閉じる

建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:森川 昭仁

高校名 愛知県立半田工業高等学校 建築・土木科 1学年 各20名
授業実施日 平成29年9月26,27日 10月3,4日
実施場所 測量実習室
授業実施時間 午前12時35分〜15時25分 3時間
講師名 サングリーン株式会社 代表取締役社長 土師 康邦 様
有限会社サカキ園芸場 代表取締役 榊原 誠 様

授業内容
 9/26・10/3榊原様、9/27・10/4土師様より、20人対象にした3時間の講義をしていただきました。プロジェクターを使って造園業の仕事内容を説明していただきながら、実際の仕事風景の写真も見せていただきました。仕事の種類や現在の造園業を取り巻く現状などを分かりやすく説明していただき、生徒が全く知らなかった造園についての理解が深まりました。また、災害復興の愛知県造園建設業協会の取り組んだボランティア活動の映像も見せていただきました。
 次に、日常で使える便利なロープの縛り方を教えてもらいました。万力結びや垣根結びを教えていただきました。易しい結び方でほどけないものや、締め付けることができる結び方などを経験しました。
 3限目には、校舎脇の植木の剪定をしました。苅込ばさみを使っての実習は、ほとんどの生徒が初めてであったため、苦戦しながらも真剣に取り組みました。刃物の取り扱い方についても丁寧に教えていただきました。
 非常に有意義な授業をしていただき、講師の先生方に感謝をいたします。

授業風景
写真1 写真2

出前授業 生徒感想

建築・土木科 1年

 僕は今日の造園体験実習を受けて、造園の仕事は色々な事をやるのだなと思いました。
 最初に教えてもらったロープの結び方は、効率よく結べるものだと感じました。何かの機会で使えたら便利なので、しっかり覚えておこうと思います。
 木の剪定は簡単そうに見えたけど、やってみると難しく、上手く丸い形にできませんでした。長いはさみは少し曲がっていて、最初なぜだろうと思ったけれど、高いところと低いところを使い分けるのだと知ることができました。
 今回体験してみて普段の教室での授業より楽しく、造園の仕事も楽しそうだと思いました。講師の先生は優しく教えてくれたのでよかったです。ありがとうございました。


建築・土木科 1年

 僕は、造園と言われても何をするのか全く想像ができませんでした。しかし、今回の実習で造園のことが少し分かりました。ビデオでは庭の設計などを見ました。庭は、いろいろと考えられて作られていることがわかりました。
 ロープの結び方の実習では、トラックの荷台に荷物を載せた場合のロープの強い結び方を教えてもらいました。なかなか覚えることができず苦戦しました。
 木の剪定では、丸く仕上げるというものでした。初めは樹液が飛ぶのが嫌でしたが、次第に楽しくなって気にしなくなりました。
 今回貴重な体験ができて良かったです。本当にありがとうございました。


建築・土木科 1年

 僕は今回の造園体験実習をして、造園は楽しいものだと思いました。仕事は楽しくやれるのが一番だと思います。そして、やりがいが大事です。
 実習を進めていくうちに、枝を切りすぎたかなと思うこともありました。しかし、きれいに仕上がったときはすごく嬉しい気持ちになりました。そして、同時に大変な作業だと思いました。今回より大きな木だとさらに大変だと思います。
 造園は楽な仕事ではないと感じました。しかし、大変だからこそやりがいと達成感があるとてもいい仕事だと感じました。今回の実習はとてもいい経験になりました。


建築・土木科 1年

 今回の造園体験実習で印象深く残ったことは、ロープの結び方です。初めは全く分からなかったけれど何回か丁寧に説明をしてもらって、自分で結べるようになりました。できたときは嬉しい気持ちになりました。
 剪定の実習では木の見栄えがよくなるように、はさみで丸く切りました。作業中はとても暑く、夏場の仕事はとても辛そうだと思いました。また、肉体も疲れる大変な仕事だと思いました。
 将来、どんな仕事をするか考え中ですが、いろいろなことを経験して自分が得意なことが仕事につながればいいと思いました。今日はお忙しい中ありがとうございました。


