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担当教師名:服部 昌直
実践報告:
1つ目の現場(愛知県営野並住宅PFI方式整備事業)は、7階建ての集合住宅であり、工事は1階が壁紙クロスなどの内装まで進んでいた。また、最上階である7階は躯体が見えている状態であった。そのため、最上階から順に下層階へと見学することにより、施工の過程を把握できる流れになっており、生徒たちにとって、建物がどう仕上がっていくのか理解をすることが容易であったと感じられる。生徒数37人を3班に分け、それぞれの班に説明係をつけていただいたことにより、質問も行いやすい環境であり、生徒が自発的に質問している場面が何度か見受けられた。
見学風景
2つ目の現場(株式会社シンコウ 津島工場新築工事)では、事務所内で施工の流れをスライドを用いて紹介していただいたことにより、基礎工事から竣工までの流れを生徒が把握しやすかったように感じる。事務所内での説明後に現場を見学し、事前にスライドで紹介された内容と照らし合わせながら説明をしていただいたことにより、生徒の理解は深まったと考えられる。この現場見学では班を分けずに37人全員が1人の話を聞く形式であったため、説明をしていただいた人の声が後ろの方まで届かず、一部の生徒が説明をほぼ聞き取れなかったことが残念であった点としてあげられる。 |
現場見学会 生徒感想
建築デザイン科 2年
1つ目の現場:一つ目の現場は県営の集合住宅で七階建のRC造。型枠にコンクリートをながしこみ、固まったら上の階でも同じ作業をし、これを階数分くりかえす。内部の工事は、まずお湯や水、ガス、電気などの生活インフラの配線、配管をしていた。ユニットバスを取り付ける部分は、少し地面が深くなっていた。左官屋さんがコンクリートを補修していて、とても面が滑らかになっていた。間仕切りを木材で作り、壁紙を張るために壁の隙間などをパテで補修していた。構造は昔ながらの集合住宅であまり見られない設備なども見ることができる。材料を運ぶためのエレベーターは安全のためにゆっくりと動いている。基礎は杭基礎で建物よりも高い20m以上の杭が打たれていた。 建築デザイン科 2年
1つ目の現場:ここでは集合住宅の施工を見学した。最初は説明を受けたが人が結構少なかった。やっぱり労働者が少なくなっているせいで年齢層が高めだった。僕たちは最初、最上階の7階から見学した。7階はまだコンクリートだけであまり進んでいなかった。しかし6階、5階と下の階に行くにつれて完成に近づいていくことが分かった。7階を見たときには部屋が結構小さめだと思ったが完成に近づくにつれて部屋が区切られていき壁紙などを張るときにはとても大きな部屋になっている気がした。説明は難しい言葉が多かったから勉強しようと思った。 建築デザイン科 2年
1つ目の現場:RC造の7階建ての集合住宅で7階から1階に向かって進行状況が分かるようになっていてとても分かりやすかったです。最初にコンクリートで各部屋の壁や屋根の基礎をつくり、お風呂などの水道やガスの各配管を配置していくとき、配管をあらかじめ接続しておくことで現場で接続せずに済むし、水漏れを防ぐことにも繋がるというのが効率が良くて良いなと思いました。その後、壁に断熱材を入れ、ユニットバスを取り付け、床板を張り、間仕切りをつくって、各部屋の細かいところを仕上げていくというような流れでした。その他には玄関の廊下のつくりや、階段、エレベーター、ユニットバスなどの設備を上の方の階に持ってくるためのエレベーターなど集合住宅ならではの現場でしか分からないものを見させていただいてとても勉強になりました。 建築デザイン科 2年
1つ目の現場:鉄筋コンクリート造の七階建てマンションでした。地下に杭が打ってある杭基礎で、その長さは確か27メートルあると聞きました。コンクリートで大体の形(大梁、小梁なども)をつくるのですが、配管の集まるところは一段低くして、配管をそこにしまえるよう工夫してありました。次に、ウレタンという防熱の素材を壁に吹きつけるのですが、これも厚みがとても重要で、細部まで設計図の寸法どおりに仕上げなければならないのはとても大変だなと感じました。造作工事は大工さんの役目で、木の部材をビスなどでとめていました。わたしは木造住宅をつくる大工さんになりたいので、このときが一番わくわくしました。 建築デザイン科 2年
1つ目の現場:集合住宅の最上階まで登って、スケルトンを見た。コンクリートだけの状態を初めて見れてよかった。1つ下の階へ降りると配管があった。1つ1つの管は全部1箇所にまとまってはいなく、別々だった。水は青、湯は赤、ガスは緑と、色が着いてる管もあった。更に下へ降りて行くと、ユニットバスが出来上がっていたり、木材で間仕切りをしていたり、壁紙がはってあったりした。下へ戻ると、建物の下に釘3本を連結させたものが埋まっていると聞いて驚いた。もう1つ勉強になったのが、建物を建てるのに色々な沢山の職人たちが携わっている事です。 |