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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:蟹江 政志

高校名 愛知県立一宮工業高等学校 建築・土木科 1学年 81名
授業実施日 平成28年09月12,16,23,26,30日
平成28年10月03,07,24日
実施場所 一宮工業高等学校・材料実習室
授業実施時間 午前8時50分〜11時40分 3時間
講師名 永山 文章 他延べ5名
所属 愛知県左官業協同組合

授業内容:
 9月12日から10月24日までの延べ8日間で、2クラスを4つの班に分けて各班2日間の実習を実施した。
 1日目の3時間は、45×60pの練習台に下塗り、中塗り、漆喰仕上げの実習を実施した。
 2日目の3時間は、1日目と同じ練習台の裏面に洗い出し仕上げの実習を下塗り、中塗り、仕上げ塗、洗い出しと一通りの工程の体験実習を実施した。
 講師の先生は、愛知県左官業組合から、永山さん、本村さん、吉沢さん、山路さん、林さんらの延べ5人。講師の先生方も出前授業に来校されるようになって8年目となり、すっかり高校生の扱いに慣れ、ベテラン教員並の力量で、やさしさの中にも時には厳しさを持って授業を行っていただいております。
 生徒達は、左官の仕事について細かな技能が学べるだけでなく、社会に出て働く事の心構えや今、高校生としてなすべき事まで実体験を通じて熱く教えていただけて、大変有り難く、喜んでおります。
 平成30年度には、愛知県において技能五輪がふたたび開催されますが、本校から左官部門で技能五輪を目指す生徒の発掘にやがては繋がることを願っています。
 文部科学省の学習指導要領にも取り上げられている、伝統技能や技術の伝承と共に、この出前授業が今後も続く事を願っております。

授業風景

写真1 写真2

出前授業 生徒感想

建築・土木科 1年

 授業を受ける前は、左官がどのようなことをするのか知りませんでした。しかし、授業を受けていくうちにどんなことをするのかが少しずつ分かってきました。最初は難しかったけれど、慣れていくにつれてとても面白く、楽しかったです。授業の最後に左官について熱い思いを伺い、自分の進路にも左官という道を視野にいれるようになりました。一人前になるためには困難なことを乗り越えていかなければならないことを感じることができました。教えていただいた先生方、本当にありがとうございました。


建築・土木科 1年

 最初の左官のイメージは、左官の職人さんが慣れた手つきでサッサッと塗っていく姿をTVで見て簡単そうだと思っていました。しかし、授業で実際に体験してみて、基礎的なことですら思うようにできず、苦手だ、向いていないと意識するようになりました。ところが、最後の時間に「一歩、踏み込んだだけで苦手だと思わないでほしい。二歩、三歩、踏み込んでから判断してほしい」ということを伺い、何事も早くから諦めずに、辛抱強くいることが大切だと思いました。今回、左官を教えてくださった先生方に感謝します。ありがとうございました。


建築・土木科 1年

 今回の左官実習では、左官の大変さを知ることがでました。初めて見たときは、簡単そうに見えましたが、実際に自分で体験してみると大変難しかったです。特に難しかったところは、材料を引き伸ばす作業です。上手く伸ばすことができず、材料が同じところに溜まってしまい、バランスが悪くなってしまいとても残念でした。上手く作業するためには練習が必要だと思いました。今回の左官実習では、努力することの大切さを学ぶことができました。ありがとうございました。


建築・土木科 1年

 今回の左官実習ではいろいろなことを学ぶことができました。教えていただいた先生方もとても優しく面白く丁寧に教えて下さったので、とても楽しくスムーズに作業をすることができました。ありがとうございます。左官で特に難しいと感じた作業は、木枠の横のちりを取る作業です。ちりを取るためには刷毛を上手く使う必要がありましたが、刷毛の使い方がとても難しかったです。今回の左官実習で左官という仕事に興味を持ち、進路選択の幅が広がりました。本当にありがとうございました。


建築・土木科 1年

 左官実習ではとても楽しく作業することができました。ありがとうございました。塗るだけなら簡単だと思っていましたがデコボコができたり、上手くならすことができなかったり、想像以上にコツのいることばかりでとても素人では上手くできないと思いました。左官を教えていただいた先生方はとてもかっこよかったです。流石、プロは違うと思いました。そして、左官を教えていただいた先生方のようにプロと呼ばれるように一つのことに集中して取り組みたいと思いました。また、これからこのような機会があったら全力で取り組みたいです。本当にありがとうございました。


建築・土木科 1年

 左官実習を終えて、最初職人さんを見てこんなに簡単に出来るのだと思い、自分でやってみると、高さが違ったり、角まで材料がいかなかったりと本当にうまく出来ませんでした。
 しかし、第二週目に石が混ざった材料を塗ってみるとはじめにやった物よりも綺麗に完成させる事ができ、自分でも成長していることを実感する事ができ、とても嬉しかったです。
 今回、左官実習を体験させていただき、本当にありがとうございました。又機会があれば前回よりもさらに成長が出来るように頑張りたいと思います。


建築・土木科 1年

 滅多に出来ない体験が出来て良かったです。はじめは慣れない作業に戸惑い、うまくできませんでしたが、職人の先生方が丁寧に説明をしてくださり、どんどん上手くなっていき上手に塗れるようになりました。
 他の仕事でも、最初は全然うまくいかないことばかりだと思いますが、経験を重ねていけば何でも上手くなれると思いました。これからも是非、色々な経験を重ねていきたいと思います。


建築・土木科 1年

 最初は左官職人の方が塗っている姿を見させていただき、簡単にやっているように見えましたが、いざ自分でやってみると、とても難しく、やはりこの世界は経験がものを言うのだと思いました。左官という仕事は名前や何をやるかなどはおおよそのことは分かっていましたが、実際に体験してみると、思っていたよりも色々なことをやっており、びっくりしました。
 今回来ていただいた職人さんの方たちは、とてもユニークな方ばかりで、職人の世界でやっていくためにはコミュニケーション能力がとても大切である事が分かりました。


建築・土木科 1年

 左官実習をやってみて、はじめ塗っていく工程を見た時は正直簡単そうに見えたのですが、実際にやってみると予想以上に難しく大変でした。
 やってみて職人さんはやはりすごいと感じました。なかなか出来ない体験なのでとても良い経験になりました。
 今回は、本当にありがとうございました。今回の経験を活かして将来の夢に向け頑張りたいと思います。


建築・土木科 1年

 左官というのは始め、テレビなどで見た時に簡単そうだというイメージでした、いざ自分でやらせていただく事で、とても難しいことが分かり驚きました。また、職人さんたちのすごさを思い知ることが出来ました。
 左官という仕事は、毎日コツコツと頑張ってやっていけば出来るようになると言っていただき、これから自分の夢に向かってコツコツと頑張っていきたいと思います。


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