39名
授業実施日 令和7年10月31日(金)
見学現場@ 名工建設株式会社
名工建設総合技術研修センター新築工事
見学現場A 名工・丸中・秋田JV
総合治水対策特定河川工事(大山川調整池本体1号)

実践報告:

 選科前の1年生を対象とした現場見学だったので、建築系の研修センター工事現場と土木系の貯水施設工事現場の2カ所を見学させていただき、建設業に関する理解がより深まりました。どちらの現場もお忙しい中、とても丁寧に説明していただきました。建設系では研修施設として日本最大級の木造建築の現場を見学できました。また土木系では建設現場が中部地方の災害拠点になる工事の一環であることを知りました。今回の現場見学では生徒達が目を輝かせて見学していました。学校生活では体験できない貴重な経験ができ勉強になったと思います。愛知県建設業協会並びに名工建設の関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

見学風景
見学写真1 見学写真2

現場見学会 生徒感想

建築デザイン・都市工学科 1年生

 授業の一環で工事現場の見学に行きました。普段は近くを通るだけで中に入ることはないので、実際に現場の中を見るのは初めてでした。作業員の方々が安全に気を配りながら、協力して作業を進めている様子がとても印象的でした。説明では建物が完成するまでに多くの職人の人が関わり、綿密な計画とチームワークが必要だと聞きました。図面だけではわからないスケールの大きさや、現場で働く人たちの責任の重さを感じました。
 見学を通して、建設の仕事には専門の知識だけでなく、周囲との連携や安全意識も欠かせないことを学びました。日常の中にある建物や道路の裏には、多くの努力があることを改めて実感しました。


建築デザイン・都市工学科 1年生

 今回の見学では最初に名工建設の建築現場を見学させていただきました。建築していたものは総合研修センターという建物でとても大きく、中には生活するエリアもありました。一部屋に四人で生活できる部屋がいくつもあり、完成後の姿を想像すると、とても楽しみです。見学したときは、まだ木造やコンクリートの骨組みの段階で、中には鉄骨の足場があって、その上で仕事をしていたのですごいと思いました。現場では安全面にも細かく配慮されており作業員の方々が協力しながら進めている姿が印象に残りました。  次に総合治水対策特定河川工事の現場では、川の水があふれた際に使われる貯水池を造っており、完成したら入ることができない場所に入ってみんなで写真を撮り、とても貴重な体験となりました。実際に現場を見学したことで教科書では分らないようなことをたくさん学べました。今回の見学を通して建築や都市工学の仕事の重要さを改めて感じ自分も将来こうした仕事に関わりたいと思いました。この経験を今後の授業に活かしていきたいです。


建築デザイン・都市工学科 1年生

 今回の現場見学では、とても貴重な体験をさせていただきました。例えば、滅多に入ることのできない建設現場の中や、もう二度と入ることのできない河川工事の現場を見学できたことです。
 建築の現場では約150人の職人さんが働いていると聞き、想像以上の人数が携わっていることを再確認できました。授業で製図を描いたものが実際に実現されているという実感が湧いたので、製図というのはミスが許されない重要なものだということを改めて理解することができました。また女性の方々も想像よりいて、時代の変化を感じました。
 河川工事の現場では、二度と見られないようなものを見られて興奮しました。それに自分の身長よりもはるかに高く、とても広い空間を見てすごいと感じました。どのように柱が繋がっているのか不思議でしたが、その質問にも答えていただけたのでとても良かったです。結果的にとてもいい勉強となりました。今回の現場見学で、さらに建設が好きになり魅力を感じるようになりました。


建築デザイン・都市工学科 1年生

 一つ目の名工建設総合技術研修センターは名工建設さんの挑戦ということで木造の建築でした。法律上、一部コンクリートの部分もありましたが、木の壁の模様となるようにするという細かな工夫があって驚きました。目玉となる実習棟の大空間は、柱が通常より大きく、天井は45度傾けた格子状の天井となっていました。また耐久性、費用、デザイン面でも優れており非常に興味深かったです。大変だった部分として雨で木が水を吸ってしまうという難しい問題がありました。全体としては建築、土木の他に鉄道関係の勉強もでき研修センターでの生活も不自由ないもので非常に良いものだと思いました。
 二つ目の名工さんとその他二社の手掛ける調節池では、川の水の量を調節し洪水を防いで住民の命を守る重要な施設でした。池は地下にコンクリートブロックを置いて造られ、内部は大きな空間が広がり、まるでダンジョン(ゲームの地下迷宮)のようで胸が高鳴りました。また調節池は住宅が集まる場所にあるため、付近の住民を対象とする見学会を行ったり、現場を自分の目で直接見られるベンチがあったりと住民の配慮が多くあり感銘を受けました。まとめとして、どちらも現場の方々も温かく思っていた現場のイメージが変わりました。また様々な現場の工夫があってとても勉強になりました。


建築デザイン・都市工学科 1年生

 現場見学では多くの人が力を合わせて建物を造っていてすごいと思った。大きな建物を木造建築で造っていることを知った。また環境への対策もしており木材はCO2の排出量が鉄骨などにくらべて少なく炭素を貯蔵する効果もあり、環境への負荷の低減に大きく貢献していることがわかった。研修施設を造るために多くの業種の職人さんが関わっていて大変だけど面白かった。
 都市分野の見学はとにかく規模が大きくてすごいと思った。建設現場の中に入ったときは洞窟に入ったみたいな感じがして面白かった。貯水場の上に消防署をつくると知った時は安全なのかと思ったけど大きくて水があふれることはなさそうだと思った。現場監督は建設するために話し合いなどをどのように進めるか、費用をどのように抑えるかなどを考えて仕事を進めることを知ってすごいと思った。今回の現場見学でいろいろと知らないことを学ぶことができた。

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