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令和4年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:松田 義治

高校名 愛知県立一宮工科高等学校 建築デザイン・都市工学科 第1学年 69名
授業実施日 令和4年11月18日(金)
見学現場@ 矢作建設工業株式会社
(仮称)鈴与株式会社小牧物流センター2号棟T期工事
見学現場A ヤマダインフラテクノス株式会社
伊勢湾岸自動車道名港西大橋他3橋橋梁補修工事

実践報告:

 1年生2クラス、午前と午後交代で建築系の現場と土木系の現場の見学を実施しました。どちらの現場も丁寧に説明していただいた上に、建築系の現場では足場の上に上がらせてもらいより近くで見学することができました。土木系の現場では体験実習をさせていただきました。どちらも学校では経験することができないことなので、生徒にとって貴重な経験となり、選科の参考にもなったと思います。

見学風景
見学写真1 見学写真2
見学写真3 見学写真4
見学写真5 見学写真6
見学写真7 見学写真8

現場見学会 生徒感想

建築デザイン・都市工学科 1年

 建築系現場:実際に建物を建てている現場を見学させてもらいながら、建物を建てる工程の説明だけでなく、現場に敷いてある板の重さや使用している機械、材料の特徴、工事にかかる期間など、様々なことを教えてもらいました。また、将来このような現場で働きたい場合に、持っておくべき資格なども教えてもらい、興味を持ったので、自分でも詳しく調べてみたいと思いました。
 都市工学系現場:座学では、橋は歴史的に見てどのように変化してきたのか、素材の長所や短所、それに合わせた橋造りの説明や、橋にできた亀裂の直し方などを教えてもらいました。それ以外にも、橋を強くする工夫や、環境、橋の長さに応じて橋の形が変わることなど、初めて知ることが沢山あり、良い経験になりました。後半では、ボルトを電動工具を使用して締める体験ができました。働いている人が実際にしている作業ができて良かったです。
 全体:建築系の現場も都市工学系の現場も、実際に仕事をしているところを見学したことで、就職したらどういう仕事をするのかという想像がつきました。また、建築・都市工学共に、自分が想像していたよりもすごく楽しそうな仕事で、興味を持った職種も沢山あったので、必要な資格や、なる方法などを調べてみたいと思いました。また、どんな仕事が自分に合っているかなども、とても気になりました。それ以外にも建築・都市工学系の会社で働いている家族・親戚に話を聞いたり、学校の先生に質問したりして、自分の将来を積極的に考えていきたいと思いました。


建築デザイン・都市工学科 1年

 建築系現場:僕は将来、建築関係の職に就きたいと思っているので、実際の現場に行って自分の目で見て、建築の現場について学べたのは、すごく良い経験になりました。また、今回学んだことを活かして進路について深く考えることができたらいいなと思います。見学の中で一番印象に残っていることは、型枠の大切さです。鉄筋コンクリートの建物は、コンクリートを建物の形をした枠に流し込み、固めて造るので、とても重要な役割を果たしています。また、鉄筋も重要な役割を果たしていると思います。鉄筋を1つ1つ丁寧に組むことで建物の強さを生み出すと思います。
 都市工学系現場:都市工学系の現場を通して、建築系の現場とは、また違った魅力を感じました。建築よりスケールが大きい分、様々な工夫が見られました。例えばネジを垂直にはめるために道具を改造したり、ネジを外からでも締めやすくしたりしていました。工夫をして作業効率を上げているのに、整備や補強が大変だと思ったので、橋などを利用する場合は、感謝の気持ちを持ちたいと思います。
 全体:全体を通して、建築・都市工学問わず、とても良い経験ができました。現場でしか知れないことが多くあり、より建築・都市工学に興味を持ちました。自分はまだ知らないことが多すぎるので、この高校3年間でなるべく多くのことを学ぼうと思いました。


建築デザイン・都市工学科 1年

 建築系現場:1つの建物を造るのに沢山の人が携わって造り上げていくのが建築の仕事だと改めて思いました。建築現場には、職人さんが沢山いました。職人さんの仕事はとてもきれいでした。でもそれとこんな高い所でいつも仕事をしていることを知って、やっぱり職人さんはすごいなと思いました。建築の現場を見れてすごく興味を持ちました。
 都市工学系現場:自分たちがいつも普通に何気なく通っている橋がこんなにもすごい技術で造られていることが知れて良かったです。いつも橋を通るとどうやって造ったのか、なにで造っているのかということを考えていました。橋の工夫はすごく、ボルトに工夫がされていたり、壊れているものをすぐに発見できる機械があったりして、すごく驚きました。ボルトを入れる作業は、とても簡単でやりやすかったです。でも音がうるさく。これを毎日やっている職人さんはすごいです。これからも感謝を忘れずに過ごしたいです。
 全体:今回の現場見学はとても面白くて、より一層興味を持ちました。現場には、職人が沢山いて自分の仕事に一生懸命に働いているところを見て、かっこいいとすごく思いました。建築系や都市工学系の仕事はあまり注目されませんが、自分はこの分野の仕事が一番すごいと思っています。毎日、危険と隣り合わせで仕事をしていることを知ると感謝の気持ちでいっぱいになります。まだ自分は何になりたいかは、はっきり決まっていません。でも今回の現場見学を通して学んだことだったり、興味を持ったことが沢山あるので、今後の進路の参考にしたいです。


