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令和5年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:山下 隆志

高校名 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 1学年 40名
授業実施日 令和5年10月19日(木)
見学現場@ 太啓建設株式会社
令和4年度155号豊田南BP逢妻地区道路建設工事
見学現場A 山旺建設株式会社
たん水防除事業 生田第2地区 機場工その1工事

実践報告:

 午前は、豊田市内のバイパス工事現場を見学しました。概要説明を完成後車道となる建設中の橋桁上で聞きました。その後、橋台、ボックスカルバートの見学、CIMを使っての工事説明、VR体験等で理解を深めることができました。将来パイパス下の道路となるボックスカルバートの空間では、その広さと高さに驚いていました。また、CIMによる3次元化によって工事の様々な場面を再現化できることに関心が高かったようです。
 午後は、西尾市一色町内のたん水防除事業の排水機場の建設工事現場を見学しました。この工事は愛知県の西三河農林水産事務所の管轄です。市街化や地盤沈下などが原因で排水条件が悪化した地域を対象に、主に農作物の湛水被害を未然に防ぐために排水機場を建設します。工事は、まだ初期段階で新規排水機場の施工区域の締切矢板工を設置していました。長い矢板が機械の力で圧入されていく様子やクレーンと圧入機械が矢板上をシャクトリムシのように移動していく様子に生徒達も感心していました。派手な建造物ではありませんが、生活に欠かすことのできない重要な施設だと生徒達も理解しました。
 今回の見学会で建設業について理解が深まるとともに、興味関心が増したと感じました。見学を受け入れていただいた国土交通省名古屋国道工事事務所ならびに太啓建設株式会社の皆様、愛知県西三河農林水産事務所ならびに山旺建設株式会社の皆様に感謝いたします。

見学風景
見学写真1 見学写真2
見学写真3 見学写真4
見学写真5 見学写真6

現場見学会 生徒感想

環境デザイン科 1年

 土木工事と、たん水工事の見学をした感想は、とても興味深いものでした。
 初めに、土木工事の現場では、作業員の人たちが計画に基づいて構造物を建設していく様子にすごいなと思いました。巨大なクレーンや重機を使って、鉄骨やコンクリートを組み上げることは、とても印象的でした。作業員の皆さんは、素晴らしい判断力と高い技術を持って作業を行っており、かっこいいなと思いました。
 次に、たん水工事の現場では、排水機場が建設されているところを見学することができました。作業現場に水が入らないように、矢板を設置したり、矢板に重機を乗せて作業をしていることに驚きました。水量や、水流の調整が行われている仕組みも分かり、とても興味深かったです。
 見学を通じて、土木工事とたん水工事は社会を支える重要な役割を果たしていることを改めて感じました。作業員の皆さんの努力と技術によって、世の中の暮らしは、安心安全がつくられているのだなと感じました。
 今後、建築関係の仕事に、従事することを決める際には、今回の現場見学で学んだことをしっかり生かして頑張っていきたいです。


環境デザイン科 1年

 僕は、今回の現場見学会を通して、二か所の工事現場がいつどんなふうに役に立っているのか勉強できました。しかし、まず、普通の生活ではできないような貴重な経験をさせてもらえたことを、とても嬉しく思っています。
 一か所目の工事現場では、橋について詳しく教えてもらいました。ここでは、一番シンプルである「けた橋」の工事を見せてもらいました。パンフレットにのっていたものの中では、一番シンプルでしたがものすごく多くの工夫がされていて、これが橋を長持ちさせるためのコツなんだと思いました。昔は、川を渡るのにも命をかけるほど危険だったことを聞き、今は、当たり前のように橋があって、それを安全に渡れるので、ありがたいことだなと思いました。二か所目の工事現場では、たん水防除事業をみせてもらいました。工事名だけを聞いたところで、僕には内容はさっぱり分かりませんでしたが、内容を理解した時、僕たちとは直接的ではないですが、とても大事な工事だと思いました。この工事は、海沿い且つ、水の上での作業だったので、まずは、安全な足場を作ることもあるそうです。大型の機械を作って人間の何倍もの大きさの矢板を水中にさしているところを見た時には、何mもの大きさのものが水面から2mほどまで沈むのかと、とても驚きました。そしてこの見学は、現場の方たちが、僕たち学生の見学のために時間を空けてくださったので、印象良く楽しむことができました。
 今回見学させていただいた経験が、とても貴重だったことを忘れず、将来の夢を決める手がかりとして、しっかり覚えておきたいと思います。


