1 第27回防災まちづくり大賞
「防災まちづくり大賞」は、阪神・淡路大震災を契機に平成8年度に創設され、今回で27回目を迎えました。地域に根ざした団体・組織等、多様な主体における防災に関する 優れた取組や、防災・減災、住宅防火に関する幅広い視点からの効果的な取組等を表彰し、広く全国に紹介することにより、地域における災害に強い安全なまちづくりの一層の推進に資することを目的として実施しています。
※総務省消防庁 報道資料 「第27回防災まちづくり大賞」受賞団体の決定
2 土のうつくり体験の概要
〇背景
本協会では、国土交通省中部地方整備局、愛知県等の行政機関と災害支援に関する協定を締結し、災害発生の時は社会基盤施設等の復旧への協力体制を構築しています。さらに「建設業だからできること」として、平成24年度から台風や頻発する局地的な豪雨等の災害による浸水に悩まされている、学校施設等の公共施設へ、建物等への浸水を防止するための土のうを製作して提供することを社会貢献の一環として実施しています。
〇取組の内容
愛知県内の高等学校等における防災授業として、土のうつくり体験を行っています。
はじめに、愛知県職員から防災に関する出前講座を行い、風水害や地震・津波災害についての基礎を学習した後に、協会から土のうの作り方や運び方、積み方について説明をしたうえで、実際に土のうつくりを体験してもらう。今後の授業や災害の際にも役立ててもらえるよう、製作した土のうは学校に寄贈しています。
また、各種防災イベントでの体験会や災害情報誌“「備える!!」これだけは知っておきたい「いのち」の守り方”の発刊なども行い、防災意識の向上を図っています。
〇成果
令和4年度までの11年間で24校4,900名を超える生徒の参加があり、学校や参加生徒からは、貴重な体験で身近な防災対策を考える良い機会となったと好評をいただいています。
(建設業だからできること 土のうつくり体験の写真)
愛知県職員による出前講座
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土のう袋の中に丁寧に
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リヤカーで運びました
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積み上がった土のうを保管しました
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3 表彰式
日時:令和5年2月28日(火)11時
場所:霞山会館
(東京都千代田区霞が関三丁目2番1号 霞ヶ関コモンゲート西館37階)
内容:主催者挨拶、表彰状授与
本協会から渡邉会長が出席しました。
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