建築・土木科 1年

 僕は、今回の実習でたくさんのことを学び、とてもためになりました。
 ロープの結び方はとても難しかったです。見るだけだと簡単そうだけど、実際に自分でやってみるとしっかり結ぶことができませんでした。しかし、何回も試すとできるようになったので嬉しかったです。
 木を切ることは家でもたまにやっていたけど、久しぶりに切って、とても楽しいと思いました。大きいはさみはどんどん切れるのでとても楽しかったです。のこぎりで切るのは周りの枝が邪魔をして切りにくかったです。小さいはさみは簡単に切れるので楽しかったです。
 今回の体験は、ためになることばかりで今後に活かしていきたいです。また、家の木も伸びたら自分で切ってみようと思いました。


建築・土木科 1年

 僕が今回の造園体験実習で一番印象に残ったことは、大バサミやのこぎりを使って木を剪定したことです。初めは本当に綺麗に切れるのか不安でした。しかし、見様見真似でやってみると案外楽しく、上手だねと言われたときは、自分に自身が持てました。
 造園に限らず、建設業で使う道具も非常に危険な物が多いと思います。仲間と協力して仕事をするときに道具を渡すときなどで、相手を傷つけないようにすることが大事だと学びました。
 今回の実習は、これからの進路を考える上で貴重な体験となってとても嬉しいし、造園の魅力を肌で感じることができました。貴重な時間を割いて教えてくださり、本当にありがとうございました。機会があればまたよろしくお願いします。


建築・土木科 1年

 今回初めて造園という言葉を知りました。造園の仕事で一人前になるためには、いろいろな資格を取り、経験が必要であることを知り、とてもすごいと思いました。木を助けるためにみんなでがんばって、協力していることはとてもすごいし、格好いいと思いました。
 実習では、最初は動きがぎこちなく上手にできなかったけど、だんだん慣れてきてできるようになりました。危ない道具も使ったけど、正しい使い方をして、けががなく作業ができたので良かったです。
 造園は、人と人が協力してやるので、自分勝手に動くのではなく仲間とともに作業をするということが、どれだけ大切なのか改めて理解しました。
 今回の事を、進路の参考にしていきたいです。


建築・土木科 1年

 今回の造園体験実習で、仕事内容を説明してもらい、大変な仕事だと思いました。
 資格についての話では、資格は3級や2級に比べて1級を取得するのはとても努力をしなければならないことが分かりました。
 木を切る実習では細い枝ははさみを使い、太い枝はのこぎりを使うことを知りました。のこぎりを使う作業では、1本を切るのに時間がかかって大変でした。はさみを他の人に渡すときは、自分が刃の方を持って渡さないと危険なので、普段でもそのようにしたいです。
 ロープの結び方も、またどこかで試してみたいです。今回、造園のことについて知ることができてよかったです。


建築・土木科 1年

 今日の造園実習を終えて、木や自然の大切さを学びました。普段よく目にする樹木や花などが、造園業によって手入れされていることを初めて知りました。今後、公園や道路の手入れされている木を気にして見ていきたいと思います。東日本大震災で津波にのみ込まれても生き残った楓の木や松の木を見て、もっと木を大切にしようと思いました。
 実際に木を切ってみて学んだことは、最初講師の先生の話と実演を見て教えてもらったけれど、聞くのとやるのとでは違うということです。実際にやってみると、思ったよりも形を整えるのが難しかったです。離れてみてアドバイスをもらい、最後には満足のいく形に仕上げることができました。
 今日は普段できない貴重な体験ができてよかったです。


建築・土木科 1年

 私は、よく家のあじさいの手入れをするのですが、今回はそれよりも木が柔らかく、スムーズに作業を行うことができました。しかし、速く質の高いものをつくりあげるためには熟練が必要だと思いました。木を整えた後、講師の先生に話を聞きに行って、「ほぼ満点です。」と言って頂いた時はとても嬉しかったです。
 これから、家の庭の木を手入れするときには、今回の実習で学んだこと、身につけたことを活かしてチャレンジしようと思います。造園業はとても興味があるので、いろいろ調べてみようと思いました。また、仕事にはどのようなものがあるのか考えるきっかけになりました。


閉じる