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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:田中 義晴

高校名 愛知県立愛知工業高等学校 建設科 1学年 各20名
授業実施日 平成25年10月29日〜11月19日(全4日間)
実施場所 測量実習室
授業実施時間 午前8時55分〜11時45分 3時間
講師名 纐纈 勇夫 他3名
所属 愛知県左官業協同組合

授業内容:愛知県左官業協同組合による左官体験実習
建設科1年生を対象に、延べ4日間で、2班に分けて、各2日間の実習を実施していただきました。
1日目は漆喰仕上げ、2日目は洗い出し仕上げの実習を実施しました。
生徒は、簡単そうに見えた鏝の使い方が、纐纈先生のように上手くできないことに驚いていました。
生徒達は、左官体験実習を通して、職人の凄さを知ることができました。
実習後には、先生方から講話をしていただきました。

授業風景

写真1 写真2

出前授業 生徒感想

「左官体験実習」の感想

建設科1年

 左官は、父の仕事についていったとき、他の職人さんがやっているのはみた事はあったけど、自分でやるのは、はじめてで、やっぱりどんな仕事も、みていると簡単に見えて、やると、とてもむずかしいと思いました。
 第一工程を先生が見本でやってくださっているとき、「あ、けっこう簡単そう」だと心の中で思い、実際にやってみると、うすくぬるのは、むずかしくてぶあつくぬってしまいくろうしました。やっていく内になれてきて力の入れ方など少しずつ上手くできるようになりました。1日で壁を完成させるのはとても簡単ではなく乾かす時間をぬくと次の作業がやりにくかったりと大変でした。前回は基礎中の基礎を教えてもらい先生方のやり方を見てやるので精一杯だったけど、今回は第一工程は一人でもできるようになっていて、とてもうれしく思いました。種石塗布をしたけど、少しだけむずかしかったです。「こて」の使い方が一番大変でした。横やたてに動かす事がここまでむずかしいのかと感じました。微妙な傾き方でぬりやすかったり、ぬりにくかったりしました。先生の話しでびっくりしたのは、種石塗布をする時材料の配合で配合の対比はその時の天気などによって変えると知りとても大変でむずかしいと思いました。作っているときは、壁ってこんな風に作るのか、こんな大変でむずかしいのかと思いました。けど前回と今回の完成を見たとき自分が作った物は、こんな風に壁になり達成感を感じました。今回の左官実習はとても良い体験ができたと思いました。


「左官体験実習」の感想

建設科1年

 人生で初めて左官という仕事の体験をした。授業などで何度か左官という言葉を聞いたことはあったけど、実際にやれていい経験になった。最初の2時間は漆喰をやり、とても難しかった。材料を台の上に乗せて、小さいこてで広げていったときに最初はどうやってもグチャグチャになって全然出来なかった。でも、纐纈先生や上川畑先生などがていねいに教えてくれたのですごくわかりやすくできた。纐纈先生がみんなの前でチリ廻りのお手本をやっていた時にこんなことまで細かく(ハケをはらう時に内側へやる事)やるのだなと思ってびっくりした。
 後の2時間は種石塗布をやった。特に印象に残っていることは、最後の工程の噴霧機を使って仕上げをしたこと。先生の話しをしっかり聞けて行動にうつせたので簡単に出来た。最後にもらったプリントで「しんぼう」という言葉がたくさん書いてあって、その中でも「信望」という言葉がとても響いた。纐纈先生や色々な先生方はこのような言葉を心に思いながら毎日、一生懸命に仕事していると思うと、これから仕事をする僕たちからするととても誇らしかった。左官という仕事を自分のつきたい職業の1つにしてこれから頑張っていきたい。


「左官体験実習」の感想

建設科1年

 今回左官実習を受けて学んだ事が2つありました。まずは左官です。先生方が前でやっているのを見て最初はこんな簡単な事をやればいいのかと思いました。ですが実際に自分でやってみて全く上手にできなくて先生方に何回も一緒にやってもらっていました。ただ今日の第一工程のやり方はこの間と一緒だったので上手にできました。その時はとてもうれしかったです。また二つ目に学んで事は自分のダメなところです。この左官実習は話しを聞いていなければ絶対にできないことはわかっていました。だから真剣に話を聞きましたが、今日の水洗いのやつでやってはいけないことを一回やってしまいました。そして最後の先生の話で「おまえたちは生ぬるい」と言われ、本当にそうだなと自分で実感しました。今まで僕はまだ働くまでまだまだ時間があると思っていました。ですが今日の話を聞いて就職してから自分を変えるんではなくてこの学校で自分を変えていかなければいけないと思いました。今日学んだことは忘れずに又土木の道に進むならこの事を思い出し活かしたいです。またそれまでには自分を変えていきたいと思います。


「左官体験実習」の感想

建設科1年

 左官実習を受けて一番強く思ったことは先生のを見ているのはかんたんだけど、いざやってみると本当にむずかしくこれがプロの技なんだとすごく感じました。一日目はだいたいコンクリートを壁にぬっていく仕事だろうと軽く思っていましたが、学んでいくたびに左官という仕事はすごく奥がふかいしごとなんだなとわかりました。初めに塗っていくのでも自分ではイメージができていてよしやるぞという思いなのにいざやってみるとうまくいかなくてこれが普通で先生達は長年の仕事の経験から普通にできているんだなと思った。今は工業高校で勉強している僕たちは少なくとも今回勉強した左官や工業系の仕事に勤めると思うのでこのような経験ができた自分の進路やどのような仕事につきたいのかを自分でみなおすことができたほんとうによかった。工業高校にいるおかげで愛知県建設業協会の人から出前授業という特別な体験ができて本当にめぐまれているなと思いました。最後に先生方に、いわれた事について、自分もまだ未来がどんか感じでどんなふうに生活しているかもわからないし、もう、そうなる一歩手前にいるのにあまり実感がないので少し考えていかないといけないなと思いました。まとめて、本当に日常では体験できない特別な体験ができて本当によかったし、自分の事についても考えることができたので本当によかったと思いました。また、出前授業などの体験がしたいです。


「左官体験実習」の感想

建設科1年

 11月12日と19日に左官を体験させていただきました。私は以前に左官は体験した事はあったけれど今回体験したのと全然ちがいました。こうけつ先生がお手本を見せてくれている時はとても簡単そうにやっていたので、すぐにできるかなと思ってましたが、いざ自分がやるとなると、とてもむずかしくてぜんぜんできませんでした。ぶあつすぎだとかうすすぎだとかいろいろ指摘を受けて左官のむずかしさをつうかんしました。今回おしえてくださった職人さんは本当にすごい人だと改めて思いました。これから自分の将来を選択していくうえで左官という職業も視野にいれていきたいなと多少ながら思いました。こうけつ先生が書いてくださった「お願い」に「どんな職業を選ぶにしろ楽しく一人前にはなれません」という言葉にとても感動しました。私は「辛抱」ができない人なので辛抱強さを目標にしていきたいです。本当に職人さんのお言葉が重みがあってとても心に響きました。


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