年頭のご挨拶
 
年頭のご挨拶

社団法人 愛知県建設業協会

会長 山田 文男
山田 文男
 年頭にあたり、まずもって本年が会員の皆様方にとりまして実り多き一年となりますよう心からお祈り申し上げます。
 さて我が国の経済情勢は、グローバル成長に支えられた製造業を中心に民間設備投資は引き続き底堅く推移しているものの、サブプライムローン問題を端緒とした世界的な市場の混乱や、原油・原材料の高騰、円高等のリスク要因の影響から、景気の先行き不透明感が高まりつつあります。
 さらに建設市場においては、公共事業の在り方そのものが問われる中、ダンピング等諸問題の根本的な解決には依然至っておりません。
 このような不確実な市場環境下にあって我々が生き残っていくためには、政策や景気動向等に依存するだけの経営から脱却し、各社公共事業の減少に耐え得る経営戦略への転換を図らなければなりません。
 これに伴い会員各位の当協会へのニーズが変化し、従来の活動との間にミスマッチが生じつつあることは、一昨年来の会員数の減少傾向を見ても明らかであります。
当協会といたしましては、会員各位にとって存在意義のある業界団体たるべく、今年12月から施行される公益法人改革で求められる運用基準等に鑑みつつ事業の再構築を進めると共に、業界の抱える諸課題や社会的要請への取り組みを通じて、皆様方にとって有用な諸施策の推進に努めてまいる所存であります。
 最後に、皆様方の益々のご発展とご健勝を祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせて頂きます。