年頭のご挨拶
 
年頭のご挨拶

社団法人 愛知県建設業協会

会長 増永 防夫
増永 防夫
 新年明けましておめでとうございます。
 皆様方には、平素よりに多大なご支援、ご協力を賜りまして、厚くお礼申し上げます。
さて、先日の日銀短観の発表によりますと、我が国の経済は、深刻な景気後退の影響により急速に悪化の一途を辿ってまいりましたが、生産・輸出を中心に持ち直しの気配が見られつつあります。中小企業におきましても、わずかながら持ち直しの動きが見られますが、売り上げの伸び悩みや困難な資金繰りを始め、依然として厳しい状況が続いております。
 一方で、建設業界におきましては、ご承知のとおりの政権交代による公共建設投資の縮小傾向に加えて、民間設備投資の低迷が続き、雇用情勢も改善が見られず、先行きは依然として不透明であります。
 しかしながら、私ども建設業界がこのような市場環境の中で生き残っていくためには、これまで培ってきた経験やノウハウなどの専門知識や自社の特性を活かし、地域の安全・安心の確保を始め、地域に根ざした建設業として期待に応えていかなければなりません。
 私共建設業協会といたしましては、業界の抱える諸問題や社会的要請への取り組みを通じて、地域への貢献と共に健全な業界発展の推進に努めていくとともに、今後、進めつつあります公益法人改革で求められる運用基準等を念頭に置き、会員の皆様にとって必要ある団体として不断の努力を重ねてまいる所存であります。
 最後に、皆様方のご隆盛とますますのご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。