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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:柴田 智広

高校名 愛知県立半田工業高等学校 建築・土木科 1学年 各20名
授業実施日 平成25年10月1,2,8,9日
実施場所 測量実習室
授業実施時間 午後0時35分〜15時25分 3時間
講師名 サングリーン株式会社 代表取締役社長 土師 康邦 様
有限会社サカキ園芸場 代表取締役 榊原 誠 様

授業内容:左官体験実習
 10/2・3に土師様、10/8・9に榊原様に、20人対象にした3時間の講義をしていただきました。
 1限目にプロジェクターを使って、造園業にかかわる仕事内容を説明していただきました。仕事の主な流れから、季節ごとにどのような仕事をしているか、現在の造園業を取り巻く現状などを分かりやすく説明していただきました。また、災害復興の愛知県造園建設業協会の取り組んだボランティア活動の映像も見せていただきました。
 2限目には、便利なロープの縛り方を教えてもらいました。万力結びや垣根結びなどの縛りを教えていただきました。易しい結び方でほどけないものや、締め付けることができる結び方などを経験しました。
 3限目には、校舎脇の植木の剪定をしました。苅込ばさみを使っての実習で、ほとんどの生徒が初めてであったため、苦戦しながらも真剣に取り組み、最後の片づけ、掃除までしっかりと行うことができました。
 非常に中身の濃い、有意義な授業をしていただき、講師の先生方に感謝をいたします。

授業風景

写真1 写真2

出前授業 生徒感想

「造園体験実習」の感想

建築・土木科1年

 今回、造園体験実習のために時間を作っていただきまして、ありがとうございました。
 今まで、造園は庭を造ったり木を植えたりするだけだと思っていました。でも、今回の造園体験実習で木を植えた後の管理やメンテナンスまで行なう事を知り、驚きました。
 実際に剪定をやってみると、切り方や切ってよい枝の区別などがよくわからなくなったりしましたが、丁寧に教えてもらえたので、勉強になりました。
 ロープワークでは、イボ結びとか難しそうに見えたけど、最初に見本でやってもらって分かりやすくやることができました。仕事のでも役にたちそうなので良かったです。
 造園に関する話しを聞いて、お客様と親しくなったり、感謝されたり、景気に影響されにくいなど、造園のいいところや、やりがいが多くあって、いい仕事だと思いました。


「造園体験実習」の感想

建築・土木科1年

 僕は、造園体験でいろいろな事が分かりました。特に、ロープワークでは万力がとても難しかったけど、将来役に立つと思いました。イボ結びでは、とても簡単に資材等を結び付けて、一度結べば絶対に解けないのでこれからも忘れずにしたいと思います。剪定の体験では、丸くなるように切るのが難しく、造園のプロはとてもすごいと思いました。そして、資格は取って損はしないと教えてもらったので、これからたくさん取得していきたいと思います。さらに造園業の状況としては、他の業者が参入してきて競争になるけれども、真面目に仕事をやっていれば長く仕事がもらえると言われていたので、いろんなことに、しっかり取り組んでいきたいと思いました。学校生活でも、今回の経験を活かして、勉強に真面目に取り組んでいきたいと思いました。


「造園体験実習」の感想

建築・土木科1年

 僕は、今回の造園体験実習で造園のことについて知ることができました。1限目では、造園業とはなにか、なにをするのかを説明していただきました。その時にDVDも見させていただきました。そこに出ていた造園業の人は、人のために頑張っていて、すごくうらやましいと思いました。2限目は、実際に造園業の仕事を体験しました。最初は切るだけなら簡単だと思っていましたが、刈っていると力が必要になってとても大変で、すごく疲れました。丸くすることも難しく、造園業は簡単にできる仕事ではないことを知りました。3限目は万力しばりを教えてもらいました。最初はよく分からなかったのですが、やってみると体が覚えてきて簡単にできるようになりました。
 今回の体験で、仕事というものは中途半端でできるものではないことが分かりました。


「造園体験実習」の感想

建築・土木科1年

 今回、授業を受けて今まで造園の事はあまり具体的には知りませんでしたが、造園がどのような仕事かがよく分かりました。
 造園はただ木を切るだけの仕事だと思っていましたが、お客様から注文を受けて庭などを造る仕事や公園の木々を手入れする仕事があることが分かりました。
 ロープワ−クでは、万力とイボ結びを教えていただき、僕はよく手伝いでトラックの荷台に荷物を積むことがあるのですが、いつもは父や大人の人がロープを固定しているのですが、今回、万力を教えてもらったので、次からは、自分で固定をしたいと思いました。
 僕たちは、あと少しで土木か建築か選択をしなければなりません。そこで、今回はあまり知らなかった土木の仕事の一つを知ることができたので、とてもよい経験になりました。


「造園体験実習」の感想

建築・土木科1年

 僕は、今日の授業を受けるまでは、公園や道路やビルの周りに木を植えることだと思っていました。しかし、今日の授業で、造園は除草工や病害虫防除や枯木処理や倒木復旧などがあることを知りました。木の高さによって仕事が分けてあることや、ヤシやソテツは特殊樹木であることを知りました。また、植えた木はそのままにしておくと思っていましたが、死んだ木を新しい木に替えたりしていることを知りました。
 僕は、テレビなどで津波に耐えた木は、一本松しか知りませんでしたが、他にも津波に耐えて枯れそうなのを造園屋さんが助けようとしていることを知りました。
 今日はお忙しい中、僕達に造園のいろいろな事を教えていただき、ありがとうございました。授業で習ったことを活かしていきたいと思います。


「造園体験実習」の感想

建築・土木科1年

 今日は造園実習という事でわくわくしていました。まず最初にエクステリア外構の話し合いから工事完了までの手順を分かりやすく、的確に教えていただき、とても分かり易かったです。次にロープワークで、ロープの結び方を教わりました。最初に万力という結び方を教わりました。それは、とても難しいと思いましたが、何回も練習していくうちに、万力っぽい形になってきました。イボ結びは意外と簡単に結べました。
 次に剪定を教わりました。榊原さんの作業を見ていて、これならできると思いましたが、きれいにいかず、はげ山っぽくなってしまいました。その経験からも、仕事は簡単にはいかないし、すぐに身に就くものではないことを感じました。初めての経験ばかりで、上手くいきませんでしたが、いい経験になりました。ありがとうございました。


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