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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:横井 孝俊

高校名 愛知県立愛知工業高等学校 建設科 1学年 40名
授業実施日 平成27年11月10,17,24日 12月1日
実施場所 愛知工業高校 A棟1階 測量実習室
授業実施時間 8時55分〜11時45分 3時間
講師名 永山 文章 他4名
所 属 愛知県左官業協同組合

授業内容:愛知県左官業協同組合による左官体験実習
 ・建設科1年生を対象に、延べ4日間で、2班に分けて、各2日間の実習を実施していただきました。
 ・1日目は漆喰仕上げ、2日目は洗い出し仕上げの実習を実施しました。
 ・生徒は簡単そうに見えた鏝の使い方が、先生のように上手くできないことに驚いていました。
 ・生徒たちは、左官実習体験を通して、職人の凄さを知ることができました。
 ・実習後には、講師の先生方から講話をしていたただきました。

授業風景

写真1 写真2

出前授業 生徒感想 「左官実習」の生徒の感想

建設科 1年

 今回の左官実習で僕は多くのことを学びました。初めに教えてもらったのは漆喰というものです。先生方は優しく丁寧に教えてくれました。下地のモルタルは漢字の口の字を書くように塗ること、できる限り薄く塗ることなど…。「みて、きいて、まねをする」まずはここから始めるんだよと、これが大事だよと言いました。2回目の授業では、洗い出しというものをやりました。今回は下地までのやり方は同じですが、そこから新しいことをやるということでした。前回の授業が楽しかったのですごく楽しみでした。先生方は最後の最後まで丁寧に教えてくれました。教えてくれたのは左官のことだけじゃありません。最後の授業のとき先生方が話してくれたことは、何でもすぐにあきらめない、これからいろいろな壁があるけどそれを乗り越えていってほしいなど、こころにひびくようなことを伝えてくれました。短い時間でしたけどすごくいい授業だったと僕は思います。ありがとうございました。


建設科 1年

 このたびは、僕たちのために左官出前授業講座を開いてくださり本当にありがとうございました。大変短い時間ではありましたが僕たちにとってはとても有意義な時間となりました。さまざまな体験をさせてもらいましたが、僕はその中でも特に2つ印象に残ったことがあります。一つ目は洗い出しの作業です。ブラシでノロを流してから、墳霧器で洗い流す作業は石がどんどん見えてくる様子は見ていてとても興奮しました。機会があればぜひもう一度やってみたいです。そして二つ目は講師の皆さんのお言葉です。その中でも特に印象に残ったのは「見て聞いて真似をして、その次の作業のことを考える」という言葉です。これは作業だけでなく、人と人とがコミュニケーションをとるうえでもとても大切なことだと僕は思います。これは、一見当たり前に思えてできていない人が多いと思うので、日常の中でもしっかりと意識をすることが、講師の皆さんのような職人になる第一歩だと僕は考えます。今僕たち1年生は、2年生からのコース選択をするというとても大切な時期を迎えています。この先卒業をする頃には皆がそれぞれ別の道を歩んでいくと思います。そうすると、左官以外の道に進む人のほうが多いと思います。しかし、今回の左官出前授業講座で講師の皆さんが話していたことは、左官以外の道を進んでいくとしても必ず大切になってくることばかりでした。なので、これからそれぞれが別々の道を進んでいくとしても、今回の体験や言葉をしっかり覚えていきたいと思います。このたびは本当にありがとうございました。


建設科 1年

 僕は今まで左官という職業を聞いたことはあったものの具体的にどのような職業なのかは知りませんでした。しかし今回、左官という職業を授業で体験しどのような仕事をするのかを少しだけですが知ることができました。
 最初はこての動かし方がまったくわかりませんでした。ですが講師の方が見本を見せてくれたり、直接教えてくれたので少しずつ理解することができました。やったことがない人でも少しできるところが逆に難しい部分でもあると思います。それを仕事にしている講師の方たちは本当にすごいと思います。二日間の体験だけでも2種類の技法、たくさんの道具を使っていてやっぱりそういう職人さんはかっこいいと思いました。僕もそんな職業に就きたいと改めて思った体験授業になりました。


