閉じる

令和6年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:松田 義治

高校名 愛知県立一宮工科高等学校 建築デザイン・都市工学科 1学年 36名
授業実施日 令和6年10月21日(月)
見学現場@ 徳倉・ヒューテック特定建設工事共同企業体
愛知県営清水住宅PFI方式整備等事業(2期工事)
見学現場A 鈴中工業株式会社
知多浄水場構造物耐震補強(その2)工事

実践報告:

 選科前の1年生を対象とした現場見学だったので、建築系の集合住宅の工事現場と土木系の浄水場の工事現場の2カ所を見学させていただきました。どちらの現場もお忙しい中、とても丁寧に説明していただき、更に足場の上や浄水場の中も見学させていただいて、生徒達も目を輝かせていました。学校生活では体験できない貴重な経験ができ勉強になったと思います。愛知県建設業協会並びに徳倉建設株式会社、鈴中工業株式会社の関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

見学風景
見学写真1 見学写真2
見学写真3 見学写真4
見学写真3 見学写真4

現場見学会 生徒感想

建築デザイン・都市工学科 1年生

 建築系の現場では、安全のためにハーネスのなどの注意事項が書かれていて、工事が安全第一で行われているのが分かった。建物に意外と多くの鉄筋が使われていた。その鉄筋を運んで組み立てるところも見たかった。柱の接続部をずらすのは強度を強くするためだと分かった。
 土木系の現場では、この工事に50社ぐらいが関わっていると聞いて、工事は異なる能力を持った沢山の人たちが必要だということが分かった。水色の塗料を塗る工程では、機械が通るために上部から塗って、下は後から塗るなどの工夫がされていた。
 2つの現場見学をして学んだこと、分かったことは、安全第一でやっていることです。現場の足場に上がらない時でもヘルメットの着用を呼びかけたり、壁に注意事項が書かれているなど、現場は危険なのかなと不安もありましたが、安心することができました。さらに、現場で働く人のやりがいを知ることができました。建物を建てた後の、周りの住民の人たちの声がやりがいだと聞き、現場で働くのも良いなと思いました。これから沢山の現場や職場を見て、どのようなところで働くか決めていきたいです。


建築デザイン・都市工学科 1年生

 建築の現場では、1つの建物を建てる時でも、大工さん・水道屋さん・電気屋さん・ペンキ屋さんなど、様々な専門の人がやっていて、30社ほどその建物に関わっていると分かった。柱の鉄筋の継ぎ目も、同じ高さにしてはいけないなど、それぞれしっかりと決まりがあることを知った。
 土木系の現場では、地下の水槽の部分は、地震や重さに耐えるために、一定の間隔に柱が設置されていた。水槽なので水色のペンキで塗装していた。1ヶ月であの面積を塗り終えられるのがすごいと思った。ペンキの匂いがマスクをしていても臭かったので、大変そうだけど作業は楽しそうだった。
 鉄製の階段を上った時、グラグラして足場が不安定だった。建築の現場の方は2階であの高さだったので6〜7階だと、もっと怖いと思った。思っていた作業と違うことも多かったので、この見学を活かして、選科しようと思った。建築も土木も「物を造る」ことは同じだけど、規模が違うのでどちらを選べば自分の得意を活かせるかを、今後の授業で考え、一番良い選択ができたら良いと思った。


建築デザイン・都市工学科 1年生

 建築の現場では、身体を使い危険な作業や高い場所での作業が多く、知識や身体の使い方を覚える勉強をしないといけないと思った。周りを見た時、電線など作業中に触ってはいけないものを見分けられる必要があると思いました。安全を心掛けていて作業が速く、とてもすごかったです。
 土木の現場では、浄水場の見学に行きました。ペンキの作業をしていました。匂いが強く、マスクを着けての見学となりました。息もしづらく、その中でペンキを塗っている作業員の人たちはすごいと思いました。この作業も身体を使った作業ですが、難しいので、沢山の勉強が必要だと思いました。
 全体の感想として、土木も建築の作業もどちらも大変で、身体をケガする危険があること、いろいろな危険があることを気づかされました。安全に作業をするために勉強を沢山するべきだと思いました。今回の見学では、作業の大変さ、完成した時の嬉しさ、達成感など、とてもやりがいのある仕事だと思いました。建設会社に就職した時、自分もこのような作業をできるか少し不安になる気持ちもあり、ワクワクする気持ちにもなりました。


建築デザイン・都市工学科 1年生

 建築の現場では、溶接や電気関係など色々関わっていることを知った。マンションなどを建てるのに30社ぐらいが関わっているから、沢山の人の手で造られ、沢山の人に支えられていることを知った。柱の鉄筋の溶接箇所がバラバラになっていた。話を聞くと溶接した箇所は耐性が弱いからバラバラにしているとのことだった。何p間隔かも決められているから、それもちゃんと意味があるものだと思った。
 土木の現場では、飲み水は地上で管理しているものだと思っていたけれど、地下で管理していることを初めて知った。壁が水色なのは見映えが大事と言っていて、確かにと納得してしまった。壁が茶色だったら、水が濁って見えてしまうし、赤色だったら何とも言えないしってなるから、いくら見えないところでも見映えは大事だなと思った。
 普段、外側から見ているものを内側から見られてとても興味深かった。現場には無駄な動きや物がないし、みんなテキパキと作業していたからかっこいいなと思った。少しのミスが命取りになるから緊張感が走っているなと感じた。色々なスペシャリストのおかげで、自分達が生活できているから、建築関係の仕事もかっこいいなと憧れが生まれた。公務員でも人を直接助けれるけど、建築などは裏から助けられるから、縁の下の力持ちだなと思った。公務員になりたいと思ったけど、建築関係もいいなと今日の見学で思った。


建築デザイン・都市工学科 1年生

 建築の現場では、足場を上って説明を聞きました。話を聞いてたら建築士ってすごいなって思いました。実際の現場の足場を上ったら、初めて見る光景でとてもワクワクしました。それに、ボードを見たら作業時間が1万9千時間くらい行っていて、もうすごすぎると思いました。
 土木の現場では、浄水場の地下に入って、初めての体験ができてとても楽しかった。匂いは結構きつかったけど、何とか耐えることができました。土木の現場も大変だなと思いました。
 改めて思ったこととしては、やっぱり現場の人たちは、すごくかっこよくて、尊敬レベルですごかったです。あんな機会はそうそうないので、また機会があれば是非見に行ってみたいです。


閉じる