閉じる

平成26年度 建設系高校現場見学会感想文
H26.10.29 愛知県立猿投農林高等高校

引率教員の実践報告 担当教師名:山下 隆志
 足助生コンでは、コンクリートおよび生コンについての説明や各種の施設および試験を見学させていただいた。学校の授業で習い始めた分野でもあり、生徒たちの関心も高かった。実際のコンクリート試験を見学することができ、品質管理の重要性を認識できたと考える。
 豊田あすけ水の館建設工事現場では、工事内容だけでなく、建設に携わる職種について、構造物建設の意義について等、建設業を志す生徒たちにとってとても貴重なお話をいただいた。建設業という仕事の重要性を再認識したと考える。
 建設技術フェアでは、各ブースにおいて、生徒たちの真剣に話を聞く姿や楽しく体験している様子を見ることができた。何も知らない生徒たちに、わかりやすく丁寧な説明で対応してくださった皆様に感謝いたします。

現場見学の感想
環境デザイン科 1年
 私は、元々土木や建設に対して、何も興味を持っていませんでした。なので今回の現場見学や建設技術フェアは、何を学びに行こうかと、目標をなかなか決められませんでした。
 当日、現場見学の場所に着いて、まず、「広い」、「大きい」、「知らないものだらけ」といった子どものような反応となってしまいました。ですから、現地での説明をしっかり聞こうと思いました。生コンの試験、コンクリートの強度、建設に必要な鉄筋の重量、建設に携わるいろんな職種の人達。何もかもが新鮮で興味深い話でした。一つのものを作り上げるのにたくさんの人が関わっていることを改めて認識しました。
 建設技術フェアでは、ブースが多すぎてどこに行こうか迷いました。そこで私は、自分の役に立つだろうと、防災・災害対策のブースを中心的に見ました。そこには、知らない機械がたくさんあって、見ているだけでも楽しく、何に使うのか興味が湧きました。また、一つ一つの会社が、それぞれ何をしているのか、ということにも興味が出てきました。
 体験ブースでは、震度7に地震を体験しましたり、時間雨量120oの雨に打たれたりと、自然災害の脅威を体験しました。特に地震は、「こんなのいや」と泣きたくなりました。
 初めは目標が定まらなかったこの見学会ですが、参加してみてとても有意義で楽しいものになりました。土木、建設にも少し興味が湧いてきました。私たちも学校での勉強をとおして、もっと土木、建設について知り、その知識を活用できたらいいと思いました。

現場見学の感想
環境デザイン科 1年
 今回、実際にいろいろなところを見学してみて、建設についてたくさんのことを学べたのでとても良かったです。
 最初の足助コンクリートでは、普通見ることの出来ない貴重な見学で、とても勉強になりました。例えば生コンクリートのことで、生コンクリートは、どのような機械を使って、どのように作られて、運ばれているか、といくことがよく分かりました。また、コンクリートにもスランプ試験、空気量試験、圧縮強度試験などの試験があるということも知りました。また、それらの試験を実際に見ながら説明を受けたのでとても分かりました。コンクリートについて土木施工の授業で少し習ってはいたのですが、実際に従業員の方からお話を聞きながら実物を見ることができ、理解が深まりました。
 下水処理場の建設現場では、仕事の内容や工事に携わるたくさんの職種について、工事に使う材料などについてお話がありました。一つのものを作るのにたくさんの人の手が必要で、いくつかの作業を平行して計画的に進めていることが分かりました。
 建設技術フェアでは、様々な企業が出展し、貴重のお話を聞くことが出来ました。中でも、日本埋設浚渫協会さんのブースでは、興味のあった海の工事について話を聞くことができ、よかったです。海の工事で扱っている機械の多さや大きさには驚きました。また、日本道路建設協会さんでは、ヒートアイランド現象に対する取組、豪雨対策を考えた道路建設など、いろいろ研究、工夫しながら道路を造っていることがよく分かりました。
 この見学会では、普通見ることの出来ないものをたくさん見られたので、良かったです。土木にあまり興味がなかったのですが、今回の見学をとおして興味が湧いてきました。