建設科 1年

 初めて左官実習をやった率直な感想は「難しい」というものでした。前で職人さんがやっているのを見ているとき簡単そうにやっていて意外と簡単にできるものなのかなと思って見ていました。しかし、いざやってみるととても難しくなかなかうまく塗れませんでした。これをあんなに簡単そうにやっていたのかと思いとても尊敬しました。横から直してくださるときも滑らかに、上手に、きれいにやっていてますます尊敬してしまいました。
 今回の左官実習を通してとても左官に興味を持つことができました。頂いた資料には技能検定などいろいろなことを乗り越えなくてはいけないことがかいてありました。あの職人さんたちはそれらを乗り越えてここにいるのだなと思いました。それは本当にすごいことだと思いました。
 僕の将来の道の一つに「左官屋」という道ができました。教えていただいた職人さんたちに感謝したいと思いました。


建設科 1年

 今回、左官の出前授業を受けて様々なことを学ぶことができました。
 最初は、コテを使って塗るだけで簡単そうだなと思っていたけど実際やってみると難しくてまともに塗ることができず、表面が汚かったりしていたけど先生が横について教えてくれたのでだいぶできるようになりました。
 そして、左官の技術的な面のほかにもさまざまなことを学べました。自分が社会に出たときにやらなければならないこと、辛抱して頑張った人が最後に残ることができる。など心に響く言葉を言ってくださり自分の将来のことについてもう一度深く考えようと思いました。
 今回の授業で、将来左官屋さんになるのも自分の夢の選択肢に入れようかなと思いました。とてもためになり楽しく面白い授業でした、ありがとうございました。


建設科 1年

 今回の出前授業では、愛知県左官業協同組合から5人の先生に来ていただき、左官を実際に体験させていただきました。今まで見たことはあったとしてもやったことはなかったので、すごく楽しみでした。そして先生がお手本を見せながら説明をしてくださった時は、正直すごく簡単そうに見えました。ですが、実際に自分で体験してみると予想以上に難しかったので、先生にすごさが改めてわかりました。ですが、難しかったと同時にたくさんのことを教えていただきました。小手でもいろいろな種類があったり、塗る材料によって塗り心地や伸ばしやすさが違って、ここまで違いがでてくるなんてびっくりしました。一日目は全く上手く出来なくて、先生に助けていただいてばかりでしたが、二日目はなんとかあまり助けてもらわなくても出来るようになり、「少しは成長できたかな」と感じました。先生に少しでも褒められるとすごくうれしくて、とても楽しく感じました。先生がおっしゃった「見て、聞いて、まねをする」という言葉の重要さがこの出前授業を通してよくわかったので、これからもその言葉を忘れずに大切にしていこうと思いました。今回来ていただいた先生方のお話もすごくわかりやすく、面白さもあったのでとても聞きやすかったです。愛知工業高校に来ていただいた先生方、二日間の出前授業すごく楽しかったです。どうもありがとうございました。


建設科 1年

 わたしは2日間の左官実習を通して学んだことがたくさんあります。
 まず、先生が何度もおっしゃっていた「見て、聞いて、真似をする。」という言葉です。建築業は何十年も昔から進化してきたものの基本的な作業工程や工法はずっと変わらず受け継がれてきました。その中で、この先生の言葉はとても重要だと感じました。自分が学び、得たことを未来に生きる人々に残していくには自分より技術が上の人間から「見て、聞いて、真似をする」必要があります。今回の左官実習でこのことが身にしみてわかりました。
 次に、漆喰や洗い出し工法を行ったことです。今回すでに用意されていた材料や貸していただいたものなどは現場では自分で用意しなければなりません。そこの手間を抜いての作業でしたが予想以上に大変で難しいものばかりで現場ではもっと大変なのだろうと感じました。
 2日間という短い間でしたが実際に体験することで「左官」という職業に関心が持て、職人さんの貴重なお話が聞けてよかったです。
 これから社会に出て建設業で働いていく上で必要なことを貴重な時間を割いて私たちに教えてくださりありがとうございました。


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