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令和4年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:服部 昌直

高校名 愛知県立一宮工科高等学校 建築デザイン科 2学年 37名
授業実施日 令和4年11月15日(火)
見学現場@ 株式会社日東建設
愛知県営野並住宅PFI方式整備事業
見学現場A 山旺建設株式会社
株式会社シンコウ 津島工場新築工事

実践報告:

 1つ目の現場(愛知県営野並住宅PFI方式整備事業)は、7階建ての集合住宅であり、工事は1階が壁紙クロスなどの内装まで進んでいた。また、最上階である7階は躯体が見えている状態であった。そのため、最上階から順に下層階へと見学することにより、施工の過程を把握できる流れになっており、生徒たちにとって、建物がどう仕上がっていくのか理解をすることが容易であったと感じられる。生徒数37人を3班に分け、それぞれの班に説明係をつけていただいたことにより、質問も行いやすい環境であり、生徒が自発的に質問している場面が何度か見受けられた。
 2つ目の現場(株式会社シンコウ 津島工場新築工事)では、事務所内で施工の流れをスライドを用いて紹介していただいたことにより、基礎工事から竣工までの流れを生徒が把握しやすかったように感じる。事務所内での説明後に現場を見学し、事前にスライドで紹介された内容と照らし合わせながら説明をしていただいたことにより、生徒の理解は深まったと考えられる。この現場見学では班を分けずに37人全員が1人の話を聞く形式であったため、説明をしていただいた人の声が後ろの方まで届かず、一部の生徒が説明をほぼ聞き取れなかったことが残念であった点としてあげられる。

見学風景
見学写真1 見学写真2
見学写真3

現場見学会 生徒感想

建築デザイン科 2年

 1つ目の現場:一つ目の現場は県営の集合住宅で七階建のRC造。型枠にコンクリートをながしこみ、固まったら上の階でも同じ作業をし、これを階数分くりかえす。内部の工事は、まずお湯や水、ガス、電気などの生活インフラの配線、配管をしていた。ユニットバスを取り付ける部分は、少し地面が深くなっていた。左官屋さんがコンクリートを補修していて、とても面が滑らかになっていた。間仕切りを木材で作り、壁紙を張るために壁の隙間などをパテで補修していた。構造は昔ながらの集合住宅であまり見られない設備なども見ることができる。材料を運ぶためのエレベーターは安全のためにゆっくりと動いている。基礎は杭基礎で建物よりも高い20m以上の杭が打たれていた。
 2つ目の現場:大きな工場の施工で工場棟や塗装棟などの建築物が分けられて作られていた。基礎工事に三か月かかっていた。まず、杭を埋めるための穴を掘っていた。基礎工事の途中、雨が降り、現場は周りの土地より低かったので、土地が浸水してしまった。実際に現場で鉄骨を見て、その大きさに驚いた。鉄骨をしめるためのボルトもとても大きかった。工場はSCR構造で、図面を見ていると、とても丈夫そうだった。事務所はRC造で、工場と別々に施工していたため、棟上げの日は別々だった。施工期間が細かく設定されていて、さらにその期間で計画通り進んでいると話を聞いて、現場の方々の凄さを実感した。
 全体:今回初めて現場で実際の施工や働いている人の話を聞くことができ、とても貴重な体験をすることができた。一つ目の現場では実際につくられている建物の内に入ることができ、教科書に載っているものの実物を見ることができ、とても勉強になった。また、そこで働いている人の細かな説明を聞くことによって、より専門的な分野について学ぶことができた。二つ目の現場では、プレゼン風の説明で、施工内容や細かいポイントなどが分かりやすく学ぶことができた。どちらの現場も、僕らのために準備してくださったので、今回のこの時間を無駄にすることなく、役立てていけるようにしていきたい。


建築デザイン科 2年

 1つ目の現場:ここでは集合住宅の施工を見学した。最初は説明を受けたが人が結構少なかった。やっぱり労働者が少なくなっているせいで年齢層が高めだった。僕たちは最初、最上階の7階から見学した。7階はまだコンクリートだけであまり進んでいなかった。しかし6階、5階と下の階に行くにつれて完成に近づいていくことが分かった。7階を見たときには部屋が結構小さめだと思ったが完成に近づくにつれて部屋が区切られていき壁紙などを張るときにはとても大きな部屋になっている気がした。説明は難しい言葉が多かったから勉強しようと思った。
 2つ目の現場:ここでは倉庫の施工を見学していった。しかしあまり進んでいなかったのか鉄筋や鉄骨が置いてあるだけだった。しかしクレーン車やレッカー車などが動いていて面白かった。クレーン車が思っていたよりも俊敏に作動していてすごかった。説明では資料をたくさんもらった。中を見ているといろんな川や橋道路を作っていることが分かった。中でもプールを作っていることを知って驚いた。家なども施工していて、どれもとてもおしゃれな家だった。二級建築士を合格した話を聞いて勉強に年齢は関係ないと感じた。
 全体:今回初めて現場見学をしてみて学校では感じられない職場の空気や職人さんたちがどれくらい真剣に仕事に取り組んでいるのか分かった。やはり現場付近の車は現場で使用される道具や材料が車に多く積んであり、あの道具や材料を入れたり出したりするだけでどれだけ大変なのかが分かった。ほかには仕事仲間と声をかけあっているところを見るとコミュニケーション能力は必要なのだと思った。すれ違った職人さんはとても怖そうな見た目の人ばっかりだったがみんな挨拶をしていて職人さん達は仕事以外もかっこよかった。


