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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:蟹江 政志

高校名 愛知県立一宮工業高等学校 建築・土木科 1学年 76名
授業実施日 平成27年11月26日
実施場所 一宮工業高等学校 視聴覚教室
授業実施時間 8時50分〜9時40分 1時間
講師名 小笠原 保廣
所属 一般社団法人 愛知県建設業協会

授業内容:
テーマ:「建設業の魅力について」
資料:建設業界ガイドブック2014 ・備える・建設ってどんな仕事? 自作プリント2種類
建設業の特徴
@注文生産である A個別生産である B移動生産である C屋外生産である
岐阜県、南木曾町の集中豪雨による崖崩れなどの自然災害等の復興には、建設業界なくしては考えられない。
建設業の規模
47万社。就業者499万人 内99.9%は資本金1億円未満の会社である。
建設業の3つの役割
@社会資本の整備 A安全で安心な暮らし B環境の保全と創造
建設業の28業種 建設業界ガイドブック2014より
@土木工事業・・・港湾、しゅんせつ、トンネル、河川、橋梁、造園、などの説明
A建築工事業・・・・大工・型枠・鉄筋・とび・左官・板金・内装・屋根・空調などの工事業の説明。
 以上の内容について、資料に基づきながら、ご自分の体験などを織り交ぜた有意義な講話であった。
 会場校の反省としては、マイクがあった方が良かったかもしれません。来年度は、準備します。

授業風景

写真1 写真2

出前授業 生徒感想

建築・土木科 1年

 建設業にも色々な職種がある事が分りました。その職種の中にもその職種にしか無い特徴があり、話を聞いていてとても楽しかったです。 また、自分は将来、土木の仕事に就きたいと思っていたので、今日の出前授業のおかげで土木の事をより深く知ることが出来て良かったです。ありがとうございました。


建築・土木科 1年

 建設業は建物を建てるだけではなく、様々な社会貢献をしていることが分った。東日本大震災の時も自衛隊や消防がくるために道路を整備したのも建設関係の人だと知ることが出来た。道路の整備などは、土木関係の本業でもあるので以外と活躍できる場が多い事にも気がついた。また、社会貢献できると言うことは素晴らしいことだと思うので仕事に誇りが持てると思った。
 自分も建築・土木科を選んで学んでいるので、将来、社会の役に立てるようにしっかりと学ぶと同時に、資格もたくさん取ろうと思った。


建築・土木科 1年

 今回の出前授業で、建設業の特徴を知りました。建設業は、造っておいた物を売るのではなく、注文を受けてから価格を決め生産を始める。建物や施設は、注文者の希望に応じてひとつひとつ個別に生産される事が分りました。建設業では、様々な建設業の職種が複合しチームを作って物を作る仕事で、より良い建築物を造るには、より良いチームワークを造る事でコミュニケーションが大切だとわかりました。


建築・土木科 1年

 今日の話を聞いて建設業の仕事の大変さが改めてわかりました。そして、建設業の仕事が街を造るだけで無く、人の命や生活を守るということに初めて気がつきました。自分が作った物が、災害などから人を守る役割があると考えるととても大きなプレッシャーを感じました。なので、しっかりとした物が作れるように、今のうちにしっかりと勉強しておきたいです。そして、僕は人前で話すのが苦手なので、ホウレンソウがしっかり出来るようになりたいです。


建築・土木科 1年

 今日の出前授業で、建設のことについて学べて良かった。
 自分は土木科に進もうと思っていますが、仕事ではどんなことをするのか不安でしたが、不安が消えました。仕事では、コミュニケーションや協調性が大切ということがわかり、日頃からその能力を高めようと思った。明日の現場見学では、仕事の内容や現場の雰囲気などいろんな事を見てこようと思いました。有り難うございました。


