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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:神野 義久

高校名 愛知県立半田工業高等学校 建築・土木科 1学年 各20名
授業実施日 平成28年09月27,28日
平成28年10月04,05日
実施場所 建築材料構造実習室
授業実施時間 午後0時35分〜3時25分 3時間
講師名 (有)青和業務店代表取締役 吉澤清和様 他、3名
所属 愛知県左官業協同組合

授業内容:
授業内容(漆喰塗り)
第一工程 ・軽く水しめし
・チリ回り塗り(口の字を書く順番で塗る)
・全面下塗り・中塗り(2回塗り)
・枠回りのチリを取る
第二工程 ・チリ回り塗り(第一工程と同じ)
・全面塗り(第一工程と同じ)
・チリふき
第三工程 ・仕上げ
・塗りつけたコテで伏せ込みをする
・大津コテで全面押さえ
 生徒達はコテの扱いに悪戦苦闘しながらも、永山先生の説明を聞き、吉澤先生の手本を観察し、そして真似る事を良く実践していました。

授業風景

写真1 写真2

出前授業 生徒感想

建築・土木科 1年

 今日初めて左官という言葉と、左官の仕事内容を少しだけ知りました。砂漆喰や漆喰を塗る作業は、最初見た時は誰にでもできそうだなと思って実際にやってみると全然自分がイメージしてるようにできなくて、それをあんなにスラスラと漆喰を塗っていて職人さんってこんなに凄いんだなと思いました。特に隅の方で苦戦している時に、代わりにやってくださった時は凄いとしか言いようがありませんでした。そして、実際には今日やったサイズよりもはるかに大きいものを相手にやっていると考えたら大変な仕事だなと思いました。今日の授業は、必死に見て聞いて覚えてマネをしようとしましたが、上手にマネできなかったのが少し悔しいです。でも、初めてにしてはできた方かなとも思いました。今日、言っていただいた「見て聞いてマネする」は、他にも通ずる事だなと思いました。


建築・土木科 1年

 今日の左官体験実習を体験して、見て聞いてマネをするという簡単そうだけどとても大事なことを教わりました。見て聞いてマネをするというのはこれから社会にでても大切な事だと思うので、覚えておきたいと思いました。見本を見ると簡単そうな回し塗りでも自分がやってみると材料が伸びずにとても難しかったです。職人さんになると塗ることもできると知ってとても感動しました。僕達の家もたくさんの苦労があってできていることが分かりました。その苦労を感謝して毎日家に住みたいと思います。また、左官になるにはたくさんの道があることも学びました。高卒や専門学校からなれるとういことが分かりました。建築関係の仕事は一つ一つを職人さんがこだわりを持ってやっていることが伝わってきました。三時間という短い時間でしたが将来に役立つ貴重な体験ができました。


建築・土木科 1年

 僕は、左官体験授業をとおして様々な事を学ぶ事ができました。まず、「見る・聞く・まねする」という基本を知りました。ですが見たり、聞いたように真似しようとしても難しくて簡単に真似することはできませんでした。自分で実際にやってみて難しさを知ったので、あの難しい事をすらすらやっていたのでとても凄いなと思いました。凄く難しかったですが、教えてもらいながらやっていたら最初よりはできるようになれたと思います。全然上手くできなかった自分に分かりやすく教えていただき本当にありがとうございました。あと、もらった紙に書いてあった辛抱、心棒、信望、深謀の4つの「しんぼう」を考えて行動していきたいです。また、座右の銘の「運・鈍・根」の事を成し遂げるのに必要な三要素もしっかりと頭に入れておきたいです。忙しい中、ありがとうございました。


建築・土木科 1年

 前日からこの話を聞いていて、もの凄く興味が湧いていました。将来の内に一回でもいいから左官をやりたいと思っていて、こんなに早く体験ができて嬉しかったです。左官の先生がやるところを見て、少し自分の中ではバカにしていた部分がありました。しかし、実際にやってみると先生のマネをしようとしてみてもなかなか上手にいかず、しかも「薄く」という言葉に苦戦していました。力も使い、やっているうちにだんだんと腕に疲労がたまってきて辛かったですが、「辛抱」しながら作業していきました。やっては乾燥の繰り返しで休憩はあまりなかったですが、3時間があっという間に終わってしまいました。最終的には素早く綺麗にやることができ、良い経験ができました。自分は大工になることが夢ですが、左官という職業も興味を持ちました。まだまだ時間があるので、ゆっくり悔いの残らない学校生活を送りたいです。


