開催日 平成22年7月6日(火)
中部地方整備主催の「建設産業で働く女性懇親会」が愛知県建設業協会、建設産業専門団体中部地区連合会の協力の下開催されました。
建設産業で活躍している女性11名が建設業の魅力や課題について語り合いました。出席者は、当協会会員会社の施工管理技術者をはじめ、専門工事会社の技能者、営業担当者、経営者等職種、年代もさまざまでしたが、ほとんどが日常、男女の差を意識せず、楽しくやりがいを感じて働いていると語り、女性のたくましさを印象付けられました。ただ、働く女性にとって共通の課題である結婚、出産、育児については、20代の出席者たちから「仕事を続けることができるのか」「将来像が描けない」などの不安の声が聞かれました。
こういった声に対して、育児も経験し、建設産業でキャリアを積んできた出席者の皆さんからは、「結婚する前から悩まない方がいい」「育児後に新たなチャレンジをしても遅くない」などと助言するとともに、女性が活躍しやすくなるような会社の体制や方針、環境を整える必要性があると指摘しました。また現在、2人の子供を育てているという出席者は、「会社にとって必要な人材なので子供を産んだから辞めることを考えないで、育てながら働きなさい」と言われたことや、「家庭があっての会社」という経営理念のもと、会社から育児などについてサポ−トを受けていることなどを紹介していただきました。
この懇談会は、昔から「男性の仕事」のイメ−ジが強い建設産業で将来少子高齢化が進むことを考え、女性技術者・技能者の育成・入職・定着活動を促進し、女性就業者の意見・視点に目を向けることを通じて、人材有効活用・多様性(ダイバ−シテイ−)戦略を考えるきっかけにしてもらおうと、当協会と中部地整が連携して開催したものです。
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