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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:権田 健了・竹内 尊司

高校名 愛知県立半田工業高等学校 建築・土木科 1学年 各20名
授業実施日 平成29年9月26,27日 10月3,4日
実施場所 建築科 材料構造実習室
授業実施時間 午前12時35分〜15時25分 3時間
講師名 (有)青和業務店代表取締役 吉澤清和様 他4名
所属 愛知県左官業協同組合

授業内容
左官体験実習
授業内容(洗い出し仕上げ)
第1工程
・軽く水しめし・チリ回り塗り(ロの字を書くように)・全面下塗り・中塗り(2回塗り)・枠のチリを取る
第2工程
・砕石塗付け
第3工程
・伏込み・アマ取り(ノロを取る)・伏込み・アマ取り・洗い出し(噴霧器で洗う)
 講師の永山先生より、はじめに「見て・聞いて・まねをする」を伝えられ、各自が心得て実習に取り組んでいた。
 生徒達は、はじめ慣れない手つきであったが実習が進むにつれ、コテがスムーズに動かせれるようになった。

授業風景
写真1 写真2

出前授業 生徒感想

建築・土木科 1年

 今日の左官体験実習では、人造洗い出し工法をやりました。第一工程では、チリ回り塗りと全面下塗り・中塗りをやりましたが大変難しかったです。薄く塗ろうとしてもなかなか広がらず、綺麗に塗ることができませんでした。第二工程では、砕石塗付けで、セメントを塗付けたのですが、これもまた、なかなか薄く塗付けるのが難しかったです。枠回りのチリを取るときは、しっかり水を切ってハケの根元を固定しながらやることに注意しながらやりました。講師の先生から「見て・聞いて・マネをする」を聞いて、やり始めましたが、なかなか上手くいかずに講師の先生から直に教えてもらい、しっかり聞いて、マネをすることが、なんとかできました。講義で、辛抱・心棒、信望・深謀という4つのしんぼうを聞いて、このような人になりたいと思いました。今回は、大変貴重な体験をさせて頂き有難うございました。


建築・土木科 1年

 今回、左官体験実習をやってみて、左官の作業には、技術が必要ですがとても楽しい仕事だと思いました。具体的には、コテで塗る作業がとても楽しかったです。講師の先生の見本を見ていると、とても簡単そうに、素早くやっていたけれど、簡単そうに見えて、かなり難しいのだと感じました。しかし、実際やっていくうちに徐々に慣れていきスムーズにコテを動かすことができるようになりました。何度も何度も行ないコツをつかむことが大切なのだと思いました。左官の仕事ばかりではないと思いますが、上手い人のやっている姿を見て学ぶことが大切であると感じました。自分は、入学前から、このような作業や仕事に関心を持っていたので、今回の左官体験実習は、将来の就職をするための選択肢の一つになりました。自分にとって、大変貴重な収穫のあった実習体験でした。


建築・土木科 1年

 今回の体験実習を受けて、大変難しいと感じました。今日の受けた実習が、左官の全てではないと言うことなので、手に職を付けることの難しさを改めて感じました。コテの傾け方、下地の伸ばし方、なかなか下地が伸びなくて、平らにすることができなくて、苦労をしましました。しかし、この左官体験実習では、あまりコテが思うように動かすことができず、上手くいかなかったけれども楽しかったです。始めに見せてくれた見本の作品が、どうしてあんな風になるのか想像できなかったけれど、洗い出しをして作品になった時は驚きと感動でした。講師の先生から言われた、見て、聞いて、まねをする。を努力しましたが、なかなか、まねをするのは難しかったです。初めてコテをさわり、1回目より2回目の方がコテもスムーズに動かせたように感じました。何事も体験することは大切であることを感じました。


建築・土木科 1年

 今回の体験実習を受けて、すごく細かい作業が多くて丁寧にやらないと、すぐに汚くなってしまって、とても難しくて大変でした。特に最初に塗る下地は、コテの動かし方がとても微妙で角度を保つことが難しかったです。しかし、講師の先生方に教えて頂きながら、やっていくと上手くいったので、その時は嬉しくなり、とてもやりがいのある職業だと思いました。最後に洗い出しを行ない仕上げ面がでてきた時は、とても達成感がありました。
 左官体験をして、難しい職業であることと手に職を付けることの意味を理解しました。講師の先生から、「見て」「聞いて」「まねをする」の3つの言葉を体験実習の中で何度も言われていたので、自分は「まねをする」ことを特に心がけて取り組みました。講師の先生のようには、上手くいきませんでしたが、「まねをする」ことでコテの動かし方が少しは上手くなったような気がします。そして講師の先生方は簡単にコテを動かしていくので「すごいな」と思いました。講師の先生に言われた「見て」「聞いて」「まねをする」の3つの言葉は、今後の授業でも、部活動でも同じだと思います。自分も今後、初めてやる仕事は多分上手くいかないから、この言葉を忘れないでやっていこうと思います。
 今後に仕事を選択する時の一つに左官を入れて選択肢を増やしていき、先生達の言っていたことを忘れずに仕事ができればと思っています。今日は本当に良い経験ができました。有難うございました。