現場見学の感想
環境デザイン科 1年
 私は、十月二十九日水曜日に授業に一環として、「豊田あすけ水の館建設工事現場・足助生コン」と建設技術フェアを見学に行きました。
 学校を出て、最初に行ったのが足助生コンでした。最近「土木施工」の授業でコンクリートをやったばかりで、とてもタイムリーな見学でした。コンクリートの材料となる砂利や砕石をみて、授業でやったことを確認することが出来ました。実物を見ることが出来てよかったです。そして日常でよく見るコンクリートの円柱が強度試験のために作られていることが分かりました。ただ型に流し込み固めるのでなく、所定の回数突き固め、中の空気の量を測定し、等細かく手順が決められていました。とても大変なんだと思いました。見学した生コン車は三立方メートルのコンクリートを運べます。隣接の豊田あすけ水の館の工事に使われるコンクリートが四千立方メートルだそうなので、延べ千三百台分以上必要になるそうです。水の館はまだ建設途中で周囲に足場が立っていました。鉄筋を組む作業をしていましたが、授業で習った異形棒鋼をたくさん使っていました。具体的な使用例が見られてよかったです。
 次に名古屋で行われている建設技術フェアに行きました。そこで一番印象に残ったのは「プレストレストコンクリート」でした。普通の鉄筋コンクリートには棒鋼を入れますが、このコンクリートには、橋の吊り線にも使うピアノ線が使われ、コンクリートに弾性を持たせていました。原型が逆U形になので、上からの荷重で通常の形になります。そのため、通行量の多い橋などに使用すると良いそうです。
 今回の見学会では学校だけでは知ることの出来ない現場のことや製品、技術などを、間近に見ることが出来てとても良い体験でした。忘れずに今後の学習に生かしていきたいです。

現場見学の感想
環境デザイン科 1年
 建設技術フェアに参加して、とても良い体験ができたと思います。正直、行くまでは、「どうせ行っても、分からないことばかりじゃないの?」と後ろ向きで重い気持ちでいました。
 けれど、会場に入りいろいろな体験や出展企業の方々の話を聞いたりして、どうせといった後ろ向きな気持ちは全くなくなりました。
 これには、最初にお話をうかがった、学生交流広場の近藤グループ神谷さんのお話がきっかけでした。難しい話ばかりだったらどうしよう、という気持ちを優しく丁寧なお話で和らげてくださいました。私たちが、農業高校生で、環境デザイン科で、1年生で、とういことを踏まえ、建設業の幅の広さや女性の活躍、造園業との関係などわかりやすく説明して下さいました。
 また、屋外の体験コーナーでは降雨体験、地震体験をし、ニュースになるような大雨や地震の揺れといった自然災害の怖さを体験できました。これが日常で起こったら、と考えると怖くなりました。ホール内には建設企業の様々なブースがあり、分野ごとに出展していました。道路を造る会社、道路の建設材料を作る会社、道路を管理する会社、道路をきれいにする会社等、道路一つをとってみても様々な会社がありました。仕事の内容も様々でした。お話も、写真や図、動画などでわかりやすく説明下さいました。
 私は今回の建設技術フェアで建設業について持っていたイメージが大きく変わり、建設業に興味を持つきっかけになりました。今回は本当によい体験となりました。愛知県建設業協会のみなさまありがとうございました。

現場見学の感想
環境デザイン科 1年
 今回私は、建設技術フェアを見学させていただいて、今まで抱いていた建設業の印象が変わりました。私は、建設といったら土木、土木といったら重労働、めちゃくちゃ体を動かすものだと思っていました。
 まず、会場に入ってみたらたくさんのブースがあり、たくさんの会社があり、びっくりしました。いろんなブースを見て回りました。たくさんあって、見ていてたのしかったのが素朴な意見です。たくさんの会社があるのに一つも展示が重なっているところが無く、どのブースにも興味をそそられました。
 私が一番すごいと感じたところは、「建設技術研究所」というところです。災害に対してシミュレーションをしたり、解析をしたり、またソーシャルネットワークを活用して情報提供するといった活動をしていました。そこでのお話は、ちょっと難しかったのですが、動画をまじえてわかりやすく説明していただけました。スマートフォンのアプリで災害が起きたときの状況が分かったり、災害時の車の交通状況や人の混雑状況がわかるような研究をされていてびっくりしました。
 また、体験コーナーでは降雨体験や地震体験をしました。降雨体験は初めてだったのでとても楽しかったです。自然災害は恐ろしいので今回の体験を今後に生かしたいです。
 この他にもびっくりしたところ、おもしろかったところ、興味をそそられるところ、がたくさんありました。そして何より、建設業の幅の広さやその良さを知ることができて嬉しかったです。今まで自分の将来に建設関係を考えていなかったのですが、今回のフェアで良さを知り、建設業も考えようかなと思うようになりました。このような場所を見学できて本当に感謝しています。


閉じる