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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:神野 義久・柴田 智広

高校名 愛知県立半田工業高等学校 建築科・土木科 2学年 78名
授業実施日 平成23年11月24日
実施場所 視聴覚教室
授業実施時間 午前9時10分〜10時00分 1時間
講師名 環境アドバイザー 梶田 弘一
所属 愛知県建設業協会

授業内容:建設業の環境対策
・地球の平均気温と金星の平均気温の比較から地球環境について話しをされ、先進国の経済活動と発展途上国の経済活動とそれによる二酸化炭素排出量など、環境破壊や地球温暖化の例を具体的に挙げながらパワーポイントにより分かりやすく説明をされました。
・温室効果ガスの排出量の問題から京都議定書の内容についての説明をされました。
・持続可能な社会に向けた取り組みについて、循環型社会・低炭素社会・自然共生社会での必要性と、建設業が創造と破壊の二面性を持つことについて話しをされました。
・50分間という短い時間ではありましたが、生徒達は環境について改めて考え、これからの建設業を担う者として興味深く、関心を持って聞いていました。

授業風景

写真1 写真2

出前授業 生徒感想:「建設業の環境対策」講義の感想

2年4組 小林 将大

 大人の本音は環境の事ばかり考えていると、経済がもたないそうです。僕はそんな事考えた事もありませんでした。最初は地球と太陽の話の時は、環境と離れた話をしていると思い、よく分からなかったけど、太陽があるから植物、生物、人間がいるという事を改めて理解しました。もし、地球に大気がなければ、−18℃になると聞いて驚きました。
 地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量は中国が1位で、2位がアメリカです。日本はワースト5に入っているそうです。森林の量も減っていて、以前の30%以下になっているそうです。環境は自分のためだけでなく、地球や子孫のために考える必要があると思いました。低炭素社会に向けたり、資源やゴミ問題も重大な課題だと分かりました。建設業が環境に与える影響は非常に大きいので、関心を持っていきたいです。 


2年4組 菅原 駿斗

 今回の講話を聞いて、地球の環境について少し考えてみようと思いました。まず、一番気になったことが、地球温暖化の問題です。
 現在の地球の一年の平均気温が1.1℃なのが、100年後には6.4℃と、とても高くなる予想だそうです。こんなに上がったら地球は大丈夫だろうかと思いました。次に気になったのが、地球環境の現状です。酸性雨やオゾン層の破壊はよく耳にします。森林破壊や砂漠化も大きな問題で、乱開発や伐採により地球の環境がどんどん悪くなっていっているので、無駄な開発はしてはいけないと思いました。地球規模で考えるといろんな環境問題があることを教えてもらいました。
 自分は将来、建設業に就くと思うので、このような環境のことも、しっかりと考えて仕事をしなければいけないと思いました。


2年5組 坂野 壮

 環境対策について話を聞きました。今の地球環境の現状を説明してもらいました。
 「酸性雨は何故あるのだろう?」と、今まで思っていましたが、化石燃料の燃焼から生じる有害物質が雨に混じって降るものだと理解できました。そしてそれは、国境を越えて広範囲にわたって大気を汚染するので大変怖いものだと思いました。世界の二酸化炭素排出量に占める主要国は日本の10%に対してアメリカは22%、中国は18%と、とても高い事が分かりました。アメリカや中国は人口や規模も大きいので少しでも改善してほしいと思いました。僕らはこれから産業に関わる仕事に就き、二酸化炭素を出してしまうと思います。ですが、小さな事でも地球のために協力したいと思いました。そして、ゴミの分別など、今できる事をしっかりやっていきたいと思いました。


2年5組 田中 千騎

 今回の講話は「建設業の環境対策」についてでした。建設業の環境対策としては、「地球環境と身近な環境」、「直面している危機(イースター島から考える)」、「地球温暖化」、「京都議定書」、「持続可能な社会」、「想像と破壊の二面性を持つ建設業」などについて学びました。地球環境と身近な環境については「騒音規制法」、「振動規制法」、「地球温暖化対策推進法」などのように、地球環境についての法律がこんなにも沢山あることを知りました。
 現在、地球では酸性雨、森林破壊、オゾン層の破壊、砂漠化、土壌汚染などの問題が生じています。これらの問題はどうしたら無くなっていくのかを今回の講話を聞いて興味を持ったし、色々な事を学ぶことができてとても勉強になりました。僕達のために、お忙しい中、講話をして下さってありがとうございました。

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