建築デザイン科 2年

 1つ目の現場:RC造の7階建ての集合住宅で7階から1階に向かって進行状況が分かるようになっていてとても分かりやすかったです。最初にコンクリートで各部屋の壁や屋根の基礎をつくり、お風呂などの水道やガスの各配管を配置していくとき、配管をあらかじめ接続しておくことで現場で接続せずに済むし、水漏れを防ぐことにも繋がるというのが効率が良くて良いなと思いました。その後、壁に断熱材を入れ、ユニットバスを取り付け、床板を張り、間仕切りをつくって、各部屋の細かいところを仕上げていくというような流れでした。その他には玄関の廊下のつくりや、階段、エレベーター、ユニットバスなどの設備を上の方の階に持ってくるためのエレベーターなど集合住宅ならではの現場でしか分からないものを見させていただいてとても勉強になりました。
 2つ目の現場:一つの敷地の中に事務所棟、工場棟、塗装棟をつくるという大規模な現場で、地盤を固めるところから教えていただきました。各棟が一つ一つ大きいものなのでRC造が使われ、特に工場棟で使われるという柱や梁にあたる鉄骨が多く準備されていて大型のクレーンなどもありました。見学した現場が40%くらいはできているとかかれてあって工場の骨組となる部分があまりできていないのに3分の1以上がほんとに終わっているのか疑問に思いましたがよく考えてみたら地盤を安定させるために大きな敷地の土を掘り出し、くいなどを入れて基礎をつくるまでで相当時間がかかるはずなので確かにそれくらいは進んでいるなと納得しました。
 全体:今回の現場見学を通して、現場の状況や雰囲気、使われる材料や作業手順などを現場でしか分からないことを知れて、とても勉強になりました。特にRC造でも中は木材でつくられているものがあるということや廊下に少し勾配をつけて雨水が流れるようにすることや、作業を進めるうえで雨水や風が部屋内に入ってこないように壁や天井をつくったあと、開口部をつくってから中の設備や間仕切りをつくることなど、現場で建物をつくるうえで配慮しなければならないのに普段考えないことを知り、現場では普段生活しているときの何倍も様々なことを考えて作業していて、すごいなと思いました。今後も現場見学はしていった方が良いと思います。


建築デザイン科 2年

 1つ目の現場:鉄筋コンクリート造の七階建てマンションでした。地下に杭が打ってある杭基礎で、その長さは確か27メートルあると聞きました。コンクリートで大体の形(大梁、小梁なども)をつくるのですが、配管の集まるところは一段低くして、配管をそこにしまえるよう工夫してありました。次に、ウレタンという防熱の素材を壁に吹きつけるのですが、これも厚みがとても重要で、細部まで設計図の寸法どおりに仕上げなければならないのはとても大変だなと感じました。造作工事は大工さんの役目で、木の部材をビスなどでとめていました。わたしは木造住宅をつくる大工さんになりたいので、このときが一番わくわくしました。
 2つ目の現場:こちらも鉄筋コンクリート造で、でもこちらは土木工事(橋脚や道路をつくったり、補強したりする)を多く請け負っていると聞きました。現場では、学校の授業で少し習った異形鉄筋もあり、やはり本物を見るとすごく気分が上がりました〜!でも意外と細いなあと思いました。太さにもいろいろあるのかもしれません。現場は雨ということもあり足場が悪く、クレーンなどの大きい重機が倒れてきたりしないのかな?と思いましたが、お話を聞くと、大丈夫なように工夫しているとおっしゃっていました。やっぱりプロの現場の人はそういうことをしっかり考えていて当然なんだなと思うと同時に、こんな浅はかな考えの自分はまだまだ未熟者だと改めて感じました。
 全体:文化祭の前からずっとこの現場見学を楽しみにしていて、本物の大工さんやその他建築系のお仕事を直接見聞きできたのが、本当に良い経験になりました。わたしは自分が働くならやっぱり木造の建物を作る仕事がいいなと思っていたのですが、8月にインターンシップで行った鉄筋工場や今回の見学を通じて、鉄筋コンクリート造の丈夫さやその仕事のすばらしさを知り、これから本当に自分が働くとしたら、どんな内容の仕事がしたいかなどを改めてよく考える機会になりました。またいろんな現場に見学に行かせてください!


建築デザイン科 2年

 1つ目の現場:集合住宅の最上階まで登って、スケルトンを見た。コンクリートだけの状態を初めて見れてよかった。1つ下の階へ降りると配管があった。1つ1つの管は全部1箇所にまとまってはいなく、別々だった。水は青、湯は赤、ガスは緑と、色が着いてる管もあった。更に下へ降りて行くと、ユニットバスが出来上がっていたり、木材で間仕切りをしていたり、壁紙がはってあったりした。下へ戻ると、建物の下に釘3本を連結させたものが埋まっていると聞いて驚いた。もう1つ勉強になったのが、建物を建てるのに色々な沢山の職人たちが携わっている事です。
 2つ目の現場:最初に山旺建設株式会社でどのようなことをしているのかを聞いた。複数のカメラを使って経過を撮影していた。設計図を見てとても細かくて難しそうと思ったけど、楽しそうとも思った。外へ出て現場の説明を聞いた。ショベルカーで土を掘ったり、土を運んだり、土を慣らしたりしていて、実際に見てみるとすごく迫力があったしかっこいいとも思った。作業がとても早くてスムーズだった。1つ目の現場ではなかった道具や車、機械を実際に見ることが出来てとても良かった。
 全体:2つの現場見学を終えて、まず現場によって雰囲気が全く違うなと思いました。自分が就職をするときに自分のやりたい仕事ならどこでも良いではなく、そういった雰囲気も含めてしっかりと考え、ちゃんと働いていけるかどうかも見ながら決めようと思ったし、自分にその職場が合っているかも重要なことだなと思いました。そしてこのような貴重な経験が出来たのは先生や現場の方々のお陰なのでしっかりと感謝をして、この経験を無駄にしないように今後に活かしていければなと思いました。


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