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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:松田 義治

高校名 愛知県立愛知工業高等学校 建設科 2学年 41名
授業実施日 平成22年7月9日
実施場所 2年建設科教室
授業実施時間 午後2時25分〜3時15分 1時間
講師名 梶田 弘一
所属 愛知県建設業協会

授業内容
 「環境管理について」

授業風景

写真1 写真2

出前授業「環境管理」生徒感想

愛知県立愛知工業高等学校建設科2年

 環境問題が叫ばれるようになったのは、1960年代のことで、具体的なことが取り組まれるようになったのは、ここ数年だった。
 環境問題を解決することは大切だけど、それを実現することはとても大変なこと。今現在、地球全体が過去のイースター島のような状態になりそう。
 各企業は、環境を考えた事業をしなくてはならなくなってきている。

伊藤 甲太郎


 建設業というのは、自然環境を壊して、また新しい物を造るというのを仕事としてきた。例えば、需要の見込みのない大きな道路や施設などを、国から公共事業として受注してきたため、建設業者の数は増え、近年の公共事業の減少で大打撃を受けているようだ。今まで道路や建物などは、人間のために造られてきたが、これからは自然環境に配慮して、道路や建物などを計画、施工していかないといけないと思った。
 一言に環境といっても様々な問題があって、1番身近で実感できるものに地球温暖化というものがある。これは、人間がCO2を排出することによって起こるものである。近年この地球温暖化によって地上の温度が極端に上がったり、下がったりするなど、気候がおかしくなるなどの問題を引き起こしている。この問題を解決するためには、世界全体が協力してCO2の排出を抑える必要性があるが、先進国と発展途上国との間での相互の話し合いがうまくまとまらないらしい。
 地球環境というのはその国だけの問題ではなくて、地球全体の問題であるため、自国だけなら何をやってもいいというものではないと思った。建設業は、破壊と創造の二面性を持つ業界で、近年の気候変動や大不況など、けっして建設業にとっていい社会情勢ではないが、今後も建設業が生き残っていくためには、自然環境と上手に共存していく必要があると思った。

福永 真也


 昔と違って今の時代は環境に対する意識が変わってきているが、まだ、環境の整備ができていない。レイチェル・カールソンの書いた「沈黙の春」というほんの話を聞いたことがある。農薬などの使いすぎで小さい虫から減っていき、それを食べる動物や生き物も減っていき、それだけで緑や生物が減ってしまう。
 地球環境は、一人一人の意識が一番大切だと思う。例えば、道路につばを吐いたり、ポイ捨てしたりと、気をつければ直せることばかりだからである。環境を守るということは、動物の生態系を守ることにも繋がる。とにかく、自分たちにできることは、循環型社会にも繋がる。リデュース・リユース・リサイクルの3Rなど、できることはたくさんあって、それをやるかやらないかだと思います。

三浦 拓磨


 これからの建築や土木は、環境を意識して造らなければならないと思います。国が、CO2排出量を削減しようとしているので、大きい物を造る建設業は、率先してCO2削減をしなければいけないと思いました。建設業は、そういったCO2削減や水質汚濁や土壌汚染を無くそうと、建築物を解体するときに出るコンクリートや鉄骨などさまざまな産業廃棄物をリサイクルしていました。そうしたことにより、環境を少しずつ守ることができるのですごいと思いました。

山下 健悟


 先進国は、技術の進歩が早い代わりに環境に対する配慮が足りなかった。そのために起こった温暖化現象に始まり、酸性雨やオゾン層の破壊、野生動物の減少、森林破壊や砂漠化未夜生態系破壊が深刻だと思った。
 どの国も向こう何年かでCO2を何%か削減するって言ってるけど、実際たかが数年で、今まで積み重ねてきた悪いことが改善できるとは思えなかった。

山田 恭大

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