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インターンシップ感想文・実施報告書

企業側:(有)興和建築設計事務所

高校生による現場実習(インターンシップ)に関して

(有)興和建築設計事務所
代表取締役 坂野忠興

 今回インターンシップで高校生が来るという事で設計事務所として何を教えようかと考えテーマを2つ決めました。
 まず1つ目は『メモの大切さ』です。始めに実際使っているダイアリーやファイル等を見せ、いつ書いたか分かるように文の先頭に日付を入れる事、パッと見てメモがいくつあるか分かるようにナンバーを付ける事、重要度が分かるように色分けをする事等をメモをしていなくて起こった失敗談を交えて、いかにメモが重要なのかを説明しました。
 2つ目は『図面の見方、書き方』です。当社が以前設計を行った物件で図面の模写(CADの入力)をやってもらいました。
 普段学校でやっている製図とは違い、図面の意味合いや人の動線などを意識して分からない事があったらすぐ聞き、1つ目のテーマでもあるメモを徹底してやってもらいました。いざやり始めると普段やり慣れていないので質問して聞いた事をメモせず、もう1度同じ質問やミスをしてしまったり、図面の意味合いが分かっていないため食器棚が壁に食い込んだ図面になっていたり等のミスも多々ありました。
 そういったミスがありながらも緊張しているのか、あまり質問をしてこないので昼食時などに、私達が学生だった頃の話しをしたり、以前設計を行った物件の図面や写真を見せたりしてコミュニケーションをとりました。
 その結果、分からない事等あった時にはすぐ聞いてくれるようになり、その事をすぐメモするという事をこちらが言わなくても出来るようになりました。
 今回インターンシップに来た永井君ですが、将来は設計ではなく大工になりたいとの事でしたが、今回学んだ事を生かして普段の生活でも何か気になる事があればメモして先生に聞いたり、製図で模写するだけでなく、意味合いを考えながらやり、将来の夢に繋げて欲しいと思います。
 当社としても失敗談を話したりする事で初心に戻り、メモの大切さなどを再認識する事が出来とてもいい経験になりました。
 3日間という短い期間でしたが、ありがとうございました。


活動風景
写真1 写真2
写真3 写真4



高校生感想文

「インターンシップを終えて」(興和建築設計事務所)

愛知県立半田工業高等学校 建築科
2年 永井悠矢

 僕はインターンシップで興和建築設計事務所に行かせてもらいました。そこで、オートキャドを使って平面図や立面図などを作成しました。普段描いている製図や今回やらせてもらったCAD図面でも、「どこに何を置き、なぜそこに置くのか」などの意味合いを考えたこともなく、担当の方に質問されたことに答えられませんでした。これからは製図を描く時、この様な意味合いを考えながら描こうと思いました。それから、あいさつの時や電話対応の時は、声を大きく元気よくあいさつすることが大切だと教わりました。始めは、緊張していて大きな声であいさつをしているつもりでも実際はあまり声が出ていなくて声が小さいと注意されました。今後は元気よく大きな声であいさつをしようと思いました。
 設計事務所の方は、一級建築士の資格を取得するために毎日4〜5時間は勉強をすると聞きました。僕は、普段あまり勉強をしないので、今後は就職という目標に向かっていい会社に入れるように毎日勉強をしていこうと思いました。今回の体験で重要だと思った事が2つあります。まず1つ目は、6段活用と言う言葉で、意識があれば態度に変わり、態度があれば行動に変わるなどという事を常に頭に入れて生活する事が重要だと言うことを教わりました。2つ目は、小さな事でもお互いに確認しあえるように何でもメモすることが大切だと教わりました。メモしたことは必ず順番をつけ、まず何をしたらいいか考えることも大切だと教わりました。
 今回の体験で教わったことは多く、日常生活で生かして行きたいです。またこのような機会があれば体験してみたいです。今回はありがとうございました。

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