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平成30年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:鬼頭 幸久

高校名 名古屋市立工芸高等学校 建築システム科 1学年 40名
授業実施日 平成30年9月7日(金)
見学現場@ 名工建設株式会社
歴史の里ガイダンス 新築工事
見学現場A 太啓建設株式会社
(仮称)リコット豊田梅坪 新築工事

実践報告:
 雨を心配しましたが、日頃の心がけのせいか降られずに済みました。
 最初の物件は、大きな敷地に2階建ての公共の施設は周りの空間(スペース)に余裕があり、見応えも有り、完成後には自分で足を運んで見ることもできますね。
 次の物件では、手狭な敷地に13階建てのマンションの12階から下を見させていただきました、こちらは完成したら個人のお宅になるので完成後は眺めることしかできなくなりますね。
 下地(躯体)の完了している12階から下の階へ内装工事の進捗状況が観られて、とても良い例として観察することができました。教室で教科書の中で知るものより、実物を目の当たりにして、衝撃を受けんばかりに迫りくる迫力を感じ取れたことだと思います。

見学風景
見学写真1 見学写真2

現場見学会 生徒感想

建築システム 1年

 私は初めて現場見学をして、マンションの作られていく過程や、骨組の部分がどうなっているのかが分かりました。現場では長袖の作業服を着て、ヘルメットは絶対にかぶらないといけない理由を改めて学べたと思いました。真夏でも長袖、長ズボンにヘルメットをかぶって作業をしていることを想像すると、とても大変で熱中症にも成りかねないなと思い、働いている方たちは凄いなと尊敬しました。足場を組んであるところは見たことはあったけど、組み立て途中のものや、足場の外側にある落下防止のネットが何のためにあるのかは知らなかったので、知れて良かったです。
 そして、現場見学の当日は雨の影響で地面がぬかるんでいたり、水たまりが残っていたりと、滑ったりすると危険な場所がたくさんありました。そういった危険、けがをしやすい環境で働くことは大変なことだと分かりました。
 2つ目に行ったマンションでは、女性の職人さんたちも仕事がしやすいように女性用のトイレも設置されており、素晴らしいと思いました。またマンションは13階建てで、非常に高いマンションに足場を組み、仕事をしていると思うと、命に関わる事故も起こりえると思いました。
 マンションの部屋や、前には設計図が書かれたものが貼ってあり、それぞれの部屋は違ったので、1枚1枚丁寧に描かれたものなのか気になりました。また、設計図の大きさが違うのもなぜか気になりました。そして、部屋の設計図の中に、一緒にエレベーターの設計図も描かれており、一緒の紙に書いてしまうものなのかと感心しました。初めての現場見学だったけど、色々なことを知れ、知らなかったことを詳しく学ぶことができたので、とても良い経験になり、とても良かったです。また機会があれば見たいと思いました。


建築システム 1年

 今回、初めて建築現場に入ってとても勉強になりました。現場はとても危ない場所で1つのミスでも大きな事故につながることが分かりました。そんなところへ入らせてもらえることは、とても貴重な体験になりました。
 博物館では、鉄骨鉄筋がむき出しの所を見学させてもらって普段なら絶対に見えない部分を見ることができました。1つひとつの説明が丁寧で、気を付けているところや仕事の内容について知ることができました。現場監督がゴミや資源の置き場を考えていることは初めて知り、とても驚きました。
 マンションでは、12階から下に降りていき、作業段階がとても分かりやすかったです。12階はまだ部屋の大まかな形が出来ているだけだったのが、水や電気の配線ができて、断熱材が入り、壁や仕切りができて、部屋らしくなっていく風景が面白かったです。各部屋に製図が貼ってあって、それを見比べて“ここは〇〇になるんだな”など思いながら見ていくととても楽しくなりました。
 建築物は、他の物と違い自分のつくったものが、そのまま在り続けてるから、達成感が湧くと同時に失敗もその場に残り続けてしまうものなので、私も現場に入ることとあったら、この考えを頭に入れて仕事をしたいと思います。


建築システム 1年

 今回の現場見学でたくさんのことを学ぶことができました。1つ目の現場は、名工建設さんが建設中の歴史の里ガイダンス施設を見学しました。その現場は鉄骨が組み立てられていて、まだ床もつくられていませんでした。名工建設さんは、施工管理という仕事で実際に建物を建てる訳ではなく、建物を建てる計画をする仕事で、効率良く建物を建てるための大事なお仕事です。
 僕は、今まで設計する人、建物を建てる人のことしか知らなかったけれど、今回の見学で目立たないがとても大事な役割があることが知れて良かったです。それに施工管理という仕事を知って、その仕事に興味が湧いてきました。今まで建物を建てる大工にしか興味が無かったけど、今回の見学で色々学べて良かったです。そして、今回の見学で様々なことが分かったけれど、その中で協力するということが一番心に残りました。建物を建てるには大工や建築士だけではできないということが分かりました。
 今回学んだことの中にはこれからの生活で活用できることもあったので、活用してこれから建築関係の仕事に進むためのひとつの道として、頑張っていきたいです。


建築システム 1年

 自分は今回の現場見学会でたくさんの事を学び、大切なことについて再認識することができました。現場見学会では、普段建築の授業で学んでいることを実際にみて、考えることで授業では理解しにくかったことやどのように使われているかなど、多くの疑問が解消され、より分かりやすく内容が深まりました。例えば、材料ひとつひとつにはそれぞれ意味が存在していて、その建物を作るためには必要不可欠ということ。また、それと同様に職人さんも大切な存在ということ。そして、それぞれの異なる職種が集まって、自分たちのベストを尽くし、ひとつの作品を作り上げることに感心しました。
 「安全が最優先」これは当たり前であり、一番大切なことであると改めて認識することができました。現場へ行くと、ヘルメット着用と長袖、長ズボンは基本。足場にはネットやシートをかけて転落防止。そして安全掲示板があって、その日の作業内容やこの時間帯は作業をしていて危険と示してあったりすることなど。このように現場では安全にすごく厳しい。それは安全、つまり命を大切にするからであると分かりました。そして、自分は命の大切さを改めて認識することができました。
 今回の現場見学を通じて得た経験は自分の将来について決める大切な材料となりました。ありがとうございました。


建築システム 1年

 2つの場所の見学を終えてびっくりしたことは、1つの現場に総勢何百人もの人々が動員されて、1つの建物ができていることです。また2つとも現場は安全第一が徹底されており、そのおかげなのか無事故日数がどちらも高くて良い現場だなと思いました。そして、建設現場においてある物や場所は、何かしら意味のあるもので(例えば、ごみ箱は作業所の近くにあるなど)先を読んで現場が出来上がっていることがとても凄いと思いました。万が一を想定して生活してまた活動していくことは建設以外のことにおいても役に立つことだと思うので、この機会に現場で学んだことを生かしていきたいと思います。
 マンション現場の方では、とても危険で暑い作業の中、コツコツと仕事を行う精神力の高い方がとても格好よかったです。マンションの様に高い建物は危険と紙一重なのか安全性がより高かったです。このような今まで知らなかったことを知り、新たに建築の知識を学ぶことができました。僕たちのような、まだ1年生で何もほとんど分からない人に仕事の大変さや楽しさを細かく優しく教えてくださり、本当に嬉しくて良い経験になりました。


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