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平成25年度 建設系高校現場見学会感想文
H25.11.13 名古屋市立工芸高校

引率教員の実践報告  
 普段教科書では学ぶことのできない、建築物の工事現場を見ることができ大変有意義な時間を生徒と共に過ごすことができました。特に、建設現場での安全管理や最新技術の工法などを生で教えて頂けたことは、生徒達にとって建設業界の素晴らしさを知ることにつながったと考えます。
 今後は、この体験を学校生活に生かさせて頂きたいと思います。
 最後になりますが、この見学会を実施して頂きました愛知県建設業協会の中村様をはじめとする皆様、名工建設の皆様、矢作建設の皆様に心より感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。

現場見学の感想「校外見学を終えて」
1年 建築システム科
 僕はこれまで、工事現場を遠くから見たことはありました。しかし、自分が本物の工事現場の中に立ち、職人の方々の仕事を見るといった体験はしたことがありませんでした。
 今回の校外見学を通して、僕は数々のことを学ぶことができました。その中には、現場に立ち、作業の様子を目近で見なければ分からないこともありました。
 現場は、高いところでは特に強い風が吹いていました。そういった状況の中で、とても細い足場を渡り、その上で作業する職人の方々の姿から、工事がどれほどの危険を伴う仕事かがよく分かりました。確かに、それを怖いとも思いましたが、何よりも怯むことなく作業をする職人の方がとても格好良いと思いました。
 現場には、安全に関することがいろいろなところに書かれていました。危険な工事現場だからこそ、安全に作業することが大切だということを今回は学ぶことができました。
 校外見学を通して学んだことはこれだけではありません。もうひとつ、特に学んだことがあります。
 現場では、それぞれで役割の違ったたくさんの職人の方が作業をしていました。それを見て、ひとつの建築物を建てるにしても、これほど数多くの技術が必要だということを知りました。それを大変なことだと思いながらも、建築物のひとつひとつにたくさんの技術がつまっていることに、僕はとても感動しています。
 今回の校外見学で学んだ数多くのことは、僕にとってとても貴重なものです。忘れることのないよう心に留めておき、授業の際、そして仕事に就くことができたときに、今回学んだことを思い出して、活用していきたいと思っています。

現場見学の感想「校外見学を終えて」
1年 建築システム科
 あの日、本当は校外学習に行きたくはなかった。先輩たちのように、建築物を見学したかった。あの日の朝、ベランダから見た空は色褪せていて、濁っていた。私の心と錯覚した。
 最初の現場に行ったとき、私は建築物の設計製図をもらった。紙の中で見た建築物は、とても大きいものに思えた。でも、実際はあまり大きくなかった。紙の中と現実の違いを思い知り、驚いた。その感情が、興味となった。建築物から見た景色からは、たくさんのものが見えた。この建築物が、地図に残ることを考えると、働いている人たちが、偉い人に思えた。最後に見た建築物は完成しなくとも美しく思え、まるで眠り姫のように感じた。
 次の現場に行ったとき、思ったことは「大きい」の一言だった。足場の悪い階段をのぼり、私達は上を目指した。どれだけ足を動かしても、いっこうに目的地は見えてこない。この高さが、この建物に関わった人の思いの層に思えてならなかった。7階にたどり着いたとき、天井が高く、大きい柱がたくさんある、部屋についた。その部屋は、ものすごくきれいだった。これは作られたのだなと実感したときだった。
 私は、あの日たくさんのことを知り、見て、考えた。建築物を見ることなんて、いつでもできることだけど、現場を知ることなんて、そうそう出来ることじゃない。あの日の、ゆうがた。階段から見た空は、色づき、鮮やかだった。それは、まるで私の一日のようだった。

現場見学の感想「校外見学を終えて」
1年 建築システム科
 僕は、名古屋市立工芸高等学校の建築システム科に入学したにも関わらず、建築について興味が薄い状態でした。目標が薄いまま学校に通っていましたが、今回の校外学習でその考え方が改まりました。
 今回の校外学習では2つの現場を見学しました。僕の考え方が変わったのは午後の現場を見学している時です。資料をもらい、どのように工事が進められていくのかを確認でき、現在はこの作業をしているのかを照らし合わせる事によってより深く理解することができました。
 校外学習に実際に行って見学してみると、楽しく、時間がたつのがあっという間でした。
 今、僕は高校を卒業したらどんな進路に進むかがまだしっかりと決まっていません。以前の自分なら、数ある選択肢の中から、建築関係の職業というものを優先して選ぼうとはしなかったと思いますが、今は選択肢の中でも優先して就職したいと考えるようになりました。僕はこの校外学習が自分の進路を決めるためのとても良い機会になったと思っています。このような機会があって僕はとても良かったと思います。本当にありがとうございました。

現場見学の感想「校外見学を終えて」
1年 建築システム科
 先日は、大変貴重な体験をさせていただいてありがとうございました。僕がこの見学会を通して一番思ったことは、教室で教科書を広げて、先生の話を聞いて、ノートをとっているだけでは分からない「現場の空気」というものをすごく感じられたなと思いました。教科書に書いてあることを学ぶのはとても大切なことだとは思います。しかし、その教科書から得た知識を発揮するのは教室ではなく、現場だと思ったので、今回の見学会ではたくさんのことを感じられればいいなと思っていました。
 実際に見学会では、僕の思っていたとおりに現場の雰囲気や、現場で働かれている方々の様子などが体で感じられて、建築物の話や、現場の細かいところまでの説明を聞けてよかったです。その話を聞いているときにとても感じたのが、現場監督さんたちの口から迷いなく建築用語が出てきたのが、当たり前のことなのかもしれませんがとてもすごいなと感じました。普段何のためにこんなにたくさん覚えているのだろうと思いながら渋々覚えていた建築用語なども、この見学会で現場を感じることで、しっかりと覚えることの大切さが分かった気がしました。
 授業で習うことは建築の分野に限らず、とても大切なことだと思ったし、改めて建築の仕事がしたい!と思えたので、本当に実りのあるいい見学会になりました。

現場見学の感想「校外見学を終えて」
1年 建築システム科
 先日は、大変貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。普段は教科書の文字ばかりであまり頭に入ってこない建築用語も、現場の方が丁寧に教えて下さり、実物を見ることで学校では学べないようなことも知れることができて良かったです。
 設計士になることが夢である僕にとって、今回の見学は夢への大きな一歩になりました。なぜなら設計士はただ図面を書くだけではなく現場の様子もしっかりと知っておかなければならないと思ったからです。今回の見学で、いざ現場に踏み込むと職人さんたちの真剣で険しい表情にとても驚いたのと同時に、少しだけ夢への自信が無くなってしまいました。自分の中で本当に職人さんに正しい情報を伝えられるかと思ってしまったのです。ですが完成したときの喜び、お客様の満足した顔が見たい、感じたいと思うので、これからも夢に向かって頑張ろうと思えました。
 午前の港の現場では、地域の方々のために工夫された交流センターを造る職人さん方がとても素晴らしかったです。ここでのお客様は名古屋市ということで僕にとって、とても大きなビジネスに感じました。午後の春日井の現場は、お客様が日立と言う事で少しわかりづらい点もありましたが、増築に約50億かけてつくる仕事と聞いて、こういう建物の設計もしてみたいと感じました。
 建設業協会様には、こんなに大変貴重な体験に加えて弁当まで用意していただきほんとうに感謝しています。ありがとうございました。今、僕にできることは勉強だけではないと思うので将来の夢に向かって一歩一歩前進していきたいです。


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