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インターンシップ感想文・実施報告書

企業側:渇ト目デザイン

平成22年度インターンシップを受入れて(感想)

平成22年09月吉日
渇ト目デザイン

 平成22年8月24日、25日の2日間、高校生のインターンシップ実施につき、豊橋工業高等学校より2名の生徒さんを受入れさせていただきました。弊社としては昨年に引き続き、2回目の受け入れとなりました。
 今年は女生徒2名の参加でした。二人に高校での建築科進学の理由を尋ねました。1名は家業が建築関係の仕事していることがきっかけで、高校から何か専門的な事を学んでみたかった、という事でした。もう1名は、建築科は普通科の学校よりも、様々な事を勉強でき、建築に関心があった、という事でした。二人とも、前向きな考えを持っており、インターンシップにも参加したのだな、と感じました。
 2日間の自習内容は、初日に弊社設計の店舗(豊川市のレストラン:平屋建、約60 u)を見学し、会社に戻ってからは、その店舗の模型作製(50分の1 サイズ)を行う、というものでした。2日間で模型をなんとか完成させ、最後にインターンシップ参加への感想会も致しました。
 実習担当者は生徒さんと同じ高校を卒業して4年目社員でした。より近い年齢の社員であれば、生徒さんも話し易く、弊社社員としても、人に教える、という勉強になるのではと考えました。
 学校ではスチレンボードを使った模型の作製はしないとの事で、二人にとって初体験のようでした。私どもが驚いたのは、カッターの使い方が不慣れだ、という事です。ハサミは使うことはあっても、カッターはほとんど使ったことがないそうで、「切る」作業が大変のようでした。それでも、斜めになることなく、完成させることができたので達成感は感じていただけたかと存じております。カッターが慣れないこともあってか、「肩がこる」と漏らしながらの作業でした。今回作っていただいた模型は、社員であれば、2時間程度でできるようになると説明すると、目を丸くしていました。
 「楽しかったけど、苦しかった」というのが二人の感想でした。
 生徒さんには、少しでも模型作製の楽しさ、完成した時の満足感を得ていただきたいと考えておりました。そして、仕事の良い所(楽しい所)を感じ、将来の「仕事、職場」に対する夢、希望を持っていただければ嬉しく存じます。


活動風景
写真1 写真2
写真3 写真4



高校生感想文

インターンシップを終えて(夏目デザイン)

愛知県立豊橋工業高校 建築科
2年 冨田 栞奈

 私はインターンシップで夏目デザインに行きました。夏目デザインでは、事務所の中を案内して頂いたり、スライドショーを見せて頂いたり、イタリアンレストランの見学をしてそのレストランの模型を制作したりしました。
 夏目デザインの事務所には風がよく入ってきて、夏場でもエアコンをつけなくても、大丈夫なぐらい工夫された建物でした。スライドショーでは、夏目デザインが今までどんな仕事をしてきたのかを教えて頂きながら観ました。夏目デザインのコンセプトとして、アレルギーや喘息のことを考えて家を設計していることがよくわかりました。日本人の三人に一人がアレルギー症状で悩んでいると教えて頂いて、こんなにも多くの人が悩んでいるのだなと思いました。私は、アレルギーや喘息ではないので考えたことがなかったけど、夏目さんはアレルギー性喘息を患った経験があるので、悩んでいる人達のためにこのような住宅の設計が出来るのだと思いました。アレルギーの原因のダニやカビの繁殖を抑えるために太陽の光を隅々まで取り入れるプランや、風通しを良くするために考えて家を設計することは普通のプランニングとは違いとても大変なことだと思いました。イタリアンレストランの見学の後は模型の制作をしました。カッターをあまり使ったことがなかったので、上手く模型の材料を切ることができませんでした。窓や扉の四角形の四隅をきれいに直角にすることにとても苦労しました。とくに壁を取り付ける際に垂直に立てることが難しく全体的にとても苦労しました。
 インターンシップで夏目デザインに行って、設計事務所ではどんな仕事をしているかなど職場の大変さがわかりました。今回を通して私自身とても良い体験をすることができ勉強になりました。


インターンシップの感想(夏目デザイン)

愛知県立豊橋工業高校 建築科
2年 原田 彩花

 私は8月24日、25日とインターンシップで設計事務所の夏目デザインに行きました。最初は名前を聞いてもピンとこなかったのですが、実際に行った時に看板を見て驚きました。実は夏目デザインの看板自体は数年前から知っていて少し気になっていたので存在を確認することができてとても嬉しかったです。
 一日目は夏目デザインが今までにどのような建物を設計してきたのか、何故人はアレルギーになるのか、アレルギーに優しい家はどうやって設計するのかなどを教えて頂きました。その後は実際に夏目デザインが設計したイタリアンレストランを見学させて頂きました。イタリアンレストランを見学し、設計する技術も大切だけど家をデザインするセンスも大事なのだと思いました。見学の後はレストランの模型を造りました。模型はカッターで材料を切り取って造るのですが、カッターをそこまで使ったことがなく、教えてもらいながら造ったのですがあまり上手に作ることができませんでした。長さが違って合わなかったり隙間が空いてしまったりすごく大変でした。二日間頑張ったけど完成することはできませんでした。何回も失敗して迷惑をかけてしまいましたがとても勉強になりました。
 インターンシップの初日はとても不安でしたが、夏目デザインの方が作業中にいろいろな雑談をしてくれたりしてとても優しくしてくれました。今回は初めてなことばかりでとても貴重な体験をすることができました。

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