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令和２年　年頭所感 一般社団法人全国建設業協会 会　長　　近藤　晴貞

　令和の御世になり初めての新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
　平素は、全建の事業活動に対し格別のご支援・ご協力を賜り、改めて厚く御礼を申し上げます。
　昨年は、担い手確保・育成に向け労働環境の改善や生産性向上などを一層推し進めるための所謂「新・担い手三法」の成立をはじめ、働き方改革関連法の施行や建設キャリアアップシステムの本格運用開始など、建設業が魅力ある産業として輝くための環境整備が多く図られ、建設業界にとって大きな転換点となる一年でございました。
　今年はいよいよ「東京オリンピック・パラリンピック」の開催を迎えます。世界中から集結するトップアスリートたちが生み出す熱狂と感動の日々に向け、着実にその気運は高まりを見せており、我々建設業界も開催国の一員として大会の成功に貢献していきたいと思います。
　一方、地域建設業は、社会資本整備や維持管理の担い手であるとともに、災害現場の最前線で活動するなど、地域社会の安全・安心を守る「地域の守り手」としての社会的使命を担っております。昨年は、全国各地で自然災害が猛威をふるい、各地に甚大な被害をもたらしましたが、「地域の守り手」としての使命をさらに果たしていかなければならないとの決意を新たにしたところでございます。
　地域建設業がこれからもその使命を果たしていくためには、働き方改革などの新たな課題への対応や、依然とした地域間格差や大企業と中小企業との企業間格差等の課題に的確に対応していかなければなりません。
　全建は４７都道府県建設業協会と一体となり、引き続き地域建設業の課題と向き合い、積極果敢に取り組んでいく所存でありますので、ご理解とご支援のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。
　結びになりますが、皆様方のご多幸とご健勝を祈念いたしまして、私の年頭のご挨拶とさせていただきます。

以上