現場見学会 生徒感想
建築科 2年
今回、現場見学で豊田市の豊田市立寺部小学校・寺部こども園改築工事現場と、大府市のグランフォーリア新築工事現場にお邪魔させて頂きました。午前中行かせて頂いた豊田市の現場では、請負金約30億円や、木・鉄骨・鉄筋コンクリートの混構造(ハイブリット工法)に驚きました。30億円もかかっている現場を拝見することができ光栄でした。やはり大きな規模であり、現場を見たり、パースを見たりすると、完成がとても楽しみになりました。工法もハイブリット工法という珍しいものであり、組むのが大変だったという屋根の骨組の鉄骨と木の接合部が印象的でした。また職員室の床が一段下げて施工してある理由、まだ取り付けられていないサッシ、現場でふいたピンクの断熱材と、工場で加工した青白色の断熱材のこと、打ち放し仕上げは現場で長年やっている方でもナーバスになることなど、知らないことばかりで面白かったです。見学後の質疑応答で、図面300枚をもとに施工していることを聞いたときは、程遠い作業だなと思いました。模型も見せてもらい、すごい屋根だと思ったし、模型だけでも大変そうなのに、それを実際に作っている現場の方は本当にすごいと思いました。
大府市の現場では、先ず着いた時に、『声掛けて みんなで創ろう 現場の和』というスローガンを見かけて、良い現場だなと感じました。見学では、エレベーターで最上階へ行き、そこから下へ降りながら、部屋の出来上がっていく過程を見せて頂きました。住みたいなとか、いい家だなと思いました。
この度は、本当に貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。
建築科 2年
最初に行った豊田市の寺部小学校とこども園の改築工事では、日本であまり行われないハイブリット工法が使われていました。ハイブリット工法とは、木材・鉄骨・鉄筋コンクリートを合わせた混工法のことです。この小学校とこども園を作るうえでのテーマが、木を見せる≠ニいうことで、この工法を採用したそうです。
現場へ実際入ってみると、鉄骨を組んだ後に木材を組んであるなど、ハイブリッド工法について知ることが出来ました。断熱材には、工場で加工してある青いものと、現場で吹きかけるピンクのものとあり、作業を効率よく進める工夫だと思いました。その他にも、職員室の床がパソコンのコードの配線のため少し下がっていることにも驚きました。
最後の質疑応答で1番びっくりしたことは、「設計にかかった時間は?」という質問に対して、厚みのある冊子を3冊見せられ、約300ページに及ぶと言われたことです。設計士を憧れている自分は正直メンタルがやられました。
次に大府市のグランフォーリア新築工事を見に行きました。鉄筋コンクリートで作られた14階、15階のマンションでした。
足場のようなもので作られたエレベーターで最上階へ行くときは、少し身を乗り出せば落ちそうですごく怖かったです。上から下りていく中で、各部屋を見ていき、柱、壁、窓、床などが段々と変化していくのがすごくワクワクしました。
今回の現場見学では、将来について深く考えさせられた部分もあり、とても良い経験になりました。
建築科 2年
工事中の現場を説明してもらいながらの見学は、あまり出来ない体験であり、実際見ないと分からない事や仕事内容が分かりました。
初めに行った豊田市立寺部小学校・こども園の改築工事の現場では、混構造(ハイブリッド工法)が使われていて、実際に小学校の玄関部分を見たときに、木・鉄骨・鉄筋コンクリートが使われているのを見て、混構造というものが良く分かりました。この建物は、木をメインにしたデザインになっていて、木が見える部分が多くあり、優しさややわらかさを感じることができ、とても良いなぁと思いました。それぞれの教室の作りやプールなど、私たちが使っている学校が、完成していく過程や、普通では見られない所が見学できて楽しかったです。
次に行ったのが大府市のグランフォーリアという共同住宅の新築工事です。総戸数239戸で北棟65戸の14階建て、南棟174戸の15階建てという大きさマンションでした。現場のエレベーターを使って上まで行き、作業の様子を見ることが出来ました。やはり15階という高さなので、少し怖かったですが、作業している人たちはそんなことを感じさせず、すごいと思いました。またいくつかの部屋に入り、完成していく過程が見られ、ほぼ完成した部屋にも入ることが出来て、分かりやすく楽しく見学出来ました。
今回の現場見学を終えて、座学では分からない、現場でしか分からない事をたくさん学ぶことが出来たので良かったです。
建築科 2年
最初に行った豊田市の寺部小学校・こども園改築工事では、先ず小学校とこども園が一緒になっていることにびっくりしました。さらに日本では珍しい、木構造、鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造を混ぜたハイブリッド工法を使い、テーマでもある木を見せる手法に驚きました。また、断熱材の意味や、コンクリートの打ち放し仕上げの難しさを学びました。職員室の床が配線などのために、廊下より少し下げてあったり、教室の手前がワークスペースになっていることなどもすごくいいなと思いました。こども園の屋根も教科書などではなかなか見られないものでびっくりしました。
午後からは、大府市のグランフォーリア新築工事を見学しました。南棟の最上階に行くために、普段では乗れない作業用のエレベーターに乗れたことがすごくうれしかったです。上は躯体工事をしているところでした。そこでコンクリートはポンプ車を使い運ぶことを教えてもらいました。下に降りていくににつれ、部屋が出来上がっていくのを見ることができ、すごくおもしろかったです。また、自分の家でもワイファイのルーター置場に困っていました。でもこのマンションには和室の物入れの上部に、ルーター置場があったのですごくびっくりしました。鉄の窓枠にすることで気密性が上がります。しかし気密性が上がるとドアが開けづらくなるため、小型の換気扇を付けていることも初めて知りました。
建築科 2年
僕は、今回の見学を通して思ったことは、建築物を建てるときに大事なのは、図面だと思いました。図面が正確でなければ、正しく建てることができないし、違う建物になってしまうからです。豊田市の寺部小学校・こども園では図面が300枚ほどあるそうです。またそれぞれの現場の建築に関わっている人が、小学校・こども園は、1日に最高250名、グランフォーリア新築工事は170名であり、多くの人が関わっています。そのためコミュニケーションが大事だと思いました。
小学校・こども園は、豊田市から頼まれた約30億円もの請負金で建てられている。また構造がハイブリッド工法という特別なもので、その工法は東京の事務所しか出来なかったらしい。ハイブリッド工法で木を強調しながら建築をしているらしい。この工法は、木と鉄骨、鉄筋コンクリートを組み合わせて建築するものである。またコンクリートの打ち放しは職人でもナーバスな仕事らしい。教室の手前にワークスペースを作ったり、床を少し下げ配線スペースを作ったりと、いろいろな工夫がありすごいと思いました。
グランフォーリア新築工事は、下から順に仕上げをしていたので、見学をするときにとても分りやすかったです。ちなみに“グランフォーリア”はイタリア語で“大きな葉”といういみらしいです。
|