建築・土木科 1年

 国民総生産の約1割が建設業が占めている事に驚いた。建設業は個別生産であるために、同じ建物がいくつも存在することはないことが分かった。建設業は1つの会社で構造物を造ることはなく様々な建設業の職種が複合し、チームを作ってものを造る仕事だと言うことが分かった。資格を取ることも大切、資格は自分のためだけではなく、会社のため、そしてきちんとものづくりが出来る人の証明なので、社会のためにもなっていくから積極的に資格を取ろうと思った。建設業は「きつい」、「汚い」、「危険」といってとても楽な仕事ではない。人の命や生活を守るためだから責任を持たないといけないと思った。
 完成した構造物は地図に残る。建設業は完成後に簡単にはやり直しがきかない仕事。だから完成までの責任は大きいけれど自分が携わったものが地図に残り、誇りを持って色々な人に話すことが出来るのは良い。


建築・土木科 1年

 建設業には、注文生産、個別生産、移動生産、屋外生産などであることが分かった。建設業の建設会社は多いと思いましたが、小笠原さんが47万社仲45万社位の会社は10人以下と聞いて、人数の多い会社がとても少ないと思いました。
 建設業は道や道路、ビルなどを造るので、地図などに残ることがあるので良いと思いました。
 建築業では一級建築士、土木では一級土木施工管理技士という資格が必要だと聞いたので、たくさん勉強してより多くの資格を取っていこうと思いました。建設業の3K「きつい」「汚い」、「危険」でそんなに楽ではないが、人の命や生活を守るためにはそんな楽な仕事はないと書いてあったので僕も人のためになる仕事に就きたいと思いました。
 建設業にも、土木工事業や造園工事業、浚渫工事業などの土木業、建築工事業、大工工事業、型枠大工工事業等の建築業が有ることが分かった。


建築・土木科 1年

 「注文生産」、「個別生産」、「移動生産」、「屋外生産」この4つはどれも初めて耳にした言葉でした。注文生産はスーパーの商品のようなつくられた物を売るのではなく、注文されてから価格などを決めて造り始める事だと知りました。
 そのほかにも、個別生産は注文者の希望に応じた造りになること、移動生産は1つの工事が終わると又次の工事現場に移動して生産していくこと、屋外生産はその日の天候で作業が左右されてしまい大変だということを今日の出前授業を受けなければ知らなかったと思います。建設業の規模が大きいことを改めて実感しました。なぜなら全国に建設会社が47万社もあり、建設業に関わっている人が499万人も居ることを聞いたからです。それに環境、リフォーム、農業、介護福祉などのビジネスも開拓されているからです。 建設業に関わる人の使命が「人の命や生活を守る」ですが、その使命は土木にも当てはまると思うので、僕は土木業で頑張りたいと考えています。


建築・土木科 1年

 建設業の魅力についてたくさん教えてもらいました。建設業の特徴には注文、個別、移動、屋外生産が有ることが分かりました。建築・土木に分かれて仕事をしている。建築・土木にもたくさんの仕事があり、知らない仕事がたくさんありました。
 建設業の役割は人の命や生活を守ることや、様々な職種によるチームによって仕事を行う事、様々な資格が必要、特殊な生産体系、地図に残る仕事など色々な特徴が有ることが分かりました。
 話を聞いて改めて建設に関する仕事に興味が湧きました。今は土木の仕事をしようと思っているので、土木の話を聞いて就職したいなと思いました。パンフレットなどを貰い、知らなかったことなどが分かり、参考になりました。 実際に見てみて勉強したいなと思いました。これから建築・土木の選択に参考になりました。


建築・土木科 1年

 建設業は他の産業にない特徴がわかりました。注文生産、個別生産、移動生産、屋外生産と他の産業より非常に厳しい形態なのだと知り、建設業がいかに大事かを理解することが出来ました。
 建設業の4つのポイントについても深く知ることが出来ました。災害から地域を守り、若い世代を育て、住みやすい地域づくりに協力し、建設業の魅力をPRする。これはどれも、建設業にしかできないことだと思います。
 それから、建設業はいくつもの役割の違った職が有ることが分かりました。そのどれもが自分たちの生活には欠かせないものであり、いかに大事かも理解できました。一つの会社で全てをやりこなすのではなく、いくつもの企業が協力して一つの物を仕上げることの素晴らしさが身にしみてきました。
 僕も将来、その中の一員になれるようにしっかり知恵を磨いていきたいと思います。


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