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愛知県立南陽高等学校の1年生の生徒と愛知県建設業協会の会員が総合防災活動の一環で、「土のうつくりの授業」を行いました

(一社)愛知県建設業協会

 「建設業界だからできること」を合言葉に平成24年度から実施している、愛知県建設業協会の土のうつくり運動を平成28年2月8日(月)午後3時から愛知県立南陽高等学校のグラウンドで土のうつくりの実習授業を開催しました。
 南陽高校の立地する港区南陽地域は、歴史的な昭和34年の伊勢湾台風で激甚な災害被害に見舞われた地域であり、学校と地域とが連携して、災害を忘れないイベントが開催されてきており、今回の土のうつくりもその一環で災害体験授業として開催されました。
 今回の授業は、1月18日開催予定が雨天で延期になったもので、予報では雨天となっていましたが、当日は、2月とも思えない小春日和とも言えるぽかぽか陽気のもと、まさに屋外での土のうつくり日和となりました。
 授業は、まずこの機会に高校生に災害への関心を持ってもらうため、1年生生徒全員294人が参加しての「災害に強い地域づくり」と題して愛知県建設部の鈴木主査による出前講座が開かれました。
 そのあと生徒たちはグランドに移動し、土のうつくりを体験しました。ほとんどの生徒が初めてという土のうつくり作業でしたが、協会災害対策委員からつくり方の説明の後、生徒の皆さんは、土のうつくりにまっしぐら。
 土のうを生徒たちがリヤカー、二輪車、簡易担架を使ってグラウンドから保管場所の体育館までの距離を運搬しました。特に簡易担架は、物干しざおにビニールシートを巻いた、災害時にも活躍しそうな道具として生徒たちが作ったものです。
 土のうつくりも佳境に入ると、生徒たちは夢中になって、愛知県建設業協会会員の指導で、一人2袋の製作予定を大きく超える、全部で約800袋の土のうを二人一組で製作しました。
 生徒たちは、協会から配られた軍手とブルーのタオルを手にして、作った土のうを会員の指導で整然と保管場所に積み上げていきました。
 土のうは、非常時の備蓄資材として、近隣の住民の方の災害時にも使用してもらえるように積み上げられました。また当日運搬に使用したリヤカー等の道具も、協会から災害用に学校へ寄付をいたしました。

土のうつくり資機材の提供 地元会員 東海建設(株)
当日参加した愛知県建設業協会災害対策委員会会員10社
 名工建設(株)、徳倉建設(株)、鈴中工業(株)、小原建設(株)、(株)加藤建設
 (株)近藤組、中部土木(株)、藤城建設(株)、矢作建設工業(株)、(株)山田組


活動の様子を写した動画は、「こちら」からご覧頂けます。


土のう授業の模様


校長先生の挨拶

愛知県建設業協会専務理事の挨拶
愛知県建設部鈴木主査による出前講座
土のう授業の模様
土のうのつくり方の説明

二人一組で土のうつくり

二人一組で土のうつくり
二輪車で土のうを運びました
リヤカーで土のうを運びました
担架を使って土のうを積んでいます
担架を使って土のうを積んでいます
土のうを積み上げます
講 評
そして生徒が積み上げた土のうを保管します

 土のうつくり授業に先立ち1月30日には、災害委員の生徒と防災担当の先生が協会提供のCBCラジオ「ラヴなご」に出演し学校の防災活動を紹介しました。
1月30日放送のCBCラジオ「ラヴなご」出演の皆さん

CBCラジオ ラヴなごのホームページは「こちら」をご覧ください。


収録の事前風景

週録風景

パーソナリティー広瀬隆さん、アナウンサー渡辺美香アナウンサーと一緒に

出演の皆さん
難波陽一さん城美帆さん神戸恵美さん橋口幸三先生