建築・土木科 1年

 僕は、左官体験を終えてとてもいい体験だと感じました。最初は左官って何だろうと思っていましたが、やってみてとても楽しかったです。職人さん達は簡単そうにキレイにやっていましたが、自分がやってみるととても難しくて、手こずってしまいました。職人さん達の話すことは一言一言に重みがあって格好いいなと思いました。凄く苦労して職人になった職人さん達は人として尊敬しました。楽しく一人前にはなれない。辛抱強く頑張った者が残ることができるという言葉に僕はぐっときました。将来、左官の道に進むかは分からないけれど、左官体験実習をして、とても身になったなと思います。これから社会に出ていく人間として立派な人間になろうと思いました。人生の大先輩である職人さん達には感謝でいっぱいです。


建築・土木科 1年

 今日の左官体験実習を終えて、思ったことは、とても難しいということです。最初に左官の先生がお手本を見せてくれたときは、流れるようにやっていたので、これは簡単かなと思ったけれど、実際にやってみると力の入れ方や、手首の使い方が分からなくて全然できませんでした。こんなに難しいのを流れるようにやる左官の先生達に感心しました。僕たちがやったのは50cmくらいの正方形の板に塗っただけだけど、本当の左官の仕事では、城などの大きな壁に塗るので、凄いと思います。僕は今日、3時間ぐらいやっただけなのに腕が凄く疲れました。でも、とても楽しかったです。今日、教えてもらった「見て、聞いて、マネをする」ということは、左官以外の職業でも当てはまることだと思うので、覚えておきたいです。このことも含めて今日の左官体験実習はとてもいい体験でした。


建築・土木科 1年

 今回の左官体験実習では、見て聞いてマネすることの大切さと、自分がマネするのが得意でないことに気づきました。選科が近づく中で体験する事ができて良かったです。初めての左官は難しかったけど、講師の方がとても上手かったので、何年も経験すれば上手くなれるんだと思いました。よく考えたら、左官だけでなく、土木でも建築でも、経験を積むごとに上手くなっていくなと思いました。漆喰というものを初めて知ることができました。漆喰以外でもチリ回し塗りなど初めての事をたくさん学ぶ事ができました。
 今回の左官体験実習で習ったことを次にいかして行きたいと思いました。今回の実習では、左官の仕事のほんの少しを体験しただけだけど難しかったので、他にどんな仕事があるか気になりました。


建築・土木科 1年

 今回の「左官体験実習」で学んだ事や思った事がいくつかあります。
 最初に講師の先生のお話を聞いた中から印象に残った言葉があります。それは、「見て、聞いて、マネをする」といった言葉です。単純だなあと思いましたが、見て、聞くまでは簡単なのにマネするというとこがやはり難しかったです。職人さんがあっという間にやってしまったので、つい簡単と思ってしまいました。それが間違いだと気づかされました。やはり職人はプロだと改めて肌で感じることができたと思います。
 左官という言葉を聞いたことはありましたが、何を主にする仕事までは分かりませんでした。でも今回の体験で知ることができました。本当にいい体験ができました。凄く良かったです。今回の体験で学んだことを私生活や学校生活に役立てて行きたいです。


建築・土木科 1年

 僕は今日、初めて左官というものをやりました。手本を見ている時は少し簡単に見えたけど、実際にやってみるとかなり難しくて大変な作業だと思いました。漆喰を塗る時にあまり上手に塗ることができなくて、スジができたり、でこぼこになったりしました。特に端の方を綺麗に塗るのがとても難しかったです。上手にできなくて困っているときも職人の人が分かりやすく教えてくれたので、とてもやりやすかったです。
 左官の歴史についてのプリントも貰い、読んでみると、左官工事の始まりや名前の由来など、今まで全く知らなかった知識を知ることができました。
 この3時間の体験実習で、色々な事を学ぶ事ができました。この実習で知った左官についての魅力をこれからも忘れないようにしたいです。


建築・土木科 1年

 初めて左官をしました。左官の先生は軽々とやっていましたが、実際にやってみると、凄く難しくて、できませんでした。けれどやっているうちに、だんだんとできるようになりました。この仕事をやっている人達を何度も見たことがあって、床や壁に塗っているのを見たら、楽しそうだなと思いました。今日この仕事を体験してみて、とても楽しかったです。職人の方に手伝ってもらった時に軽々とこなしている姿を見て、職人さんって本当に格好いいなと思いました。最後にもらった資料の中に4つの「しんぼう」が書いてあってどの「しんぼう」も心に響き残るものばかりでした。左官という職業だけではなく世の中にはたくさんの仕事があるので、自分のできるやりたい仕事を見つけて、その職に就けるように勉強をしっかりやりたいです。貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。


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