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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:山田 一登、淺井 香穂

高校名 愛知県立稲沢高等学校 農業土木科 2学年 22名
授業実施日 令和4年7月15日
実施場所 図書室
授業実施時間 10時50分〜11時50分 1時間
講師名 坂井 源志 氏
所属 徳倉建設株式会社

授業内容:

 「坂井源志が語る 現場監督とは」と題され講話をしていただいた。
 本校、農業土木科卒業生で今年で入社4年目となる。一つ目の話は、現場監督の仕事とは、「決められた時間と決められたお金で安全と決められた形を守りながら、作業が進むように指示して管理する仕事」と言われていた。現在の現場は、設楽ダムの隧道工事をしていることを説明されていた。必要な資質は、「元気」と「コミュニケーション能力」であること。遣り甲斐としては、色々な現場でいろいろな人と出会いながら自分を成長させること。つらいことは、現場によっては朝が早いこと。日頃心がけていることは、メモ魔になることと常に元気と笑顔を忘れないことであると言われていた。最後に、「この仕事はお客様の要望に応えて、現地に一品物を作り上げていく貴重な仕事です。一見難しそうな仕事に感じますが、スタートラインはみんな同じなのです。『頑張りたい』という気持ちさえあれば問題ありません!」と後輩に学校生活の話を混じえて話していただいた。生徒たちは一生懸命聞いていた。話の中で遊びも必要だが、専門の勉強がもう少しできていれば資格取得が容易であったと話されていた。今回、このような機会をいただき、卒業生からの話は生徒にとって大変身近で聞きやすい内容でよかったと感じました。

授業風景
写真1 写真2


出前授業 生徒感想文 「出前授業の感想」

農業土木科

 今日の講話を聞いた感想は、現場監督の仕事はやることが多いな、と思いました。
 現場監督は自ら作業をすることはないけれど、パソコンの作業が多いと聞きました。現場監督の1日を見ましたが、ラジオ体操でも作業員の健康をチェックしたり、朝礼では現場監督が人数と現場の注意事項と内容確認をしたりするのを初めて知りました。朝から昼にかけては、現場監督が自ら安全書類の確認や出来高管理をすると知りました。昼から夕方にかけては、コンクリート圧縮強度試験をし、現場で使うコンクリートの強度試験をしているのを見て、今後、実習でやる圧縮強度試験が楽しみになりました。
 環境管理では、濁度計測作業をして河川や、漁港工事で汚濁水が発生する現場において、排水の濁度・pHを管理するシステムを使い、排水で環境が汚れないようにしていて、環境を考えて作業をしていることを知りました。
 夕礼の打ち合わせでは、架空線についてや作業員の熱中症について、連絡事項を職員だけで確認していたりと、私が思っている現場監督とは全然違いましたが、とてもやりがいのある仕事だと知ることができました。ありがとうございました。


農業土木科

 先輩から教えてもらう「土木・建設業で働く意義」の出前授業を聞いて知ったことは、現場監督は、もらった仕事を決められた時間とお金で、安全に、決められた形を守りながら、作業が進むように指示をして管理する作業で、自らの手を動かして作業することはないということや、朝礼や昼礼を現場監督がしきったりすることをはじめて知りました。
 他にも、指示を出していたり、管理する仕事なので、コミュニケ―ション能力がとても大切だということが分かりました。
 どの仕事においても、コミュニケーション能力は大切だと思うので、今後の学校生活や、インターンシップなどで、コミュニケーション能力を身に付けていきたいです。また、何か嫌なことがあっても、いつも笑顔で、ポジティブでいることが大事だと分かりました。ポジティブでいることで自分だけでなく、周りの仕事仲間も元気になります。自分も積極的な行動や、発言をしたりすることで、周りのみんなも自分についてきてくれるようになると思いました。そして、自然とコミュニケーション能力もついてくるかなと思いました。
 他にも、収入のいい職業につくには、部活動や勉強も大切です。なので、部活がある日は、一生懸命体を動かして、テスト週間はしっかり勉強して、テストでいい点がとれるように、分からないところがあれば、早めに先生に聞いて、理解することが大切だと分かりました。僕もこれからしっかり勉強して、後悔しないようにしたいです。


農業土木科

 この話を聞き学んだこと、自分の将来について思ったこと。
 今日は坂井源志先輩が語ったことについて、いろいろなことを思いました。坂井先輩は社会人四年目、趣味とマイブームが自分と似ていてびっくりしました。
 先輩が思う現場監督とは、お客様からもらった仕事を「決められた時間」と「お金」で「安全」に「決められた形」を守りながら、作業が進むように「指示して管理する仕事」。このようなことを聞き、私はとても責任がある仕事だと思いました。また、実際に現場でスコップを使うなど、「自らの手を動かして作業することはない」と聞き、誰もができる仕事ではないと思いました。また、現場監督の一日は事項確認、書類確認、環境管理、写真管理、コンクリート圧縮試験など、やることは大変で、つらいこともあるけど、やりがいもあると聞いて、とても尊敬しました。
 仕事中にも、心掛けが大事で「メモを取る」ことと、「笑顔と元気」が大事だと聞き、自分も憧れの先輩になれるように勉強と資格が取れるよう日々、努力していきたいです。


農業土木科

 今回、坂井源志さんを招いておこなわれた講話で改めて土木・建設業について、実際に働いている方の話を直接聞くことができて、自分の中での視野が広がったように感じました。
 今回は、現場監督について詳しく話していただき、自分が中心となってその場をまとめ、引っ張っていく姿はとてもかっこよく、大変そうでした。一日のうち、パソコンで作業をしているときがほとんどといいますが、今後、周りの人を守っていく、陰から支えるそんな役割を担っている職業だと思いました。ですが、そんな大切な役割の裏には、大きな責任がずっとついてきていて、そんな大きな歯車なるためには、やる気がないと絶対に、続けることのできないもの。そして、重い責任の裏には楽しい職場だったり、気のいい職人さんだったりと、その人を支えてくれる、多くの人がいるということに気が付き、この現場監督という職業の魅力であり、強みだと思いました。
 私は2年生で来年には、進路を確定させないといけない身ですが、まだ進みたいとことや、働きたい会社が決まっておらず、少し焦っていました。この講話を聞いて、なるようになると思い心に少し余裕ができた気がしました。そして、選択肢の中にこの現場監督もいれて考えてみようと思いました。ありがとうございました。


農業土木科

 この度は非常に良い体験、お話を聞かせていただきありがとうございました。
 坂井源志先生のお勤めになられている、徳倉建設の現場監督の仕事を聞かせていただいて、前よりも現場監督という仕事に興味が湧きました。僕のなかで、土木系の就職先は選択肢にほとんど無かったのですが、今回の講話を聞いて少し興味が湧きました。自分は、動かないよりも、体を動かす仕事のほうが好きなので、現場監督という仕事は自分の中では、なしだと思っていましたが、現場監督の一日を見て、意外とやること、動くことが多くていいなと思いました。でも、あの若さで歳が上の人に指示を出したりするのは、緊張するし、指示を出すのを躊躇してしまいそうだなと思いました。ですが、そこで自分の選択肢から外してしまうのは、勿体ないと思います。そして、慣れも大切だと源志先生の話を聞いて思いました。源志先生も、仕事の時はたとえ、年が上であっても、監督という立場上、あえてタメぐちで話していると、おしゃっていたので、やっぱり慣れは大切だと思いました。
 僕は、今回のお話を聞いて、現場監督も先生達がおすすめしているし、いい会社も紹介してもらえそうなので、かなりありだなと思いました。ありがとうございました


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