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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:九町 武志

高校名 愛知県立一宮工業高等学校 建築・土木科 1学年 81名
授業実施日 令和元年10月14日〜11月11日(延べ8日間)
実施場所 一宮工業高等学校・材料実習室
授業実施時間 8時50分〜11時40分 3時間
講師名 永山 文章 他延べ5名
所属 愛知県左官業協同組合

授業内容:

 10月14日(金)から11月11日(月)までの延べ8日間で、2クラスを4つの班に分けて各班2日間の実習を実施した。
 1日目は、45×60pの練習台に下塗り、中塗り、漆喰仕上げの実習を実施した。
 2日目は、1日目と同じ練習台に洗い出し仕上げの実習を下塗り、中塗り、仕上げ塗、洗い出しと一通りの工程の体験実習を実施した。
講師の先生
 吉澤さん、永山さん、山路さん、本村さん、林さん、安田さん

授業風景
写真

出前授業 生徒感想文

建築・土木科 1年

 左官実習をやってみて思ったことは、左官は地味で簡単そうと思っていたのですが実習を行ってから、そのイメージはガラッと変わりました。地味な作業ですが、とても大切で大変でとても難しいということを知りました。鏝を使っての塗がとても難しかったのですが優しい左官の先生方が丁寧に細かく教えてくださったので、上手に作ることができました。今回の左官の授業が楽しかったので、これからも左官に関することを学んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。


建築・土木科 1年

 今回はお忙し中、僕たちのために左官実習の機会を作っていただきありがとうございました。僕は最初、左官が何かわかりませんでした。左官の先生の様子を見ていると簡単そうに見えたけど自分がいざやってみるととても難しかったです。とくに難しかった事は塗り付けの角を塗るところです。また面白かったところはチリ廻りを塗るところです。なぜなら汚れていたチリが一気にツルツルになって奇麗になるところが気持ちいいからです。
 左官の先生方の話では、現在左官をやっている職人さんの数が減ってきていると聞きました。自分が将来左官の仕事について手助けすることができればいいかなあと思いました。まだ高校生活があと2年もあるので就職についてはまだあせらなくてもいいのですが、今回行った左官実習はとても良い経験になったので良かったです。ありがとうございました。


建築・土木科 1年

 今回左官の体験実習をさせていただき、改めて左官という仕事の難しさを知ることができました。また、漆喰を作る材料もその時々によって混ぜる量を工夫し、調節する大変さを知ることができました。機会があったら、またやってみたいと思います。また、私は宮大工を目指しているので、今回学んだことを仕事に生かしていきたいと思います。今回の授業で感じたことは、自分の家の土壁も神社や寺院の土壁も同じような努力で作られているのだと思いました。先人達の知恵を大切に残していきたいと思いました。


建築・土木科 1年

 僕は、この実習を行うまでは左官という存在すら知らなかったのですが、今回の実習を通して左官の楽しさや難しさがよくわかりました。最初は慣れないことをやるので手こずってしまったけど、左官の先生方がすぐに手助けをしてくださったので、とても助かりました。そのおかげで無事時間内に終わらせることができました。先生方の掛けてくださったお声が支えとなりました。
 実習後の左官の先生のお話では、どんな仕事に対しても「見て・真似ろ」と言ってくれる先輩(先生)は優しいということがわかりました。また左官をやっている職人さんたちは結構お金をもらっていることがわかりました。いろいろなことを教えてくださって本当にありがとうございました。


建築・土木科 1年

 先々週に1回目の左官の授業をやりました。そして今日も左官の授業をやり、合計で2回計6時間やりました。もともと祖父が左官業をやっていて、左官に興味はありました。しかし、実際にやったことはなかったので、内心とても楽しみでした。先生のお手本を見ても自分は同じようにはできず、初めはとても苦戦しました。ですが、お手本をもっとよく見てやろうと思い、もっと手の動きを見たら、自分も下手ではありますがなんとかできて嬉しかったです。そこで観察するのが大切なんだなと思いました。全面に均等に材料を塗るのはすごく難しかったです。大変だったけど、だんだん上手にできていくのが嬉しかったし、何より先生方に褒められるのが一番嬉しくて楽しかったです。
 高校1年生でも左官の技能検定は受られると聞いたので、来年受けてみたいです。
 すごく楽しかったです。左官業、将来やりたいです。


建築・土木科 1年

 左官の授業は2日間だったけど、たくさんのことを学べたし、教えてもらってとても濃い1日でした。
 ただ単に材料を塗るだけではなく、薄く塗ったり、塗り方を変えたりして塗るところが面白く興味深かったです。
 人がやっているのを見ていると、すごく簡単そうだったが、自分でやってみると難しかったです。上手く塗れず困っているところを先生が優しく教えてくれたおかげで、時間に間に合うことができたし、上手く塗ることができました。
 先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。また、左官をやれる機会があれば、この2日間のことを思い出して取り組みたいと思います。とても良い体験となりました。


建築・土木科 1年

 左官の授業と聞いて、最初は何をするのか全く分からず、「左官とは何なのか」と友達に何回も聞いていました。そして、左官が何かが分かり、とても面白そうだと感じました。
 実際に左官体験をやってみて、意外と難しかったけれど、周りの先生たちが面白く、そして、とても優しく教えてくれたので作業することができました。
 2回目の左官の授業で、少しコツをつかんだのか1回目の時よりも中塗り作業がとても上手くできました。その上に、石がゴツゴツしてネチョネチョした材料を塗っていくのがともて面白かったです。また、新聞紙を重ねて水気を取る作業がとても楽しかったです。その後、水で洗い流して、きれいな石の模様が現れて嬉しかったです。
 今のところ、今後、左官体験の予定がないので残念です。また機会があれば、ぜひ左官作業の体験をしたいです。


建築・土木科 1年

 私が左官実習を終えて感じたことは、土を平らにならすのが難しいことです。
 お手本を見るとすごく簡単そうに見えるが、実際やると、まず角に土が上手くいかない。角に上手く延ばそうとしても中心に向かって広がって角につめるのが大変でした。
 次に、全体に土を広げていく時に穴が空いて上手く穴がなくならず、埋めても凸凹になってしまい平らにできなかったことです。
 最後に、ならすことできない。コテを使ってならそうとすると、くっついてならせず、ザラザラになってしまう。これが一番大変でした。
 先生方がコテを使って、すぐにならされて、とても格好よく眩しく見えました。先生方にコツを教えてもらい、なんとか形になったという感じでした。
 この「見て・聞いて・真似る」体験を将来に活かせたらいいなと思います。貴重な体験、ありがとうございました。


建築・土木科 1年

 初回の左官の授業の冒頭では、「左官」というものがあまり分からなかった。しかし、授業が進むにつれ、どんなものなのか少しずつ分かった。
 最初は、薄く塗るのが難しく、分厚く塗ってしまい、端の方まで塗れずに隙間ができてしまった。
 2回目は、どの様にやれば、上手くできるのか、少し分かってきて、1回目よりもスムーズに作業を進めることができた。
 6時間という短い時間だったけれど、とても貴重な時間だった。


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