建築デザイン・都市工学科 1年

 建築系現場:実際の建築現場を見学させてもらって、普段授業でやらないことを学ぶことができた。使用している機械や材料の特徴、工事にかかる期間など、様々なことを知ることができた。また、どのような進路でその仕事に就いたのかという話も聞けて良かった。自分でも色々調べてみようと思った。
 都市工学系現場:橋で使っているものは最初、普段使っているものよりも、大きく、強いものを使っているだけだと思っていたが、じっさいは、ワンサイドボルトなどボルトにも工夫がみられて驚いた。見学してみて、都市工学にも少し興味を持った。自分でも色々調べてみようと思った。
 全体:話や写真で見るより、実際の現場を見て、説明を聞いたことで何をしているかやその場の雰囲気などが分かった。都市工学系の現場を見てやっていることや使っているものに興味を感じたが、自分は建築系の方が見てて面白いしやってみたいと思った。今回の現場見学で、なにをやっているかがより明確になり、それを踏まえて、これからの進路を決めることができた。どちらの仕事もやりがいのある仕事だと思った。


建築デザイン・都市工学科 1年

 建築系現場:一緒にいた現場の方がに上に書いたようにいろいろと教えてもらいました。思っていたことよりも全然違い、とても興味を持ちました。特に床のコンクリートを流し込む前の鉄で作っている骨組みをやる鉄筋技能士です。床はコンクリートを流し込んでるだけだと思っていたのでとてもビックリしました。
 都市工学家現場:TRSとワンサイドボルトの普通との違いを教えてもらいとてもビックリしました。後ろ側からできないのにどうやっているだろうと思ったけど、締まり方になるほどなぁと思いました。TRSを体験してみて、普通できないことなので嬉しかったです。


建築デザイン・都市工学科 1年

 建築系現場:この現場では、大きなクレーンを使っていて、操縦する人と資材を準備する人との連携がスムーズで素晴らしいなと思いました。僕たちと一緒に回ってくれた方も多くの豆知識を教えてくれて、とても勉強になりました。僕も将来は、建築系の仕事に就こうと思っていたので、建築の現場を見学できてとても良い経験でした。
 都市工学系現場:大きな橋を下から見上げることはなかなかないので、とても新鮮な体験でした。橋の亀裂を探し出す方法や直し方などが画期的で日本の企業の技術は面白いと思いました。ボルトの締付けの体験もさせてもらい、多くのことを知りました。このように人々に必要なものを知らないところで造ったり、直している人の姿はかっこいいなと思いました。
 全体:建築系の現場も都市工学系の現場もどちらも多くの人々が協力している仕事だということが分かりました。どちらも普通は、経験できないような出来事だったので、現場見学ができて良かった。建築の現場では、大きな機械を使っていて、他の現場の人との連携が難しそうだなと思っていたが、現場では、スムーズに作業を進めていてさすがだなと思いました。都市工学の現場では、一人一人の技術がとても素晴らしかった。僕は将来、建築の道に進みたいと思っているので、この現場見学は私の進路の良い判断材料になったと思います。


建築デザイン・都市工学科 1年

 建築系現場:実際に足場に上り、間近で作業の様子を見ることができてとてもワクワクした。高い所での作業をてきぱきとこなしていくところや、クレーを使った作業を見ることができて、とてもいい見学をすることができた。足場が思ったよりも揺れることを知ることができた。コンクリートのことや作業の内容を細かく教えていただき、とても勉強になった。各自、自分の仕事をてきぱきとこなしていてすごいなと思った。
 都市工学系現場:仕事の効率や利用者のことを考え、中からネジを打ち込むだけでとめられるようにするといった、交通規制をかけなくてもいいようにと工夫されていてすごいなと思いました。とても高い所での作業でとても危険な作業を毎日のようにしているということを実際に見て、とてもかっこいい仕事だと思いました。橋のようになくてはならないものを工夫を重ねて守り続けていくということは、とても大変でとてもやりがいのあるかっこいい仕事だということを実際に見え学ぶことができた。
 全体:どちらの現場も高所・危険の伴う作業で、その作業中を見学させていただくことができ、とてもいい見学をすることができた。今回の見学で、建設への魅力をより感じることができた。自分の中で、本当に建設業の仕事をやりたいのか、とても迷いが出てきていたのですが、実際に現場を見て、やっぱりとてもかっこいい、やりがいのある仕事だと、改めて感じることができた。ネットや誰かからの情報だけでなく、実際に体験、見学することの重要さがよく分かった。建築士に憧れがありましたが、現場で働く仕事もいいなと今回の見学を通して、いろいろなことを学ぶことができました。


