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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:岡 大輔

高校名 愛知県立愛知工業高等学校 建設科 1学年 40名
授業実施日 平成26年10月28日〜11月18日(全4日間)
実施場所 愛知工業高校 A棟1階 測量実習室
授業実施時間 午前8時55分〜11時45分 3時間
講師名 纐纈 勇夫 他3名
所属 愛知県左官業協同組合

授業内容:愛知県左官業協同組合による左官体験実習
・建設科1年生を対象に、延べ4日間で、2班に分けて、各2日間の実習を実施していただきました。
・1日目は漆喰仕上げ、2日目は洗い出し仕上げの実習を実施しました。
・生徒は簡単そうに見えた鏝の使い方が、纐纈先生のように上手くできないことに驚いていました。
・生徒たちは、左官実習体験を通して、職人の凄さを知ることができました。
・実習後には、講師の先生方から講話をしていたただきました。

授業風景

写真1 写真2

出前授業 生徒感想

左官実習を体験して

建設科1年

 左官実習を受けるまでは左官というものがどういったものなのか、それ自体よく理解できていませんでした。でも、今回行った左官実習のおかげで左官という職業を理解し、深く知ることができ、とてもよい体験となりました。左官という仕事は見ているととても簡単そうに職人さんは仕事をするけれど、実際にやってみると思いの外上手にできず、職人さんたちの凄さを痛感しました。やはり、積み上げてきた経験の多さが違うのだと思いました。それでも実習にあたっては、できるだけ講師の先生がやっていたようにきれいに仕上げたいという思いで真似をしながら取り組みました。講師の先生方の話を一生懸命聞いて実践する。そうして少しでも先生たちに近づこうと努力をしました。
 今回の実習を通じて学んだことは、将来仕事に就いたときにも最初は上司や先輩方の話の意味が理解できなかったとしても、いつか分かるそのときまで一つのことを一心にやり続けていくことの大切さです。くじけそうになっても諦めずに物事をやり遂げようと、講師の先生の話を聞いて思いました。2週に渡って行われた短い実習でしたが、講師の先生方ありがとうございました。


左官実習を体験して

建設科1年

 最初は左官について正直なところあまり興味がありませんでしたが、今回の左官実習を体験してみてすごく興味が湧いてきました。実習初日、鏝で土を薄くのばすことさえうまくできなかったけれど、職人の人たちが分かりやすく丁寧に説明をしてくださったので少しだけ上手にできるようになってきました。自分なりに職人さんの作業を見て真似をしようと取り組んでみたけれど、作業スピードも速く丁寧で本当に凄いと思いました。特に難しかったのは漆喰を塗る作業で、こねすぎると下地の土が浮いてきてしまうので、少ない回数でムラなく塗るのが大変でした。自分なりに気をつけてはいたけれど、どうしても少し下地が浮いてきてしまったのが残念です。2回目の作業は1日目よりは上手にできたものの少し失敗してしまったので、もう一度やってみたいと思いました。
 左官実習の最後に職人の人たちが話してくださった四つの“しんぼう”は印象に残っています。高校を卒業してから就職したときまでに四つの“しんぼう”が自分に身についているようがんばりたいです。機会があったら、また左官の体験ができたらいいなと思っています。


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