建築・土木科 1年

 今回の左官出前授業を受けて思ったことは、思っていたより難しかったことです。全体的に難しかったけれど、特に一番難しかったのは、第一工程の下塗り中塗りです。思っていたより水気がなくて、広げるのに難しかったです。それに、角を平らにすることや全体に平らにすることが大変でした。講師の先生方は簡単にやっていて、また、自分がやった凸凹の下地を簡単に直して頂いて、「さすがだな」と思いました。自分も一回似たようなことでコンクリート塗りをやったことはありましたが、その時と比べ大変難しかったです。第二工程の砕石塗付けは、第一工程の下塗り中塗りと違って石の粒が大きくて大変そうでしたが、第一工程でコテの動かし方に慣れたのか第一工程よりもスムーズに塗ることができました。最後の洗い出しでは、見本を講師の先生が見せてくれて、とてもきれいだなと思いました。しかし、自分の作品の洗い出しをしてみたら、石が少し流れてしまいました。もっと第二工程で砕石塗付けをしっかり押さえつけないといけないことが分りました。しかし、達成感はあって、とても楽しかったです。とても良い経験になりました。


建築・土木科 1年

 今日の左官実習体験と通じて、初め自分がイメージしていたよりも左官の仕事は、とても難しくて大変な仕事であると感じました。最初におこなった第一工程では、下地を薄く伸ばして塗るのが、とても大変で、なかなか自分の思うように行かなかったです。しかし、第二工程では、第一工程のミスをもとに、見て、聞いて、まねをすることで、1回目よりもだいぶ上手くできるように感じました。最後の工程で洗い出しをした時には、綺麗に石が出てきたのが、とても気持ちが良かったです。講師の先生の話も面白くて、とても分りやすかったので、大変勉強になったことと貴重な体験をしました。将来このような手に職を付けられると良いと思いました。講師の先生の講話で「しんぼう」について教えて頂いた。今後の学校生活を送る上でも、将来就職した上でも、とてもためになりました。今後、今日受けた体験実習や講義を生かして行きたいと思いました。


建築・土木科 1年

 僕は小さい頃に左官の仕事を見たことがあります。それは、祖父が小屋を建てているときにやってました。そのときは、簡単にやっていたので、今日、左官実習体験をやると聞いたとき「簡単じゃん」と思っていました。しかし、今日、実際に実習でやってみると、とても難しいことを知りました。僕は下塗りが上手くいかず、とても悔しい思いになりました。第一工程の下塗り、中塗りは、とても難しく、上手く端を塗ることができませんでした。第二工程の砕石塗付けは、コツをつかんだのか、自分の中では上手くできたと思ってます。第三工程の伏込みは押すようにしてやったら上手くできました。アマ取りは、気を許したら上手くできなくて、おかしくなってしまいました。集中しなければいけませんでした。今日、左官実習体験で分ったことは、コテには、いろいろな種類があること、用途によって、それぞれ使い分けることが分りました。最後の洗い出しでは、どんどん石が出てきて、綺麗になっていくのを見て楽しくなりました。また、このような機会があれば次は上手に塗りたいです。


建築・土木科 1年

 今日の左官体験実習では、普段学べないような貴重な体験ができて、とても楽しかったです。講師の先生の説明も分りやすく聞きやすかったので「見て・聞いて・まねをする」を実践できたと思います。
 最初の下塗りは難しく、たくさん塗りすぎたり、上手に伸ばすことができず、全然、上手く進まなかった。でも、教えてもらったことや説明を聞いていたら、作業にも徐々に慣れていきました。作業が、できるようになると講師の先生の話も理解できるようになり、楽しく取り組むことができました。塗り終わった後、外で乾かし、最後に噴霧器で洗い出しをしたとき、だんだんと綺麗になっていくのを見て、とても気持ちが良くて達成感をすごく感じました。
 今回の左官体験実習を通して、将来の就職選択や土木、建築科の選科選択の参考にしたいと思います。本当に貴重な体験ができて感謝しています。


建築・土木科 1年

 今日は、左官実習を体験して、左官の楽しさと難しさを学びました。自分は、以前から左官に興味を持っていたので、今日の体験実習は楽しめました。この体験を通して、将来就きたい職業の一つになりました。とても良い経験をして良かったです。左官には、いろいろな歴史があって、建築物にとって、左官は必用不可欠であり、壁を塗り仕上げるという大事な職であることを改めて知ることができました。さらに、今日、学んだことは、建築に占める左官の役割です。左官の役割は、耐火・防火・火災より、命・財産、そして建物を守ること、今は、軽量モルタルが主流になっていて、防水紙を張ってラスという金網を張りモルタルを10〜25mm位塗り、繊維のネットを塗りこみ、亀裂が少なくなり、形が自由でどんな形にも追随できて、しかも防音作用があり、音が伝わりにくく、断熱作用があり、熱容量に優れていてデザイン性があるなど、いろいろ優れた機能があることを知りました。左官職人は、社会とって、すごく役に立つ仕事をしていることを学びました。今回の左官実習は、自分の将来を考える上でもすごく参考になった体験実習でした。


建築・土木科 1年

 私は、今日初めて左官を体験しました。テレビで見ていた時は楽しそうで職人さんは、すらすらとやっていたので、どんな感じなのか気には、なっていたので体験できて嬉しかったです。実際に自分がやってみると、テレビで見ていた時とは違いとても難しく、薄く塗らなければいけない箇所を暑く塗ってしまいました。表面を綺麗に平らにするのも大変難しかったです。意識してコテを持っていないとベッチャとくっついてしまい汚くなってしまうので、とても苦労をしました。しかし、やってみなければ、本当に分らないものだと思いました。今日は、左官の体験実習を受けていなければ左官への興味を持ったり、左官がどれがけ難しくて大変なことなのか分らなかったので、自分が実際に体験することは、大切であると思いました。これから先も自分から、いろいろなことに実際に体験しチャレンジ精神を持っていくように心がけたいと思いました。


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