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担当教師名:深見 信規
実践報告:【合同体験フェアについて】
今年度も本校建築システム科1年生での合同体験フェア参加となりました。
見学風景
本校では、1年生より専門教科を学び、早い段階で建築に興味関心を持たせる教育を行ってきている。そこで、4回目となる合同体験フェアの参加は、本校の教育実践の中ではとても必要なものである。 今回の合同体験フェアを3つの観点でまとめることとする。 (1)知ることについてである。中学校を卒業して約半年の生徒たちは、建築の専門教科の学習は進んできているが、建設業界そのものを知らない。そこで、この体験フェアを通して、建設業界の職種について広くそして深く体験的に学ぶことできる。そのことで、まず建設業界の仕事を知ることが今回の合同体験フェアでできたと考える。 (2)体験できることについてまとめる。生徒たちは学校で建築の専門教科を学んではいるが、実際に体を使って体験することは、多くはない。特に1年生であるため、簡単な木材加工(建築大工3級技能検定レベルの木材加工)や製図、JWCADといった程度の内容しか学べていない。そこで、今回の体験フェアにおける体験は実際の図面では一つの線かもしれないが、その線を施工する体験としてはとても大きいと考える。今回の合同体験フェアで実際に、壁を施工し、壁を左官で塗ることや、型枠を組んで中に鉄筋を入れるなど、建設業界としては当たり前のことでも生徒たちにとってはとても大切な体験ができて、学ぶ要素が多かったと考える。また、生徒たちの笑顔を多く見ることができた。体験から学ぶことはとても大きいと感じた。 (3)進路選択(キャリア教育のひとつ)の一助となることについてまとめる。前述にも述べたように建築システム科の1年生は高校入学後半年程度生徒たちである。早い段階で、建設業の仕事について知る体験することは最終的に生徒の進路選択につながることである。言い換えれば高校卒業後の進路設計であり、キャリア教育のひとつになると考える。 今回の合同体験フェアでの経験を生かし、次年度の7月に控えている就業体験(インターンシップ)では、2年生全員が建設業界で3日間研修を行う。その時の、職種選びに直結するとても素晴らしい1日であったと考える。 最後になりますが、合同体験フェア開催にあたりいろいろと準備運営でご尽力を賜りましたすべての皆様にこの場をお借りして感謝するとともに、今後の建設業のさらなる向上のために、学校と企業と気持ちを一つにして取り組ませていただければ幸いで会えると考えます。 今後ともご指導いただきますよう心よりお願い申し上げます。ありがとうございました。 |