閉じる

令和4年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:山田 一登、深津 佑太

高校名 愛知県立稲沢高等学校 農業土木科 2学年 21名
授業実施日 令和4年10月4日(火)
見学現場@ 建設技術フェアin中部運営委員会
建設技術2022in中部
見学現場A 徳倉建設株式会社
一条新西方夢の街宅地造成工事

実践報告:

 ポートメッセなごやにて、建設技術フェアin中部運営委員会が主催する『建設技術フェア』を見学させていただいた。
 建設に関わる様々な出展企業のブースや講演を聞くことができた。改めて土木建築業の技術力のすごさに驚かされた。生徒たちは、興味関心のあるブースを見ることで、自身の職業観の育成につなげることができた。また、同時に行われていた『防災・減災・危機管理展』でも、普段からの安全管理や防災について学ぶことができた。私ははじめて参加し、公共団体、各種団体、企業、防災関連のブースを見学させていただき、多くの方々と交流させていただいた。今後の教育活動に活かしていきたいと思う。
 午後から一条新西方夢の街宅地造成工事現場での作業を見学をさせていただいた。大型重機の現場を目の当たりにして、生徒達も大興奮していた。土木、建設で働くことのかっこいい一面を見ることができた。2年前に徳倉建設に就職した卒業生から生徒たちに機械の名称、工期、予算など工事内容を説明していただいた。建設会社に勤めたいと考えている生徒がやりがいや日頃心がけていることなど積極的に先輩に質問していた。自分が担任であった生徒が現場で活躍している姿を見ることができ大変うれしく思いました。

見学風景
見学写真1 見学写真2
見学写真1 見学写真2

現場見学会 生徒感想

農業土木科科 2年

 私は、今日の現場見学を通して、改めて徳倉建設さんで働きたいと思いました。担当してくださった、森島さんが稲沢高校の卒業生ということもあって、親近感が沸きました。そのつながりに縁を感じ、私も一緒に働きたいと思いました。しかし、簡単に就職できる場所ではないので、就職に向けて土木の知識をさらに深めないといけないなと思いました。
 私が色々な業者さんたちのお話を聞いた中で、一番共感したことは、建設物は完成するまでにものすごい時間がかかるけど、みんなで作り上げた建設物が完成した時の達成感がすごく気持ちいいという話です。先日、インターシップでお世話になった澄川建設さんで、私も似たような経験をしました。インターンシップ先での作業内容は、住宅の前の側溝の工事でした。工事は丸一日かかりましたが、どんどん完成が近づいていく様子を見ているのが、すごく気持ちよかったです。 現場見学会での話を聞いて、私が感じたことと同じことを土木建築で働いている人たちも思っているのだと思い、私は土木建築のお仕事に向いているのだと思いました。
 そして、私が一番興味を持った話は、橋の建築の話です。今の時代はとても技術が進歩しているので、昔の工事よりも短期間で完成をさせることが可能と聞き、改めて今の技術はすごいなと思いました。色々な業者さんにも、先生方にも言われたことは、建設業界はこれから先、なくなることは絶対にないといわれたので、収入も安定するし、将来のことも考えた時、職人さんたちみたいに、手に職をつけるというのもいいなと思いました。現場の機械についてもいろいろ学ぶことができ、実際に現場で働いている稲沢高校の卒業生の方のお話も聞けたので、とても充実した良い1日になりました。高校生でいられる残り一年半、土木建築について、深く学び徳倉建設さんに入社できるように頑張ろうと思います。


農業土木科科 2年

 私は現場見学会に行くために、朝8時半から学校に集合して実習服に着替え、名古屋の見学会に行きました。現場見学会では、さまざまな会社から説明を聞くことが出来ました。
 先日のインターンシップで、基礎を作る土木の仕事を体験し、橋やトンネル、道の整備など街の基礎を作る仕事が魅力的に感じました。
 現場見学会には、土木の仕事以外にも防災非常食の豆腐から作った豆腐ジャーキーやご飯、栄養たっぷりの野菜スープ、自衛隊の方たちなど、さまざまな会社が集まっていました。
 豆腐ジャーキーは、防災非常食でたんぱく質が豊富で、5年以上の常温保存が可能で、何より手軽に食べられるという商品でした。実際に試食をしてみると、濃い味付けで触感は本物の肉よりは脆いけれど、豆腐とは思えないほど、肉感があり美味しかったです。自衛隊のブースでは、外にバイクと1tトラックがあり、バイクは跨ることができてとても楽しかったです。
 見学会は地震災害、防火災、非常食から自衛隊、橋、建設業、土木業などさまざまな企業・職種があり、とても面白く楽しい体験ができました。
 午後からは、住宅地付近の山を削り造成工事を行っている現場に行きました。工期は3年ほどで切土部を盛土部に入れるなどの工事をしていました。油圧ショベルで切土部を削り、アーティキュレートダンプトラックで削った土を運び、ブルドーザーで均して、穴を埋めていました。こういった生の現場は初めてでとてもワクワクしました。現場の監督さんから、法面のところは60度で芝を植えて、固定することや、何処を削って埋めるのかなど沢山の話を聞きました。3年という長い工期ですが、出来上がっていくのは、とても楽しみだし、自分が担当したところや、監督した現場が完成するのを実際に目で見ることができるのは、この仕事のいいところだと思いました。


