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平成28年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:山下 隆志

高校名 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 1学年 40名
授業実施日 平成28年10月20日(木)
見学現場@ 建設技術フェア2016 in 中部
見学現場A 名工建設株式会社
尾張旭市西部浄化センター建設工事

実践報告:
 建設技術フェアでは、最初に「学生交流ひろば」であいさつ、説明をいただき、生徒達にもその旨がよく伝わったと感じました。本校のレポートにも「学生交流ひろば」のブースで話を聞くことを必須としたので、この点からも良かったと思います。各ブースにおいては、生徒たちの真剣に話を聞く姿や楽しく体験している様子を見ることができました。また、建設業界についてよく理解できた、建設のイメージが変わった、技術の進歩はすごい、進路選択の参考になった、やさしく対応していただいた、という感想が多くありました。
 尾張旭市西部浄化センター建設工事現場では、工事の説明を真剣な表情で聞いていました。一人一人安全帯を装着させていただき、安全に対する意識が高まるとともに、プロの道具を使わせてもらうという、滅多に無いことが生徒にインパクトを与えたようでした。また、工事内容だけでなく、職種が多数あること、必要な資格、雰囲気、やりがい等も実例を挙げて説明していただきました。建設業について理解が深まり、興味関心が増したと感じました。

見学風景
見学写真1 見学写真2 見学写真3 見学写真4
見学写真5 見学写真6 見学写真7 見学写真8

現場見学会 生徒感想

環境デザイン科 1年

 私は今回、建設技術フェアと尾張旭市浄化センター工事現場を見学して、多くのことを学び、建設業に対して印象が大きく変わりました。
 建設技術フェアでは、性能や性質、環境にまで配慮した技術など、私が思っていたよりも建設技術が発展していて、とても驚きました。また、会場を回っていると、女性である私たちにもたくさん声をかけてくれ、じょせいが建設業でも働ける環境になっていることを教えていただきました。実際に、展示会場では建設会社で働く女性を見かけることができ、とても嬉しく感じることができました。
 尾張旭市浄化センター工事現場では、工事が安全第一で行われていることを、とても実感しました。安全帯をつけさせてもらい、命を守るための安全帯がどれだけ大切なものかを学ぶことができ、他にも、足場を作る鳶職や、クレーンのオペレーターについて話しを伺いました。それぞれの仕事に必要な資格について教えてもらい、興味を持つことができました。
 こんかいの毛学の経験を、これからの将来の選択に役立てていきたいです。


環境デザイン科 1年

 私は建設技術フェアに行って、今まで以上に建設系の仕事に興味がわきました。建設の中でも色々な企業の方々から仕事の内容や建設材料の性質など幅広い分野の話が聞けて、とても楽しく、また勉強になりました。今の建設技術はどんどん進歩していてすごいと思いました。
 現場見学では、実際に仕事している姿を見ることができ、また安全帯を着ける体験をさせていただきました。建設の仕事はどれもやりがいがあり、仕事によって必要な資格を取らなければならないことを知りました。一つの現場でも何人もの人たちが支えあって一つのものを作り上げていくのだとわかりました。
 今回の建設技術フェアと現場見学は、私にとって大きな影響を与えてくれたと思います。私な将来、建設に関わる仕事がしたいと思います。そしていろいろな人の役に立ちたいと思います。今回学んだことを参考に、進路を決めていきたいと思います。


環境デザイン科 1年

 私が建設業にもっていたイメージは、地味で毎日きつい仕事ばかりで、どの会社も同じようなことをしていると思っていました。しかし、今回様々な会社や団体の技術、仕事内容を聞いていくうちに、自分の考えが誤っていると思うようになりました。それぞれの会社、一つ一つに自慢の技術で作った製品があり、それらは私にとって想像もつかないレベルのものでした。例えば、網状で穴がたくさん空いているのに少しも風を通さないフェンス、雨水はしっかり排水でき、かつ自然動物が、侵入できなくなっている溝などたくさんありました。また、それを私たちに笑顔で丁寧に説明してくださる会社の方々の姿を見て、自分たちに仕事や技術に誇りを持っているのだと感じました。私も誇りを持てるような仕事をしたいと強く感じました。
 また、現場見学では今まで見たことがないくらいの近さで工事をしている姿を見ることができました。大きな建物の細かい部分がとても丁寧に仕上げてあり、関心させられました。
 私は、どんな仕事に就くのか、まだ決めていませんが、建設業にもいろいろあることが分かり、参考にしたいです。建設技術フェアと現場見学は、私の人生にとってとても重要なポイントになりそうです。


環境デザイン科 1年

 僕はこの現場見学会でたくさんのことを学びました。建設技術フェアでは、いろいろな企業の人からお話が聞けました。僕は建設や土木について知っていることが少なかったので、とても良い経験になりました。中でも、建設業の土木の仕事内容を知ることができたのは、良かったです。僕のイメージでは、作業服を着て、朝から一日中作業しているイメージでしたが、しっかり作業工程を考え、また安全や環境に配慮して仕事しているのだと知りました。また、最近は女性の作業員も増えているということで、少々驚きました。
 尾張旭市の浄化センターでは、実際の工事現場を見学しました。そこで印象に残ったことは、安全帯というベルトを実際に体に巻いたことです。初めての経験で感激しました。かっこよくなった感じでした。また、実際に働いている人たちの直接の話しが聞くことができ、とても参考になりました。
 この一日を通して、僕は建設業について多くのことを知ることができました。ありがとうございました。


環境デザイン科 1年

 今回の現場見学会は、自分の将来を大きく左右するとても大きな意味を持つものになったと思います。
 僕自身、中学3年生の時、造園関係のことについて学ぶために、猿投農林高校環境デザイン科に入ることを決めて、入学してきました。この気持ちに嘘偽りは無かったし、自分は造園に進むのだと思っていました。
 しかし、今回の建設技術フェアの学生交流ひろばで僕は、埋め立てをする企業の方の話を聞く中で、その職業の魅力を発見しました。それは、埋め立てて土地を広げることにより、日本の目覚ましい高度経済成長を大きく支えることができる、ということです。その企業は、最近の大きな仕事として、中部国際空港の滑走路を造ったことを紹介していただきました。自分たちでは想像も出来ないような大きな船を使って土を埋めていくという作業にとても大きな魅力を感じました。
 また、海を埋め立てて魚たちの住む場所が失われてしまったら、自然環境破壊に繋がるのではないかと思い、質問したら、過去に多摩川流域を埋め立てたとき、海の中に4本の杭を打ち、その上にテーブルと呼ばれる鉄の板を据え付けることで、下に空洞ができて流れを止めずに施工が可能だと、答えていただきました。しっかり環境対策がされているのだと思いました。
 今回の現場見学会は、建設か造園かのコース選択や将来の職業選択に大きく影響を与えるものでした。これをきっかけに、将来について具体的に考えられたらいいと思います。
 また、この会を企画していただいた方々に感謝いたします。ありがとうございました。


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