環境デザイン科 1年

 私は普段、工事現場や新しくできた道路を見ても、「大変そうだなあ」や「新しくできてる」としか思いませんでした。ですが、今回の体験を通してとてもすごいことだと実感しました。
 1つ目の場所では、道路建設工事を見学しました。そこでは模型と一緒に説明をしていただきました。安全に作業するために、矢板を打込んで、土砂崩れや川の浸水を防いでいたり、大きい橋桁というコンクリート構造物を、120t級の大型クレーンで架けていたりと、資料を見てとてもわかりました。また、作業の効率化と細かいところまで丁寧に行うめにVRを使用していました。VRをとても上手に使っていてすごいと思いました。現場が、近所なこともあり、普段より、現場の様子を気にして見ていました。土木工事は身近なものだと、改めて見学を通して思いました。
 2つ目の場所では、たん水防除事業を見学しました。私たちが歩いていた足場が、BUウォール工法という石を敷き詰めて作った足場だと知って、驚きました。主に接岸部の作業を見ました。鋼矢板を持ち上げて、他の矢板に長さを合わせていました。段差がなく、とてもきれいに揃っていました。
 身近ですぐに見れる工事でも、海の近くの工事であっても、とても大変なことだと改めて思いました。自分が理解しても、分からなったとしても、将来に使っているものかもしれないと思うと、とても貴重な体験をさせてもらえたと思います。見学前は、建設工事にあまり興味がなかったものの、今回の体験を通して、私たちの生活に欠かせない事業だと興味を持ちました。これからの学びにこの体験を生かして頑張っていきたいです。


環境デザイン科 1年

私は、今回、貴重な建設現場の見学をすることができ、とても嬉しかったです。現場見学会を通して、建設業界に対する意識や見方など、様々なものが変わりました。私は、今まで、建設業にあまり興味はありませんでした。家族とドライブをしている時、工事中で道路が片側一車線になっていたり、街中で工事現場を見た時、私は興味が湧かず、何も特別な感情を抱くことはありませんでした。しかし、前述したとおり、現場見学会を通して、私の建設業に対する意識や見方は変わりました。現場で、作業員の方はこう仰っていました。「蛇口をひねって、当たり前の様に水が出るのは建設業のおかげ」建設業はただ単に道路をつくったり、水道を引いたりしているのではなく、社会基盤を整備し、私たちの生活、社会活動がより円滑に進むように支えてくれている縁の下の力持ちであるということを、今回の現場見学会を通して強く実感できました。太啓建設さん、山旺建設さん、どちらとも、各々の会社の魅力をとても分かりやすく教えてくださったので、建設業にとても興味が湧きました。卒業後の進路に新たな選択肢ができました。現場見学会を開催してくださった愛知県建設業協会の方々、そして、現場を見せてくださった太啓建設様、山旺建設様、素敵な機会を提供してくださり、ありがとうございました。


環境デザイン科 1年

 最初に見学した道路の建設工事現場では、橋について学ぶことができました。橋は、橋脚や橋台に支えられていて、その橋脚や橋台の基礎は、かたい地盤に支えられていることがわかりました。実際に橋台の部分を見学させてもらい、とても大きく、近くで見ると迫力がありました。橋にも種類があって、シンプルな「けた橋」やけた橋より複雑な三角形を集めた仕組みの「トランス橋」、アーチ型の「アーチ橋」など、橋にもたくさんの種類があることにびっくりしました。コンクリートの壁を触ったり、近くで見せてもらい、コンクリートに丸いくぼみがあることに疑問を持ちました。そこで、従業員の方に聞いてみると、それはコンクリートを流し込むための型枠を固定させるために空いてしまった穴を最後にふさぐために、くぼみができるということ教えてもらいました。VRでは、自分で動けるのでいろいろな角度から現場を見ることができ、とても便利ですごいと思いました。
 二つ目の現場では、たん水防除事業について学びました。たん水防除事業とは、市街地や地盤沈下などが原因で、排水機場などの整備や改修を行う事業ということが分かりました。実際に作業している現場を見て、大きい鋼矢板を大きい機械で持ち上げ、施工しているところを見てかっこいいと思いました。この現場見学会を通して、土木関係の仕事に興味を持つことができました。


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