建築デザイン・都市工学科 1年

 建築系現場:建物を建てるときは一気に造るのではなく、分割して造るということ。何故なら大きなクレーンで物を吊り上げるときに建物の周りからよりも建物の中にクレーンがあった方がやりやすいから。コンクリートはきれいな平らにするときに振動を利用して余計な水分を飛ばし、押し固めている。クレーンで物を吊り上げるときには、一気に吊るのではなく、一度少し浮かせて重心や左右のバランスを見て決めなおしてから吊上げる。
 都市工学系現場:橋や道路などは、一度開通したら通し続けないと色々な所に影響をもたらす。全部道路を閉鎖して工事を行うのが手っ取り早いがそうはいかないので工夫したネジを使っている。1つはネジ穴を切りながら入れていくもの。そうすることによってナットがいらないので反対側に穴をあける必要がない。2つ目は、ネジにやわらかい部分がついているもの。これを入れると、次第に柔らかい部分が潰れ、その部分が自然にナットになる。
 全体:今まで全く知らなかったものやことが沢山あって面白かったです。ちょっと前まで近所でも物流センターを建てていたので、その中もこういう感じのことをしていたのかなーと考えながら見学しました。また、橋の補修工事は、普段私たちが安心安全に道路を使っているのはこういう方々が直してくれているからなんだと思いました。見えないところで働いている人がいるから、私たちの安心安全があるんだなと思い、その仕事がカッコイイなと思いました。あと、コンクリートはいずれ膨張したりしてひびが入るから最初から線を入れておくということも初耳で驚きました。


建築デザイン・都市工学科 1年

 建築系現場:大きな建物がどのように建設されていくのかがよく分かりました。クレーンなどの重機も大きいものから、上がったり下がったりする小さいものまで色々な種類があって驚きました。コンクリートの人や塗装の人など沢山の職人さんが集まって、1つの建物を造っているんだと実感できました。足場の一番高い所は結構怖かったです。
 都市工学系現場:ボルト締めの体験を通して狭い空間の中であの作業を行うのはすごく大変だと思いました。ネジを片側から締めると反対側が潰れていくのはすごくびっくりしました。やっぱり都市工学だけあって橋がでかくてスケールが違うなと感じました。交通規制をなるべくしないように工事を工夫していてすごいと思いました。
 全体:実際に職人さんたちが仕事をしているところが見れてどういう仕事なのかが凄くよく分かりました。ネジ締の時の音がでかすぎて橋の中の空間でやったらもっとすごい音がするんだろうと思いました。クレーンなどが重たい荷物を運んでいたけど落ちてきたらやばいなーなんて話をしていましたが、現場では危険と隣り合わせなんだなと感じました。現場の人たちが分からないところを色々教えてくれて、現場見学ですごく勉強になりました。


建築デザイン・都市工学科 1年

 建築系現場:クレーンで角材を運んでそれを加工して、取り付け作業をしているところの手早さが素晴らしいなと感じました。二人で協力している作業や交代でやっている作業を見て、連携が凄く取れているなと思いました。また、クレーンで正確に指定の場所に材料を運び設置する操作を見て運転技術に感動しました。
 都市工学系現場:ボルトの取付けの体験をして、実際にこれを橋に何百個、何千個に取り付けるのかと思うとこの仕事はいかに大変な仕事だということを知りました。橋を見て、本当にまっすぐに造られており、骨組みや構造も立派で凄いなと思いました。また、橋の種類や造る素材によって、橋の耐久性が変わることも初めて知ることができました。
 全体:二つの現場を見学して思ったことは、どちらもかなり重労働だが、すごくやりがいのある仕事だということです。一つ一つの作業に集中してやっているところが、見ていても感じ取れました。また、高い場所でやる作業もあり、上と下でしっかりと役割分担されているところが素晴らしいなと思いました。これらのことをしっかりと頭に入れて、自分が将来大人になって働いた時に、今日のことを思い出して全力で働きたいと思います。

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