農業土木科科 2年

 私は現場見学会で、様々な企業の話を聞きました。
 午前中は、建設技術フェアに参加させていただきました。たくさんの企業が自社の説明をしているブースで、幅広く聞いてきました。例えば、掘削を主にしているところや、コンクリート梁を主にしているところ、鋼鉄梁を主にしているところなど、様々な土木作業の専門企業がありました。どの企業も工夫をこらしたお土産が用意されており、熱意がすごいと感じました。なかでも充電器や、モバイルバッテリーがもらえる企業があってすごいなと思いました。
 話を聞いたのは土木系だけではなく、自衛隊や防災対策などの命にかかわることをしているブースも見ました。
 午後からは、住宅地造成工事の現場を見に行きました。
 工事現場が少し高い位置にあって、徒歩や自転車で坂道を登るのは大変そうだと思いました。普段現場で働く人は、こんな大変な場所で作業しているのかと驚きました。
 資料を見ると、工期が令和2年7月16日から、令和5年9月30日で3年あるうちの2年がたって、作業の進み具合は66%とのことでした。このまま順調に進めば、工事が無事に終わると知り、計画が綿密に立てられているんだなと感動しました。
 友達の長田りく君の膝が汚れていて払ってあげようと、考えなしに資料を使って、払ってしまい先生に怒られてしまいました。そのあとに自分の過ちに気づき反省しました。
 先生が言っていたように、この資料は徳倉建設の先輩が作ってくれたのに、雑に扱ってしまったことを、怒られてから気づきました。これから物というものは、誰かが誰かに向けて作ってくださった物ということを意識し、大切に扱わなければと思いました。
 この見学会で得て、感じたことは残りの高校生活や卒業してからも、活きていくと思うので、忘れないように生きていこうと思います。


農業土木科科 2年

 私は、現場見学会の中で、多くの土木企業が集まる場所に行ってきました。土木企業といっても、施工会社だけではなく、土木に携わる道具、機械、小物から大きいもの、安全関係など、種類や数多くの企業が集まっていました。
 私は将来やりたいことが、まだ具体的には決まっていなかったので、なるべく多くの企業の話を聞けるように、いろいろな場所をまわり多くのパンフレットや資料、質問をしていきました。企業の方に優しく、わかりやすい説明をしていただき、授業で習ってないことや、現在の最新技術を聞き、体験して行くうちに今後、「自分はこんなにも多くの企業に支えられて、仕事をしていくんだな」と実感し、自分の今の立場と今後のことを改めて意識し、今後は今以上にがんばっていかないといけないと思いました。
 午後からは、桑名まで行き、実際の住宅地予定地の掘削と盛り土を見学し、大きな土地を平らにしていく現場を見ていきました。工費約30億の工事を約3年間かけて、作る計画になっていました。現在66パーセントほどの進行度でしたが、3段ほどの法面ができており、だいたい30度ほどの勾配で締め固められていました。なぜ、30度なのかと聞くと「まだ重機が登れる角度だから」と教えてもらい、いろんな事を考えられて、作られているんだなと感じました。
 私は、この現場見学会を通してインターンシップで伺った事業所はほんの一部で、土木業界がとても広いことや、土木と私たち市民をつなぐ、中受けのような企業もあるということを知り、広い視野や深い知識をもっと身に付けていきたいと感じました。
 私たちは、まだ親のもとで生活している高校生ですが、高校生の期間にしかできない学びを深め、将来自分の納得がいく企業に就職したいです。


農業土木科科 2年

 本日、現場見学会では、たくさんの企業のお話を聞くことが出来ました。建設、建築、測量関係などの色々な企業が集まっており、企業の方から声をかけていただけるので、今まで興味が無く、良く分らなかった分野の仕事を、知ることが出来ました。授業で学んでいる事よりも、詳しいお話を聞いたりすることができたのでとても面白かったです。僕の中で印象に残ったのが、プレストレストコンクリートと道路舗装です。プレストレストコンクリートは、強度が高く、橋などに使用され、トラックなどの重い物が通ったりする場所でも、割れることなく、強度が保たれ続けているコンクリートの話です。プレストレストコンクリートの中に、ピアノ線のような線が伸びて、入っていることにより、縮まったときにコンクリートのスパンが小さくなり、それによって、しなやかにしなることで、強度を保っています。実際に試験体があり、私たちが乗っかり、ジャンプさせていただきました。とても分かりやすく、体で感じるほどしなやかにしなりました。それがとってもすごいなと思いました。他の道路舗装会社では、特殊なアスファルトを触らせていただきました。そこでは、硬いアスファルトと柔らかいアスファルトがあり、詳しくは企業秘密で聞けなかったですが、そういうアスファルトがあると言うことを、教えて貰いました。道路工事というインフラに関わる仕事で、厳しそうだけど、そこにも魅力を感じてしまうくらい、やりがいがあるのだろうなと思いました。自分が作った道が地図にも載り、自分も使うかもしれないと考えると、面白いだろうなと思いました。
 今はネットもあるし、YouTuberなどがその道を通ったりしていたら、「自分の作った道だ!」と、面白いだろうなと思いました。
 今日1日を通して、こういう職業は、きつそうだけれど、やりがいをとても感じられてとっても楽しいのだろうなと思いました。今日の見学を通して、いろんなことに興味が湧きました。


閉じる