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平成23年度 高校生対象建設現場見学会感想文
H24.01.25 稲沢高校 農業土木科

農業土木科 1年 荒平 瑞貴
 今回の現場見学会では、午前中に瀬戸市の西部浄化センターの建設現場を見ました。
 午前中の現場ではまず、多くの種類の機械が走っておりその迫力と種類の多さに驚きました。また、その機械のほとんどが会社のものではなくてレンタルしているということを教えていただきました。その機械を使用して浄化センターの基礎を掘っている工事を拝見させていただいたのですが、ちょうど14mの基礎を掘削している途中でその規模の大きさに感動しました。しかしこのような大規模な工事でも実際の利益はとても少ないことも教えていただき少し可哀想だと思いましたが、この仕事をしている人たちは私たちの生活を支えてくれている人たちだと思いました。
 午後の現場見学会は、道路工事の現場を見学しました。現場でも測量の機械を用いて測量をしていて、その測量の機械がGPSを利用して自動で動いていることにとても驚きました。
 この現場で仕事をしている人たちは全員安全帯を着用して仕事をしていたので、土木の仕事はとても危険が伴う仕事なのだと改めて思いました。安全帯にも多くの種類があり仕事をする場所によって使う種類が違い、「使いこなすには大変なのでは?」と思いました。
 作業員の方に「やりがいは何ですか?」と質問をした所、「自分が道路を作る仕事に関わって道路が完成したときにはとても達成感があり、後世にも自慢できるところです」と教えていただきました。私は今学んでいる土木という勉強はとても規模が大きく、すごいものなんだなぁと感じました。私は、土木関係の仕事をしている人たちの仕事にあんまり興味を持つことがありませんでしたが、あの道路が開通することで人々の生活が豊かになり交流が増えていくことがわかり、今回とても興味が湧いてきました。それと同時に土木の仕事に尊敬の心が芽生えました。私達の生活は土木の仕事によって成り立っています。生活の基盤に土木の仕事があることを忘れてはいけません。今回の見学で私は土木の仕事に興味を持ち、将来就職したいと考えるようになりました。そのために今できることは学校の勉強を一生懸命取り組み、将来役立つ資格を取ることだと思います。毎日精一杯土木の勉強を行っていきたいです。

農業土木科 1年 川口 光
 1月25日に行われた現場見学は午前中に瀬戸市、午後に蒲郡市の現場に行きました。午前中の現場では、浄化センターを作っていて、平成24年の12月21日に完成予定の工事を見学することができました。工事は、昭和に作られた浄化センターが人口の増加により供給が遅れてしまうので、新しく増築するというものでした。見学時には浄化センターの基礎を施工しており、ちょうど10メートル下まで掘削してありました。10メートルの掘削は想像以上に深く迫力がありました。この掘削はとても大きな重機で行っており、「この重機はいくらくらいするんですか?」と質問したところ「これはレンタルだよ」と教えていただきました。また、掘削の穴には矢板や支保工などが施工してあり、「この部品一つ一つもレンタルなんだよ」と教えていただきとても驚きました。
 午後からは、山に盛土を行いトンネルを作っている場所の見学をさせていただきました。現場では、最新のトータルステーションやレベルがありました。中でも最新のトータルステーションで実際に測量を見せていただき、ボタン一つでプリズムを置いたところに自動で距離や角度を測っていただきました。この器械は0,1ミリの単位まで測量することが可能であり、とても感心しました。またこのトータルステーションはプリズムなしでも、視準した場所の距離を測量することができ、実際に700m先の鉄塔を測量していただきました。この現場を見学させていただいて感じたことは、毎日土木の技術は進化しており日に日に快適に土木の仕事ができるようになってきているんだなぁと思うと同時にこれらの器械を操作するには基礎的、基本的な測量の技術が必要なんだと感じました。そのためには毎日学んでいる学校の1時間1時間の授業を大切にする必要があると思いました。

農業土木科 1年 河原 浩太
 1月25日に現場見学会があり、実際に工事している現場を見学しました。はじめの現場は瀬戸市内にあり、学校からバスに乗って1時間ほどで到着しました。まず、現場先の会議室で現在の作業内容を聞き、その後で外で実際の作業を見学させていただきました。そこでは大きなトラックやバックホーなどの機械が土を運搬したり、掘削したりしていました。工事の現場を間近で見学することは初めての経験なのでとても迫力がありました。作業現場を見学した後は、会議室に戻り、詳しい説明を聞いたり質問をしたりしました。その中で請負金額が約1億円ということを知り「そんな大きなお金が動いている工事なんだ」と関心しました。また機械1台1台の値段もとても高いことを学び、工事をするのにもたくさんのお金がかかっているのだなと思いました。
 次の現場は蒲郡にあり、瀬戸からは1時間ほどで着きました。そこは周りがほとんど山に囲まれており付近には住宅などはありませんでした。この現場でも大きなトラックを始め多くの機械を見学することができました。その現場では高いところで作業するときに使う安全体というものをつけて実際にぶら下がる体験をさせていただいたり、最新のGPSを使用した測量機器を見せてもらいました。学校の授業でやっているセオドライトの測量より簡単そうに見えたけど、「測量の基礎を知らないと使えないよ」と教えていただいたので、やっぱり今学んでいる測量の勉強は実際の現場ではとても大事なことだと思いました。また現場の人の話を聞いていると、危険なこともあるけど、自分がかかわった橋や道路などが形として残るというやりがいがあるといっていました。
 見学会を終えて思ったことは土木の仕事には多くの危険が伴う仕事だが、自分が造るものが後世の地図に残り、受け継がれていくとてもやりがいのある仕事だと強く思いました。

農業土木科 1年 高橋 涼佑
 1月25日に愛知県建設業協会主催の現場見学会に参加させていただきました。今回の現場見学会では午前と午後に分けて2つの現場を見学させていただきました。
 午前中は瀬戸市内の浄化センターの新設工事の現場を見学させていただきました。まず、事務所に通していただき、工事の概要や施工期間など実際の工事の説明を20分程度していただきました。その後実際の工事現場に出向き、現在の施工状況の説明をしていただきながら施工現場の見学をさせていただきました。見学させていただいた時は浄化センターの基礎部分の施行を行っており、10mの掘削地に鋼矢板がびっしり施工してありました。私の想像よりはるかに大きな現場で10mの掘削や重機の大きさにとても驚きました。この大規模な現場を見て私は「このような大規模な工事にはいくらくらいのお金がかかっているんだろう?」と疑問を持ち、現場の主任の方に「この重機や矢板はいくらくらいするんですか?」と質問させていただきました。そうしたら、「この重機や矢板、支保工事、暖房器具などほとんどがレンタルなんだよ」ということを教えていただきました。私は重機や工事に使用する道具がレンタルということにとても驚きました。
 2つ目の現場では、蒲郡市の測量現場に行きました。その現場ではGPS機能を搭載したブルドーザーや最新のトータルステーションでの測量を見学させていただきました。現場の方に「このような最新の器械を使用するには土木の基礎、基本がしっかりしていないと使用することはできない」と教えていただき、毎日学校で勉強している内容はとても大切なんだなぁと感じました。


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